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プチ遠征:初秋の新潟でウンコ遊び

うし

土日で今年二度目の新潟県十日町市へ行ってきた。
土曜は現地の知り合いNさんが一日空けて待っていてくださるとのことなので、まったり行く予定を変更して午前10時過ぎに到着。ところがNさん、午前に用事が入ってしまい、午後からの出撃となった。微妙に小雨、空はドン曇りである。
途中で地元の中学生、カズヤとユウヤをピックアップし、4人へ牧場へ。牛糞につく糞虫を探してみようという魂胆だ。私は本格的に糞虫を探すのは初めてなのでワクワクする。
しかしカズヤは中三、すなわち受験生である。そんなヤツに容赦なく声をかけ、かつ引きずり倒すNさんって…大人気なさが素敵ですw

ゴホンダイコクコガネ
ゴホンダイコクコガネ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
牧場の所有者の方には前もって了解を取ってあるとのことなので、遠慮なく牧場内へ入る。探し始めてすぐにダイコク系の♀の死骸を見つけた。Nさんに声を掛けると感動している。Nさん+2名は昨年ダイコクを探しに同地で3度のチャレンジをし、全部空振っていたらしい。そしてそのすぐあと、ポイントゲッター・ユウヤが生きているゴホンダイコクをペアで見つける。この後4人で探したが追加はなく、Nさんは悔しがっていた。
ゴホンダイコクはダイコク系コガネの中では最も普通種で、マニアには見向きもされない種類だろう。だが、純粋なカッコよさでいえば間違いなく上位には入るはずだ。ナリは小さくとも、外産カブトムシにだって負けてはいない。
ツノコガネ
ツノコガネ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
この日特に多かったのがこのツノコガネ。左が♂で右が♀。ほとんどの糞に入っていて、一刀入れただけで数頭が見つかることもあった。♂が持つ一本の長いツノと、平たく広がった前胸背板はプロトケラトプスかトリケラトプスを髣髴とさせる。実にシブカッコいい糞虫ですね。
カドマルエンマコガネ
カドマルエンマコガネ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらカドマルエンマコガネ。個体数は多いが逃げ足が速く、なかなか写真を撮らせてもらえない。間違ってウンコの中にカメラを突っ込んだりしたら大惨事なのでその辺は慎重に…。
オオセンチコガネ
オオセンチコガネ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
日本産糞虫きっての美種、オオセンチコガネの姿もあった。
人間が汚らしく思い、かつ忌み嫌うウンコだけを食べているのに、なぜこんな美しい姿になるのか実に不思議。本種は地域によって色彩が変化することが知られている。なかでも青く輝くルリセンチコガネは一度見てみたい糞虫だ。

4人でウンコを漁り続けること3時間。大体一回りしたので今回は終了とすることとした。
初めての本格糞虫採集だったけれど、実に楽しかった。また時期を変え場所を変えウンコを漁りたい、そんなことを思いつつ牧場を後にした。

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2006.09.19 | Comments(2) | Trackback(0) | プチ遠征

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性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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