なんとなく銀塩からスカシバの写真を拾い出してみた。
しかしながら…色を再現するのが難しすぎる。

霧雨の中で交尾していたセスジスカシバ Pennisetia fixseni。
授業中だったのでしっかり写真を撮ることが出来なかったような気がする。
いや、それ以前に霧雨の中でキイチゴ群落に踏み込むのが嫌だったのに違いない。
1998年9月2日 静岡県富士宮市 NikonF-801s Sigma105mmf2.8MacroEX RA

クワガタを探してヤナギのブッシュの中に分け入ったら目の前にいたキタスカシバS esia yezoensis。
恐らく羽化直後の♀だろう。
今だったら大喜びしているのだろうが、あの当時は「でかいスカシバだなぁ」ぐらいにしか思わなかった。
このときが初めてのキタスカシバとの出会い。
2000年8月3日 長野県下諏訪町 NikonF-801s Sigma105mmf2.8MacroEX ストロボ RDP3

クリに産卵に来ていた?カシコスカシバ Synanthedon quercus。
この頃には「おお!初めて見るスカシバだ!」というぐらいには反応できるようになっていた。
カシコスカシバはデジタルになってからは一度しか出会っていないし、その時の写真はブレブレで見られたもんじゃない。
今年あたり、撮影出来ればいいなぁと思っているスカシバ。
2003年6月3日 神奈川県秦野市 NikonF-801s Sigma105mmf2.8MacroEX ストロボ RDP3
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2012.01.25
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まだしばらく忙しそうなので、また昔の写真から。
撮影は写真を初めてまだ間もない1998年7月8日、東京都文京区。
このスカシバについては学生時代に先輩から「お前、これオオモモブトスカシバじゃなくてモモブトスカシバだぞ」と言われて信じていたのだが、今見てみると少なくともMelittia属、つまりオオかシタキではないかと思う。
未だに同定に自信が持てないのは、この後Melittiaには殆ど出会っていないためだ。
これまでに諏訪で見たモモブトスカシバ類はモモブトスカシバMacroscelesia japona一種のみだし、それ以外にもあまり見掛けた記憶がない。
もしかしたら町中の方が多いのかなと思い、今年の秋はカラスウリ、キカラスウリを探してみようと思っている。
オオモモブトスカシバ? Melittia sangaica nipponica
1998年7月8日 東京都文京区 Nikon F-801s SigmaMacro105mmf2.8EX RA
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2011.09.09
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ここのところ忙しくてあまりフィールドに出られていない。
そろそろネタが無くなるな…と思っていたら、また尾園暁さんにいい情報をいただいた。
簡単ポジのデジタル化というやつである。
ポジでしか撮っていない虫というのもあるので、これ幸いとやってみることにした。
本来ならブログで古い写真を出すというのは自分のスジに反することなのだが、まぁたまにはこういうのもありか。
一応その1と付けているけれど、続くかどうかは…わからない。
今回はこれまでに一度だけ採集したことがあるオオクワガタの♂。
今でこそオオクワガタはどこにでも売っているけれど、やはり自分が採集したものは思い入れが違う。
たとえそれがボロボロの小さな個体だったとしても、だ。
採集した日は運が良かったのか2頭に出会ったけれども、採集できたのはこの1個体のみだった。
2週間後、採れなかった個体にリベンジをしようとその木を訪れると、既にウロは壊され、硝煙に青く染まっていた。
今でもイヤな思い出である。
その後、灯火に飛来した♀は何度か拾ったけれどあの時ほどの嬉しさはなかった。
出来ることならば、もう一度野外の樹液で出会ってみたいものだと思う。
もちろん、その時は撮影も忘れずに…。
オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus
1999年8月 山梨県産(飼育) Nikon F-801s SigmaMacro105mmf2.8EX ストロボ(SB-22) EB
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2011.09.06
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