秋のサシガメたち

アカシマサシガメ
アカシマサシガメ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
秋の良く晴れた日には越冬場所を求める虫たちがたくさんとびまわる。
先週の日曜も丁度そういった日和にあたったらしく、たくさんの虫が飛んでいるのを目にした。なかでも目立ったのがカメムシの仲間。ツマジロとかクサギといったいつものものに混じって赤い虫が飛んでいた。すぐ近くに落ちたので見にいってみるとアカシマサシガメだ。そういえば諏訪に戻ってきてからあまり目にした記憶がなかった。湿った地面でヤスデを食べるというひたすらに地味な生活を送るサシガメだが、体の赤はけっこうしっとりとした質感でキレイな虫だ。
オオトビサシガメ
オオトビサシガメ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
久しぶりのアカシマサシガメでちょっとカメムシモードに入った。木に掛けられた看板をめくると沢山のオオトビサシガメが見つかる。厳しい撮影条件だったのでよく分からないかもしれないが、2,30匹はいたんじゃなかろうか。
オオトビサシガメ♂
オオトビサシガメ♂ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
せっかくなのでこぼれおちた個体を撮影させてもらった。
こちらはオスのオオトビサシガメ。スマートな体型。
オオトビサシガメ♀
オオトビサシガメ♀ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こっちはメスのオオトビサシガメ。♂よりひとまわり大きく、腹部の幅が広い。
ちょいと指でつまんでやると、口吻を胸部に押し当ててキイキイと小さな音を出す。カミキリムシのような音だが、音量はサビカミキリより小さいぐらい。こんなささやかな音で威嚇になるのかちょっと疑問だが、音を出すカメムシというのも変わってて面白い。ちなみにコイツを不用意に掴むと刺されるうえに、その痛みはスズメバチに劣らない激痛らしいので気軽にちょっかいを出したりしないよーに。
ヨコヅナサシガメ若虫
ヨコヅナサシガメ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
さらにフユシャク観察地の公園に行ってみると、サクラの幹にヨコヅナサシガメを見つけた。
うわわ…コイツこんなとこまで来てたのね。諏訪の冬に耐えられるとは思えないのだが、夏の間に成虫が飛んできて繁殖してたんだろうな。
一昔前までは近畿以西にのみ分布していたサシガメなのに、ここ数年であっという間に分布を広げてしまい、今ではつくばあたりでも見られるようだ。あまりにも異常なスピード。加速度的に自然が変わっていくのを、いままさに目の当たりにしているのかもしれない。

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2006.10.31 | Comments(2) | Trackback(0) | カメムシ

探せ!!ウスタビガ!

ウスタビガ
ウスタビガ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
新潟でもフラれたウスタビガ。
諏訪でも発生が始まっているんじゃないかと、昨日の夜は灯りを走り回ってみた。
結果は3頭を確認。やっぱり発生はしていたみたいだ。
ウスタビガ
ウスタビガ EOS20D Sigma15mmfisheye
最初に発見したのは国道沿いのナトリウムランプに来ていたもので、やたらと高いところを飛んでいたので撮影なんぞできやしない。泣く泣くその場を後にすると、折り返し地点のコンビニに来ている1♀を見つけることができた。厳密に言うとここは諏訪ではないのでちょっと残念だが、出撃した甲斐があったかな。
ウスタビガ
ウスタビガ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
そのあと茅野市内のコンビニでもう一頭。
だいぶボロになってはいるが、それでも貴重な一頭だ。
秋の終りを彩る美しいガだと思う。

