
奄美滞在三日目の夜。今日からは虫を見る時間を作れそうだ。
黒々と稜線を浮かび上がらせる原初の森。気持ちが高ぶる。
ただし、まだ大きな目標の黒いケモノを見ていないので今日もそのあたりから探索を始めよう。林道を流しながらところどころの木を見て回る。黒いケモノも、茶色い影も見当たらない。今日も出ているアマミハナサキをパスしながら行くも、往路では特に収穫なし。ちょっと先が思いやられる。
【“奄美遠征記その6:奄美の長い夜”の続きを読む】
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2006.08.30
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遠征3日目。午前9時過ぎに起床。モソモソと身支度を整える。
前日宿に戻ったのが午前2時過ぎ。その後砂だらけになった撮影機材を手入れして、寝たのは午前4時過ぎだった。
宿の朝食は既に時間が終わっていて食べられない。頭が覚醒しないまま宿を出る。
一路南へ。前日まででくぼ氏のリクエストにあったものはそこそこカバーできたが、まだ肝心の虫を見ていない。
途中でマングローブ地帯を冷やかしたりしながら、まずはバナナトラップを仕掛けた場所へ向かう。
【“奄美遠征記その5:森へ…”の続きを読む】
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2006.08.29
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ツリフネソウ EOS20D EF100mmMacroUSM
夏の終わりから秋にかけて咲くツリフネソウ。場所によっては今が盛りだ。

トラマルハナバチ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
ツリフネソウのある所には必ずといってもいいほどトラマルハナバチが見られる。もっとも、ツリフネソウの形自体がマルハナバチ用のデザインになっているからそれも当然かもしれない。
人から見れば不思議な形も、自然の蜜月関係がもたらした必然の形、だということかな。
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2006.08.27
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庭にあるヒメシャラの木。
この木でミンミンゼミが鳴いていた。
が、鳴き声がなんか変だ。

オオカマキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
そっと近づいてみると、オオカマキリがミンミンゼミをガッシとばかりに捕らえていた。
鳴き叫ぶミンミンゼミ。
しかし、オオカマキリはそんな声をものともせず、頭からかぶりついてゆく。

オオカマキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
もろに頭を食われるミンミンゼミ。
しかし、この状態になってもミンミンゼミの声は止まっていなかった。
カメラ目線の眼、3+1/2。
けっこうシュールな光景だ。
P.S.
奄美遠征記その5、ただいま準備中です。いましばらくお待ちください。
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2006.08.26
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夕暮れ迫る浜辺へと降り立つ。もともと海水浴場ではないためか自分達以外に人影はない。
アダンの茂みからカサコソと音が聞こえている。大きな音ではないだろうが、静かな浜辺でははっきりと聞き取れる。かなりの数だ。
手にした懐中電灯で照らしてみる。
【“奄美遠征記その4:奄美の夜に奇跡を見る”の続きを読む】
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2006.08.26
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奄美だけでは息が詰まりそうなので、ここらでちょっと一息。

チュウレンジバチ
EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
庭のバラ(ピエール・ド・ロンサール)に産卵していたチュウレンジバチ。いつも見過ごしていた光景だが、ちゃんと写真に撮っておきたかった。卵から孵化した幼虫はバラの葉を暴食する。
このハチはちょうど帰ってきた親父に駆除されたが、どうせまた飛んでくることだろう。
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2006.08.23
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奄美遠征二日目。朝8時に起床し、宿の朝食を取ってから出かける。
今日は前日にいただいた情報を元に、虫以外のものをまとめて見て回ることにした。
まずはモダマ(鞘が1m以上になるマメのお化け)を見ようと三太郎峠へ。現地には看板も出ていたが、あまりにも小さかったので見落としてしまい一度行き過ぎる。でも、そのおかげでまたルリカケスを見ることができたからいいかな。
【“奄美遠征記その3:海でビーチでまり~んな日”の続きを読む】
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2006.08.22
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空を染める茜の色。やがて景色がモノトーンに変わると頃合だ。
もう一つの(むしろ本当の)奄美の楽しみ方、林道徘徊の開始である。
コンビニで食料を調達し、昨年インプリンティングされた"生きとし生けるものへ"をBGMにしてゆっくりと林道を進む。夕方に降った雨が暖まった路上で蒸発し、少しガスがかかっている。
いいんじゃないの?これ。
初日の目標はとりあえずなんでもいいから奄美らしいものを見ることだ。
昨年は両爬をほとんど見ることができなかったが、今年は両爬担当のくぼ氏もいる。あとはあの黒い獣を見れればさらに上等だろう。
【“奄美遠征記その2:奄美のアルカイック・スマイル”の続きを読む】
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2006.08.20
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最初は迷っていた。
今年も奄美大島へ行きたいという気持ちは強かったものの、まずはチケットを取れるのか、そして行くとしたら誰と行くのか、そのあたりはまったく読めておらず、いつまでたっても話は漠然としたままだった。6月下旬になったところで後輩A氏(私を奄美にハメた張本人)にいろいろと聞きながら航空機の空きを探すと、希望の日時で4席のみの空席を見つけた。
いますぐ取らなければ行けなくなる…。
そんな脅迫じみた考えに絆されるまま、相棒になりそうな人間、ここの常連くぼ氏に連絡をとってみた。
s「今年の夏(ハブに咬まれる役回りで)奄美行かねーか?」
く「なんとか行けそーだなぁ。」
おし。
腰の重いくぼ氏にしちゃあ上出来だ(他人のこと言えないくせに)。
ハブの盾になりそうな相棒も手配できたし、早速予約を入れる。
かくして、思ったよりもあっさりかつサックリと、今年の奄美行きが決定したのであった。
【“奄美遠征記その1:いざ、奄美へ”の続きを読む】
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2006.08.19
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