
早いもので7月に入ってしまったけれど、ここはまだ6月。
というわけで先月訪れたとある高原。シラカバとヤマハンノキの林床にレンゲツツジが咲いていた。
そんな片隅に生えていたスゲ。
なんとなく見ていたら…
何かたくさんついてる…
このシルエットは…
うーん、やっぱりネクイハムシかぁ。
それにしても見慣れたキヌツヤミズクサハムシではないよなぁ…。

というわけで持ち帰ってみたらクロガネネクイハムシという種類のよう。
その名の通り、黒くてツヤツヤでピカピカでかっこいい…。
2023年6月 長野県
スポンサーサイト
2023.07.01
| Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

サビキコリと共にヤナギの樹液を吸うシロテンハナムグリ。
平和すぎてほっこりする。
2023年5月 長野県
2023.06.19
| Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

数年前からその名前だけ聞いていた
フジハムシのそっくりさん。
その名をサクラムジハムシという。
ハムシハンドブックにも載っていないしネット上の情報も限られるドマイナー種だが、赤と黒のコントラストが美しいハムシである。
写真だと違いが分かりにくいかもしれないが、実物はフジハムシより一回りほど大型で体型が長細く、フジハムシを見慣れている人なら間違いなく違和感を感じるだろう。あと図鑑を見ていたらカンバムジハムシというのもいるようだが、そちらはだいぶ色が違うようだ。
ホストはその名の通りサクラ類(保育社の甲虫図鑑にはウワミズザクラと記述がある)のようだが、ここでの観察ではむしろナナカマドに多くの個体が見られ、こちらの方がよほど好まれているのではないかと感じられた。
周囲のナナカマドに見られた幼虫。成虫も同時に見られたことから、おそらくサクラムジハムシの幼虫だろう。前述のサクラ類やナナカマドの他、アズキナシ(現地ではわからなかった)でも幼虫を見ることができたことから、バラ科木本をそれなりに広く食樹とするのかもしれない。
生息地近くの森の中。諏訪の森とは違って下草が豊かだ…。
本来信州の森もこうでなきゃ…ねぇ。
2023年5月 群馬県
2023.05.29
| Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
キジムシロ花上で憩うクロヒメヒラタタマムシ。
カラマツ植林があるところではよく見かけるタマムシで、春から初夏にかけてルリマルノミハムシやモモブトカミキリモドキといった連中と一緒に見られる。
派手な種類ではないが、なんとなく毎年カメラを向けてしまう被写体だ。
2023年5月 長野県
2023.05.16
| Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
先日知人からグミ(たしかナツグミ?)の枝をいただいた。
なんでもクロツヤヒゲナガコバネカミキリという舌を噛みそうな名前のカミキリムシが出てくるという。
ヒゲナガコバネカミキリの仲間は存在は知っているけれど実物にはとんとお目にかかったことがない。発生期に花掬いをすれば見られそうなものだが、なかなかそこまで目が行き届かず後回しになっていた部類だ。

そんなグミの枝を容器に入れて待つこと何日か。
案外あっさりと、かつワラワラと湧いて出てきた。若干の例外はあったが、羽化タイミングの斉一性が極めて高いように思う。2日間でほとんどすべての個体が羽脱してきた。これだと野外で採集する場合も数日のズレが大きな成果の違いとなってしまいそうだ。
かつてはミドリヒゲナガコバネカミキリと言われていたらしく、”図説 長野県のカミキリムシ(1981)”ではそんな記述になっていた。藍色の上翅は目立たないがよく見れば美しい。
♀は少しふと短くがっしりした体つき。
個人的にはこっちの方が惹かれるかな。
翅を開くとそのコバネっぷりがよくわかる。
河川敷のグミの新鮮な枯死木に集まるそうなので、今度そんな環境を見つけたら気にしてみたい…かな(忘れそうだけど)。
2023年3月(飼育羽化)
2023.03.20
| Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
« | HOME |
»