2006.10.29 | Comments(6) | Trackback(0) |

秋晴れ

水平傾いてるけど気にしないでね
八ヶ岳 EOS20D Sigma17-70mmZoom PLフィルター
今日は朝から一発快晴!
新潟で見たキトンボの姿が忘れられず、それらしい所を探してみたが見つからず。
う~ん、諏訪にはいないのかなぁ。
キタテハ
キタテハ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
キトンボ無理そうだし~、この時期はちょっと中途半端だしぃ…となったので、少しいじっていた魚眼用ストロボの調子を見るためにテスト撮影。こんな絵柄を撮ったのはいつ以来だろう(笑)。
モンキチョウ
モンキチョウ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
秋の青空と花と虫を絡めた写真を撮りたかったので、道端の花壇でしばし撮影してみた。
ここのところ、ちまちまとした虫とかトンボばっかりで、チョウの類にはご無沙汰だった。新しいシステムはまぁそれなりに光が回っているみたいですね。よし、しばらくこのまんまでいってみよう。
モンキチョウ
モンキチョウ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
マニュアル発行で光量を最低にしているので閃光時間は短いらしい。少しブレているけど、シャッター1/100でよく止まったなって感じですね。
コアオハナムグリ
コアオハナムグリ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
気になっていたセイタカアワダチソウをチェック。
夕方だったせいか意外とメンツは寂しかった。コアオハナムグリサイズだと、めいっぱい近づいてもこれぐらいにしか写らない。こーゆー虫はコンデジか虫の目辺りの方が絶対有利だよね~。
コバネイナゴ
コバネイナゴ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
黄昏るコバネイナゴ様。稲刈りが済んでしまったので肩身が狭くなったようです。
ご愁傷様。
セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
セイタカアワダっているところの優先種はミツバチたち。セイヨウ、ニホンが入り混じって占拠していた。
夕方の光線で、しかも下から見上げるように撮ったのでカラーバランスがアヤシイ感じになった。
この手の「広角ノーファインダー飛翔」って撮影はかなり苦手だから練習のつもりでやったんだけど、いくらやってもフレームに収まってくれない。
簡単だって言われてるけど、上手くはいかないもんだなぁ…。
これなら望遠マクロでのトンボ飛翔の方がよっぽど簡単ですわい。

2006.10.28 | Comments(0) | Trackback(0) | 雑記

シロシャチホコ幼虫

シロシャチホコ幼虫
シロシャチホコ幼虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
さて、新潟遠征の最後に出会った虫がまた強烈だった。
たぶんこのトップの写真だけ見ても、何がどうなっているのかさっぱりわからない人もいると思う。
シロシャチホコ幼虫
シロシャチホコ幼虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
で、こっちが引きである。
なんとなく全身像はわかるものの、やっぱり分かりづらい。
なんとなくフェイスハガーっぽい生物であることはわかるかな。
シロシャチホコ幼虫
シロシャチホコ幼虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
横から見るとようやく正体がわかる。上の二枚はコイツを正面から撮ったものだ。

コブヤハズの撮影を終えてNさんたちの元へと戻ると「面白いものがいたから持ってきたよ~」と言われた。
「…?面白いもの?」
さっそく見せていただくとそれは明らかにシャチホガの幼虫だった。が、全身黄色のその幼虫は明らかにいままで見たものとは違う。日本産幼虫図鑑でそれらしいものを見た記憶があった。たしかシロシャチホコ?シャチホコガの幼虫は、その名の由来である反り返りポーズと、長く発達した脚が特徴のガなのだ。
日本産幼虫図鑑に載っている他の二種は見たことがあったが、それらと比べてみると少し脚の発達が悪く華奢に見える。しかし、そのソリッドな色はとっても写真映えするのだ。
シロシャチホコ幼虫
シロシャチホコ幼虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
その姿、まさに異形。
普段見慣れているはずのイモムシのたった3対の脚が伸びただけで、これほどまでに印象が変わるとは驚きだ。
一対だけ小さいままの前脚が「前へならえ!」をやっているのがなんだかおかしい。

