先日知人からグミ(たしかナツグミ?)の枝をいただいた。
なんでもクロツヤヒゲナガコバネカミキリという舌を噛みそうな名前のカミキリムシが出てくるという。
ヒゲナガコバネカミキリの仲間は存在は知っているけれど実物にはとんとお目にかかったことがない。発生期に花掬いをすれば見られそうなものだが、なかなかそこまで目が行き届かず後回しになっていた部類だ。

そんなグミの枝を容器に入れて待つこと何日か。
案外あっさりと、かつワラワラと湧いて出てきた。若干の例外はあったが、羽化タイミングの斉一性が極めて高いように思う。2日間でほとんどすべての個体が羽脱してきた。これだと野外で採集する場合も数日のズレが大きな成果の違いとなってしまいそうだ。
かつてはミドリヒゲナガコバネカミキリと言われていたらしく、”図説 長野県のカミキリムシ(1981)”ではそんな記述になっていた。藍色の上翅は目立たないがよく見れば美しい。
♀は少しふと短くがっしりした体つき。
個人的にはこっちの方が惹かれるかな。
翅を開くとそのコバネっぷりがよくわかる。
河川敷のグミの新鮮な枯死木に集まるそうなので、今度そんな環境を見つけたら気にしてみたい…かな(忘れそうだけど)。
2023年3月(飼育羽化)
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2023.03.20
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新年一発目は自宅から程近い松林へ。
最初は鳥を探していたのだが、虫になんか良さそう…となってカメラを変えて出直し。
雰囲気良さげなアカマツの倒木、樹皮をめくると中にクロナガオサムシ発見。
ちょっと凍り付いていて寒そう…。
とりあえず皮をもとに戻し、つっかえ棒をして帰ってきた。
そんなこんなで2023年もよろしくお願いいたします。
2023年1月 長野県諏訪郡
E-M1M2、12-40mmf2.8、60mmマクロ、STF-8とか
2023.01.07
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河川の砂州に何頭も歩いていたミイデラゴミムシ。
久しぶりに見たなぁと思いながら観察していたら、通りかかった双翅目の幼虫?にいきなり齧りついた。
屍肉食いではなく、結構アクティブに動く捕食者のようである。
2022年5月 長野県
テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真
2022.05.13
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今回も以前撮ったものから引っ張り出し。
しばらくは画像整理もかねてぼちぼち行きたいと思っている。
今回の静岡で久しぶりにオオセンチコガネに出会った。
中でもそれなりに綺麗な個体を持ち帰って撮影したが、まぁきれいなこと。
自宅周辺ではセンチコガネしか見られないので余計に美しく見えるのかな。
2021年11月 静岡県産
2021.12.21
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先日、ヒメシジミの新しい撮影地を探してうろうろしていた時の事。
ちょうどヒメシジミがそこそこいる環境が見つかったのだけど、そこが狭いながらも良さげな環境。
もう少し奥まで見てみようかと歩を進めていくと、木立の中に入り込んでいく道となった。

そんな道沿いの木を見ていてぎょっとした。
オレンジ色の大きな塊…。
これは…初めて見るハラグロオオテントウでわないかぁぁ。
うーん、マジででかい。
本種は暖地性の種だが最近妙に北上してきており、山梨ではもう見られるようになっていたようだ。
とうとうここでも見られるようになったかぁ。

さて、後日同所を訪れた際に、近くにあった桑の葉を丹念に探してみたところ、これは…という幼虫が見つかった。大きさといい、いた場所がクワキジラミのたくさんついた葉であったりすることを鑑みるに、ほぼ間違いあるまい。ハラグロオオテントウはクワキジラミを常食するらしいからね。
この様子だとどうやら繁殖もしているようだけど、このまま定着するのだろうか…。
今後継続観察できればしたいところではある(覚えてれば)。
2021年6月 長野県
2021.06.27
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