
湘南訪問の旅、最後に案内していただいたのは住宅地近くの緑地。
最近定着してしまったアレ。こちらも尾園さんに見つけていただいてしまいました。

つつくと顔をあげてこちらを威嚇…。
アカボシゴマダラの幼虫。

まだ体色は緑色で越冬体制すら撮っていない様子。
もう12月なのにねぇ…。

他にも枝の又に定位している個体も見つかり、噂通りの逞しさをこの目で確認できた。
この日はこんな感じでおしまい。
尾園さん、ありがとうございましたー。
2016年12月 神奈川県湘南地方
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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真
2016.12.15
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12/10はSSPの技術研修会と忘年懇親会があったので上京。
今回も色々刺激を貰って帰ってくる。定期的なこういう刺激は大事。
翌12/11日は
尾園暁さんにご案内いただき湘南へ。
朝のうちは思ったよりも寒いなと思っていたが、日差しが差してくると流石に暖かくなってくる。
今回の大きな目的としてはムラサキツバメの越冬集団を見てみたいとリクエストさせてもらっていた。
着いて間もなく荷物をゴソゴソやっていると、すぐに「この上です」と上を指さす尾園さん。
見るとすぐ近くにびっくりするぐらい大きな越冬集団があった。
初めて見る越冬集団がこんなに大きなものでいいのだろうかと訳もなく申し訳ない気持ちになる。
右側の集団。たぶん30頭ぐらいいる。

谷戸に沿った日当たりのよい道を歩きながら林縁を覗き込んでいくと転々とウラギンシジミが見つかる。ウラギンシジミ自体は諏訪でも見られないこともないけれど、こうして越冬しているものを見た記憶はない。春先に見たことがない事から鑑みれば、ほとんどの個体が越冬することができずに命を落とすのだろう。
それにしても、まだ雰囲気が秋だ…。南関東には冬がない…ように感じる。

魚露目とTG-4でどーん。

二匹並んで止まっている微笑ましい光景も。
尾園さんも見たことがないシーンだそうだ。

さらに気温が上がり、どこからともなくムラサキツバメ達が飛び出した。

あ、降りてきた…と思ったらムラサキシジミ。
まーこれも地元じゃ滅多に見られないチョウではある。

再びムラサキツバメ。
裏面はムラサキシジミやらと共通する感じだが、サイズが一回り大きい。
素直な感想で「ああ…これはFlosだ…」とか思ってしまった私はもう駄目な人なのかもしれない(※Flosはニセムラサキツバメとも呼ばれる属)。
そして裏面はよくあるArhopala模様と言いたくなる…。
つまりこのチョウはとても東南アジア的な雰囲気。

雌の翅表は誰が見ても美しいと言えるだろう。
角度によって色はさまざまに変わる。

で、問題は♂。全然色が出ない。

もう少し水平に翅を広げてくれれば良いのだが…。
綺麗な個体の撮影はまたの宿題に。

あと意外だったのは翅の破損が激しい個体が多い事。
この個体のように大きく翅を欠損した個体も見られた。
話を聞けば越冬途中で落ちてしまう個体も多く、時が経つにつれ集団は小さくなっていくとのこと。
この中で来春まで生き延びられる個体はどれだけいるか…。
やっぱり自然はそんなに優しくない…な。
2016年12月 神奈川県湘南地方
2016.12.12
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