2006.10.27 | Comments(6) | Trackback(0) |

新潟プチ遠征:その他の方々編

秋ですねぇ
EOS20D EF180mmMacroUSM
今回は新潟で見た方々編。気になるものをピックアップしてみますた。
まずはコブ探索中に見かけたものから。
モリアオガエル?
モリアオガエル? EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
実を言うと、コブ探索中に最も多く見られたのがこのカエル。コブを求めて丸まった枯葉を開いていくと中から出てくる。虹彩が黄色いものの、Nさん曰く「モリアオっぽいねぇ」とのこと。確定は避けておくが、このあたりのモリアオは虹彩の色が不安定でかつ体色は真緑なんだそーだ。つまりシュレーゲルのメスとモリアオのオスがひっじょ~に見分けにくく、観察者泣かせである。
ヤガ科?のガ
ヤガ科?のガ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらは丸まった葉の中から出てくるガ。正直ヤガ科っぽいとしかわからないが、緑色が非常に綺麗な種類で、コケの上にいれば見つけられないだろう。なぜ好んで枯葉の中に入っているかはナゾ。

二日目の午前中には別の場所の池に行ってみた。が、盛大に朝寝坊してしまったので探索時間はあまり取れず自爆。
キトンボ
キトンボ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ トリミング
目的はこのキトンボ。翅まで綺麗に色づくアカトンボの一種で、飛んでいるときはオレンジの塊が浮いているように見える。初めて見るキトンボだったが、寝坊が響いてしまいろくに見ないうちに飛ばなくなってしまった。おまけに近づけなかったので、撮影はロングのカットのみ。こいつはまた来年の課題になりそうだ。
オオスズメバチ
オオスズメバチ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ
池の近くのコナラからはまだ樹液が出ていて、そこにオオスズメバチが何匹か来ていた。だいぶ体格が良い個体だったので越冬する新女王だったのかもしれない。
チャイロスズメバチ
チャイロスズメバチ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ トリミング
オオスズメバチを眺めていたら一匹小ぶりのスズメバチが飛んでいる。とまったところを見るとなんとチャイロスズメバチ!!久しぶりにみるチャイロスズメはカコイイ!!
ウスタビガ
ウスタビガ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
帰り道、栄村の自販機前でお亡くなりになっていたウスタビガ。
今回の目的はコブともう一つ、クロウスタビガをあげていた。2年前のこの時期にちょうど見たので今回も期待していたのだが、残念ながら会えなかった。ノーマルのウスタビガもこの一頭のみで、今年は発生が遅れているみたい。
諏訪での発生ももうすぐかな。

2006.10.25 | Comments(4) | Trackback(0) | プチ遠征

新潟プチ遠征:秋のコブヤハズカミキリ編

コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
さて、10月の21-22と一泊二日で再び新潟へ行ってきました。主だった目的はコブヤハズカミキリ。秋に成虫が出現し、一度活動をしてから越冬、翌春に繁殖という特徴的なライフサイクルをもつカミキリムシです。何度か道路上を歩いている個体を見たことはありましたが、コブらしいシチュエーションで出会ったことはゼロ。
そんなわけで、コブ的な出会いを求めて出撃であります。
コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちら陽だまりのコブヤハズカミキリ。
色彩的には激しく地味なカミキリムシですが、その特徴的な体型と、飛翔できないが故に地域ごとに著しく分化しているあたりが人気の源ですね。
コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
背中には特徴的な隆起があって、これが"コブ"と称されているわけです。
一方の矢筈(やはず)とは、矢を弓につがえるためのくぼみのことだそうで。
うーん、コブヤハズの場合は模様を指しているのか翅の形を指しているのか微妙なところですねぇ。
コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
コブヤハズカミキリ成虫は、木に引っかかって空中に浮いている状態の枯葉を好んで食べるらしいので、そんな落ち葉をひたすら捜して歩きます。
丸まった落ち葉の中にくるまっていることも多く、運がよければこんな姿にお目にかかれることも。
コブ"らしい"シーンですが、撮影に適した個体を見つけるのは意外と大変。
コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらは見つける直前まで葉を摂食していた模様。
葉の縁から食べ始めるのだと思っていたのですが、どうやら葉の真ん中からいきなり食べ始めるようです。食痕が見つかるのは圧倒的にホオノキが多く、他の植物ではあまり見かけませんでした。種類や地域によって差があったりするのかもしれません。
コブヤハズカミキリ
コブヤハズカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM
中空の枯れ葉から飛び出す長いアンテナ。
こんなシーンに出合うのが夢でした。
いやあ、ほんといいカミキリですね。
そんなわけで、コブ的な出会いに癒され、そこはかとなく満足した私なのでした。

