
EOS20D EF100mmMacroUSM
久しぶりに仕事が早く終わったのでなんとなく裏山を歩いてみた。
時間が中途半端だし、なにを探すわけでもない。なんとなくイメージカット的なものの練習でも…ということにした。
何枚か撮ってはみたのだが…うーむ、どうにも決まらない…。
こういう絵柄は普段撮っていないだけに勝手がよくわからないし、なんとなく垢抜けてこないよなぁ…。
結局、なんとなくやったことはなんとなくにしかならなかったとですorz
あ、モデルはクサカゲロウの一種(幼虫)であります。
もうちょっとポピュラーなものを撮れよ…俺…。
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2006.05.31
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EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
飯田のコナラ樹液ではヨツボシオオキスイも見かけた。前回アップしたヨツボシケシキスイとセットでいることが多い上に、名前がよく似ているので時々間違えそうになる。平べったくてメタリックな体表と独特の動き方(例えづらいがあえて言うならコマ送り?)からロボット的な印象を受ける虫だ。
近縁種によく似たムナビロオオキスイというのがいるらしいが、こちらはまだ見たことがない。毎回注意してみているつもりなのだがひょっとしたらまだ混同しているのかもしれない。
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2006.05.30
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EOS20D EF100mmMacro

EOS20D EF100mmMacro ストロボ

EOS20D EF100mmMacro ストロボ

EOS20D EF100mmMacro ストロボ
更新の間が少し空いてしまいました。仕事があるのはありがたいけど忙しいってのも考え物ですね。ま、世の中そんなものかもしれませんが。
今日はオオシモフリスズメの幼虫たちをリリースしに飯田まで行ってきました。出発時にはあまりよくなかった天気も目的地に到着する頃には回復し、さてと手ごろなサクラを探していく。
あちこちの株に数匹ずつ分けて幼虫たちを放していくとその擬態っぷりに改めて驚かされた。梢が風に揺れるたびに幼虫たちの姿が消えていく。全て放し終わった後に改めて探しなおしてみたが、その殆どは見つからなかった。気が遠くなるほどの年月を経て獲得したその模様は伊達ではなく、こうして彼らは生き残ってきたんだろう…。幼虫たちの行く末が少々心配だがこれでいいのだ。彼らのうち一匹でもいい、来年の春に夜空を舞ってくれることを願う。
リリースを終えて肩の荷が下りた感じがするが、どうせここまで来たんだし少しぶらついていこう、と周囲の林縁をフラフラと歩いてみた。
ヴー…ンと重みのある羽音を響かせてオオスズメバチ女王が飛んでいく。飛び出したコナラの木にはやっぱり樹液が染み出していた。しばらくして再び女王がやってくると、それまで群がっていたハエたちがパッと飛びのいて遠巻きに様子を伺う。そんなハエたちにお構いなくゴリゴリと樹皮を齧り始める女王。スズメバチはこうやって樹液の出を良くしてくれる。
この時期のスズメバチはみな女王なので攻撃性は低く、相当のことをしなければ刺されることはないのでアップでも撮影してみた。ただしかなりでかいので眼前を飛ばれるとちょっとだけ恐い(笑)。
同じ樹液にはヨツボシケシキスイの姿もあった。大きな個体はオオアゴが発達して外国産のヒラタクワガタを髣髴とさせる。個人的には結構カッコイイと思うのだが、なぜだか誰にも相手にされないちょっと不遇な虫だ。本人たちにしてみればきっとそっちの方が都合がいいんだろうけどね。
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2006.05.28
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EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
いよいよ緑も濃くなってきて虫たちの姿も多くなってきました。若葉が萌えるこの時期はハムシをはじめとした葉を食べる虫たちの姿を良く見かけます。春のこの時期に良く見かけるハムシの一つ、フジハムシ。真っ赤な鞘翅がよく目立ちます。
彼らはその名の通り山にあるフジによく付いているのですが、なぜか人家に植えられたフジで見かけることはないような気がします。まさか、虫であっても人の物に手を付けることはよくないという教育がいきとどいていたり…するんだろうか?
写真下はフジハムシの卵。成虫も赤なら卵も赤なんですね。
警告色なのかもしれませんが、ちょっとイチゴ風味な味がしそうです。
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2006.05.23
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EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
今日は久しぶりの晴れ。先週は一日しか時間が無かったのでフィールドに出た気がしなかったんですが、今日はガッツリ出歩くことができました。
全体の印象としては、やっぱり季節が遅れている感じがしますね。大体10日から2週間くらいかな?春から初夏へ、変化がめまぐるしい季節の到来です。
今日は初めてみるものがありました。
とはいっても、それはツマグロオオヨコバイ。最近では?通称「ばななむし」ともいうようですね。
日も沈みかけ、さあ撤収しようかと車に戻ろうとしたときに、いつもとちょっと違った姿勢をしている個体に気が付いた。「ん?」と思って見てみると、イネ科植物の茎に産卵管をつき立ててまさに産卵の真っ最中。体と比べて大きめの産卵管の先には朧げながら卵のような形が見て取れる。卵は複数あるようですが、産卵管を抜くような動作は見られなかったので一度に複数の卵を産みこむんでしょうね。省エネ?
この虫はワタクシにとっては初めて和名を覚えた虫として、昔っからの馴染み深い存在でした。しかしこの虫自体は良く見るけれど、その生態に関しては全く知らないことだらけ。灯台下暗しとはよく言ったもので、あまりにも身近すぎて今まで全くノーマークでした。以前には求愛らしき行動も観察したし、これは意外と掘り下げることのできる被写体なのかもしれないですなぁ。
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2006.05.21
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今週ははっきりしない天気が続いていましたね。
今日は良く晴れて…と思いきや、コロコロと変わってまぁ安定しないこと。
天気に翻弄された感のあった一日でした。


EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
今日訪れたのは近くの公園にある池。よくあるコンクリ張りの池ですが、程よく土砂や落ち葉が溜まってセリやヘラオモダカなんかが生え出し結構いい雰囲気。当初の目当てはクロスジギンヤンマでしたが出会うことはできず、代わりに目に付いたのが卵を背負ったコオイムシの一種でした(写真上)。今の時期、水を張った田んぼなどでもたまに見かけます。
コオイムシにはオオコオイとコオイの2種がありますが、この区別が意外と難しいんですよね。標本で見ればなんとなくわかるものの、いざ野外で区別するとなると…さてはて、どっちなのやら。今回のものはなんとなくオオコオイって感じがしますが決定は保留。
見ていると結構動き回って面白い。中には他の個体を追いかけているものもいました(写真下)。産卵したがっている♀なのかな、それっぽい行動も見られましたが産卵まではいたらずちょっと残念。



EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
コオイsp.を見ていると他の虫たちもボチボチと目に付く。
上は池の縁から顔を出していたオニヤンマのヤゴ。確かに今日は暑いけど、君が羽化するにはまだちと早過ぎやしませんかね?
中段はヒメイトアメンボ。ふつーのアメンボは水面を跳ね飛ぶ感じですが、こいつらはちゃんと歩きます。ええ、テクテクと水面を歩くんです。体が小さいって事は我々と違う物理法則の世界に住んでいるということなんですねぇ。
下はぷかりと浮いてきたコシマゲンゴロウ。随分浮きっぱなしだと思ったら、どうやらお食事中のようです。齧っているのはカゲロウの幼虫かな。
いろんな場所へ行くのもいいですが、身近なところ一箇所に腰をすえて見るってのも面白いもの。
さらっと流していると見過ごしてしまう、そんなことも結構あるみたいです。
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2006.05.20
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EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯

EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
我が家で飼育しているオオシモフリスズメ幼虫。masterことDARK LOADさんのところへ里子に出すことになったので、餌換えついでにその準備。
ここへ来て個体ごとの成長の差が顕著になってきた。孵化したのは全て同じ日なのだが、早いものは三齢となり始めているのに遅いものはようやく二齢になったところ。この成長の差が密度によるものなのか、それとも他の要因によるものかはちょっとわからない。餌は十分に用意しているはずなんだけどな…。
さて、今回の写真は昨夜撮影したもの。上の写真は脱皮直前の二齢幼虫(左)と脱皮直後の三齢幼虫(右)。三齢幼虫の足元に茶色く見えているのは脱皮殻です。体長はほぼ同等か二齢幼虫が少し大きいくらいなのですが、注目してもらいたいのは頭のサイズ。明らかに三齢の方が大きいですね。幼虫の頭は体に比べて硬く齢期を通して同じサイズですので齢期を判断するには頭を見るのが確実。逆に幼虫からしてみれば、頭をなんとかせんとこれ以上成長できましぇーん、ってわけです。
下の写真は二齢幼虫の頭部。後頭部がでっぱるのはやはり新しい頭が出来上がってきているからなんですね。うーむ、この状態だと彼らの視界はどうなっているんでしょうか?いつもより視界が広くなっているのかな?それとも体の中まで見えちゃってたりするのだろーか?
それにしても頭落っこちそうだなぁ…。
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2006.05.17
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EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
遅れ気味の今年の春。
いつもならばGW中に見られる昆虫たちが今頃になって姿を現し始めた。
車で走っていると途中でウスバシロチョウが目に入ってくる。
むむ、今年の初見ですね。
ウスバシロチョウが出ているってことは、今年もそろそろハンミョウが出ているはずだ、といつもの観察地へ。やっぱりいたいた、班猫(はんみょう)です。
数ある日本の甲虫の中でその美しさはトップクラスといってもいいでしょう。その派手な姿は野外でも良く目立つ…ことはないんですねぇ、これが。
ハンミョウの好む環境としては川原なんかが挙げられますが、こういったジャリジャリしたところでは彼らの姿はほんと見つけづらくなります。とくに晴天で直射日光が当たってたりすると彼らの模様は非常に優れた隠蔽効果を発揮するわけで、たとえそこにいることが分かっていても一度目を離してしまえばもう見つからない。
図鑑の標本写真を見ただけだと生物の色や形態の意味まではなかなか分からないものですよね。
こういう「目から鱗」的な発見をするたびに、イキモノって面白いなぁ…とつくづく感じます。
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2006.05.14
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どうやら先日の暑さで飼育していたガロアムシsp.幼虫が逝ってしまわれたようです…。5月だからって甘く見るんじゃなかった…。
ま、そんなブルーな話題もありつつ、今日の本題。

EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯

EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
その兆候は昨夜現われた。いつものように仕事を終えて帰宅したのだが、オオシモフリスズメ幼虫の飼育容器に変化がない。
おかしい…。いつもならもっと葉が減っていていいはずだ。
ひょっとして死んじゃった?と思って中を確認してみるが、いつも通り幼虫たちは葉っぱの裏に静止している(写真上)。なんだ、まったく変化ないじゃな……いや、違うぞ。幼虫たちはみな一様に上体を伸ばしているのだが、よく見るとその幼虫の頭部後方は某シティーハンターの股間よろしく「モッコリ」と膨れている(写真下)。そういや前にこんなのが本に載ってたな…。そのときはゴマダラチョウだったが、たしかコレは脱皮の兆候だったような気が…。そう思ってみれば幼虫の体を透かして眼点らしきものも伺えますね(ホントかどうかは謎)。しかし、いつ始まるか分からない脱皮を待つわけにもいかないですのぅ。そんなワケで観察もそこそこに、NHKの「プラネットアース」にのめり込むワタクシであった。
と、ここまでが昨日の話。


撮影データ同上
あけて本日。
仕事から帰宅してみると、今度はエサの葉っぱが確かに減っている。
どれどれ…
飼育容器の中を伺えば、そこにいたのは間違いなく脱皮を済ませた幼虫さん(写真上)。
確かに体つきもがっしりとし、皮膚の質感もスズメガらしい鮫肌様を呈してきた。よしよし。
そして一番大きな変化はといえば…
あたまにも(゚∀゚)ツノキタ━━━━━━!!!!
である。
肉眼では一本に見えたツノも拡大をしてみれば疑いようもなく2本ある(写真下)。
正直これは以外だった。
こんな変則的なツノを持っているとは…。
さすが日本最(以下略)の幼虫。
さあ、次はどんな変化を見せてくれるんだろう。
幼虫の成長がますます楽しみになってきたワタクシでありました。
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2006.05.11
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昨日今日と諏訪はやたらと暑かったです。
日中の最高気温が27度ってんだから…もう真夏ですよ、気温だけは。
うー、あづい~。


EOS20D EF100mmMacro ストロボ2灯
先月採集したオオシモフリスズメ(こちら参照:
もう一つの春)、採集後にしばらく生かしておいたところ、♀が産卵をしていました。恐らく身の危険を感じていたんでしょう。野生生物は時々こういう行動をとることがあります。で、その卵が今月6日になってから孵化しました。状況が状況だったために無精卵の可能性が高いだろうと踏んでいたので不意をつかれてしまいました。こんなんだったら卵の写真撮っとくんだったなぁ…と思うも後の祭り、来年以降の課題となってしまいました。
一方孵化した1齢幼虫はといえば、エサとして与えたサクラの葉を食べて丸々としており、その体長はすでに18mmほど…。ちょいとこの大きさは反則的な感じです。
そして幼虫をしげしげと眺めれば、やっぱり目立つのはスズメガの幼虫である証、お尻の突起。体と比較してかなり長く、その長さは5mmほど。そのえんじ色の突起はこの時期のサクラの葉柄の色とそっくりで、その姿は驚くほど目立たない。うーむ、自然の妙ですね~。
さ、とりあえず飼ってみるつもりではあるけれども、大きな問題が一つ。ちょいと数が多すぎるのだ。孵化した幼虫はたぶん30匹以上。これらすべてが巨大な芋虫に成長した暁にはいったいどれだけのサクラの葉を用意すりゃいいんだ?もちろんそんなもんめんどくさくてとても飼ってなんかいらんないだろう。頃合をみて放しに行きたいと思う。
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2006.05.09
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