冬の枝先
公園のサクラ、その枝先にムネアカアワフキの巣。
ムネアカアワフキの属するトゲアワフキムシ科の幼虫は枝先に石灰質の巣を作る。
シナノキの枝先にはタケウチトゲアワフキの巣。
こっちも同じ。
どれぐらいの割合で中に幼虫が入っているのかわからないが、この調子なら来年もまた成虫を見られるだろう。
2017年2月 長野県辰野町
2017.02.16 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類

ヘナチョコな虫好きが綴る、ふしあな的自然観察日記
公園のサクラ、その枝先にムネアカアワフキの巣。
ムネアカアワフキの属するトゲアワフキムシ科の幼虫は枝先に石灰質の巣を作る。
シナノキの枝先にはタケウチトゲアワフキの巣。
こっちも同じ。
どれぐらいの割合で中に幼虫が入っているのかわからないが、この調子なら来年もまた成虫を見られるだろう。
2017年2月 長野県辰野町
2017.02.16 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
12月、山梨でちょこちょこと姿を見かけていたコミミズクの幼虫。
折角だからと家に連れて帰って、空き瓶にコナラの枝を差してそこに放すと居場所を決めて動かなくなった。
枝はそのまま自室の出窓のところに置いておいたのだが、それが今日気づくと成虫になっていた。
コミミズクの成虫なんて見るのは何年振りだろう、たぶんこれで2回目ぐらい。
個体数は多い虫だろうが、成虫は野外では案外見づらいものであろう。
あとカッコいい。
さて、羽化した殻もそのまま枝についていたのだが、これを見てみると、どうも他の虫とくっつき方が違う。
よくよく見ると、殻は脚ではなく口吻で枝にくっついていた。
最初はこんなに細いもので…と思っていたが、拡大してみると結構厳つい。
これなら体を支えるのにも役に立つか。
それにしても、何ともアクロバティックな脱皮だ。
抜けたらヤバいよな、コレ。
2017年1月 山梨県産(飼育)
2017.01.13 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
最近クロスジフユエダシャクを探している林では沢山のコミミズク幼虫が見つかった。
これまでも折を見ては探してきた虫だが、こんなにたくさん見たのは初めてかもしれない。
そういえば見かけるのは越冬している幼虫ばかりで、成虫は一、二度しか見たことがなかったな…。
風に振り落とされたのか、低い位置のひこばえに何匹かまとまってついていたり、手すりに乗っている。
この画像の枝には3匹が付いていた。
左下の2匹、よく見ると重なってしまっている。
下の個体、納得できているのか少し気になった。
2016年12月 山梨県北杜市
2016.12.06 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
しばらく前の話題から。
8/8、木曽路ではすでにオミナエシが見ごろを迎え、秋の気配がそこはかとなく漂い始めていた。
この日は、アカエゾゼミを見るために、松本むしの会で出会ったYさんに案内していただいたのである。
ちなみにYさん、エゾゼミ属が好きで、そのために信州に移住してしまったという猛者である(当日もエゾゼミ専用ネットとか持っていた)。
アカエゾゼミは同属のエゾゼミ、コエゾゼミと異なり、分布はかなり局所的と聞いている。
諏訪地方ではこれまで記録がなく、且つこれまでも縁がなかったということで、機会があればぜひと、厚かましくもお願いしていたのであった。
Yさんと合流して、小さ目の谷へと案内していただく。
一見して他の場所と大きく変わっているようには見えないが、アカエゾゼミには“何か”が違っているのであろう。
初めて知ったのだが、ある条件下ではアカエゾゼミは頻繁に鳴き移りを行うようで、その時が最も視認しやすいとのお話であった。
しばらく待っていると、果たしてアカエゾゼミが飛び始めたのだが…まぁなんというか、まんま「オレンジの塊」なのである。
緑あふれる中に弾丸の如く飛ぶオレンジの塊はまさしく場違い?
例え遠く離れていてもその姿は良く目立ち、遥か下を飛んだひときわオレンジの鮮やかな個体は、超望遠レンズで引き寄せてみれば、見事なアドニス型なのであった。
しかしながら、とにかくとまる場所が高い。
事情によりYさんが先に帰られたあともしばらく粘ったのだが、トリミングでこの辺りが限界。
さすがに一朝一夕にとはいかないようだ。
折角なので、と採集していただいた基本型をポートレート的に。
ここから腹部まで赤くなればアドニス型、と呼ばれる変異型になるのだが、それ以外にも結構豊富なバリエーションがあるらしい。
これはエゾゼミ属全体に言えることで、変異の幅も頻度も他のセミより大きいのが魅力、とは前述のYさんの弁である。
そういえば以前にみたエチゴ型のエゾゼミもそんなものの一型だ。
ほほう、と思い切って日本産セミ科図鑑なるものを購入してみたところ、その中のコエゾゼミの黒化型に目が留まる。
var.tazawaiというらしいが、こりゃかっこいい。
見慣れたエゾゼミ、コエゾゼミでも、結構面白いものがいるのだなぁと、嬉しくなった撮影行なのであった。
8.Aug.2015
長野県木曽地方
2015.09.08 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
夕刻、まだ明るいうちから羽化を始めるエゾゼミ。
この個体が特に早いというわけではなく、エゾゼミ類は全体的に早めの時間帯に羽化を行うようだ。
この個体は翅がかなり伸びてからの“よっこいしょ”。
はて、これはエゾゼミに普遍的なものなのか?
翅がほぼ伸びきった。
ミンミンゼミやアブラゼミよりも強く緑色を帯び、青系要素が少ないような色合い。
良く見かけるそれらとはまた違った透明感。
最後は翅を屋根型に畳んでほぼ完了である。
念願だった、エゾゼミの羽化。
ミンミンゼミやアブラゼミ、あるいはヒグラシの羽化などは比較的簡単に見つかるのだが、これまでどうしてもエゾゼミの羽化を撮影できていなかった。
大体時間帯が早いのに思い出すのは家に帰ってからだし、自宅から徒歩圏内でも見かけはするが、個体数はさほど多くない。
確実に羽化を見るのなら、個体数と探索がしやすいところでやるべきだなぁと、そんなことを考えていた。
透明感を出すためにストロボでライティングして雰囲気を変える。
まだ明るい時間帯ではあるが、夜間のような背景にして、透明感を出してみた。
19.Jul.2015
長野県諏訪郡
2015.08.07 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
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Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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spatica@mail.goo.ne.jp