今回であった他の生物についてはまた次回にでも。

2006.10.24 | Comments(6) | Trackback(0) | プチ遠征

ルリタテハの蛹

ルリタテハ蛹
ルリタテハ蛹 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
またしても時は戻り、10月15日の話題。
イシハラカメムシを撮影した後、オオハエトリを追っていたときのこと。スギの幹にいたオオハエトリから視線を上げるとなにやら見慣れぬシルエット。
むむ…垂蛹か。
見た感じからタテハ類の蛹であることはわかるのだが、いかんせんこの類のものには縁がなかったので正体が分からない。つついても反応しないところから見ると死んでいるのかな。それなら、ということで家へ持ち帰って調べてみることにした。
ルリタテハ蛹
ルリタテハ蛹 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
家へ持ち帰り、買ったばかりの「日本産幼虫図鑑」で調べてみると、どうやらこれはルリタテハの蛹であるらしいことが分かった。現地でみたときはツマグロヒョウモンの蛹ではないかと期待していたのだが、どうやらあてが外れてしまったようだ。
しかしごくごく普通なルリタテハの蛹すら分からないとは…これぞふしあなッ!!
ルリタテハ蛹
ルリタテハ蛹 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
こちらは頭部のアップ。
ルリタテハだと見当をつけた理由はこのにょきりと生えた二本のツノ状の突起である。
なんだかファンタジー世界によくいる安っぽい悪魔みたいだなぁ…というのが率直な感想。
野外で見たときには「渋い!!」と感嘆した模様も、ここまでアップにしてみると実に肉感的で凄みすら感じる。
これを見たときは、実を言うとちょっと引いた(笑)。
ルリタテハ蛹
ルリタテハ蛹 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
背中から見ると正面から見たときの威圧的な雰囲気は影を潜め、今度は均整の取れたシルエットで魅せてくれる。
うーん、見返り美人というか、それともトルソの芸術的なラインとでも言おうか…。
ルリタテハ蛹
ルリタテハ蛹 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
こちら背中の注目ポイント。地味に見えるこの蛹(実際隠蔽色なのだろう)にもワンポイントとして金色の部位があるのだ。
オオゴマダラなんかだと全身ピカピカの蛹になって、まわりの景色を写しこむという巧妙な擬態になるわけだけど、この小さな金色パッチではそんな効果は期待できないだろう。他にもこの金色パッチをつける蛹があるようなので、なにかしら意味があるんだろうな。

2006.10.20 | Comments(0) | Trackback(1) | チョウ

イシハラカメムシ

イシハラカメムシ
イシハラカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
時は10月15日。アキアカネが姿を消し、そろそろ移動をかけようと思ったときのことだ。田んぼの脇にあるスギの幹にオオハエトリを見つけた。
「うひょひょ…オオハエトリだっ」
カメラにはトンボ用のレンズがついていたので一度車へと引き返し、交換をしてから取って返す。ふと途中にあるヒノキの幹が目に入った。ポツリと黒い点が見える。どうやらカメムシらしい。ひとまず確認してみることにした。
これは確か…イシハラカメムシ?
イシハラカメムシ
イシハラカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
大学時代、友人のタトウの中に入っているイシハラカメムシを見せてもらったことがあった。なんでもミツバツツジをホストとするカメムシで、一応珍品と言われるものであると、そのとき先輩に教えてもらったのを思い出した。ふ~む、そんな珍品がなんでこんなところに?とりあえず撮影をしてから木の裏側もチェックすると、なんともう一匹いるじゃあないの。これは偶然じゃなさそうだ。
イシハラカメムシ
イシハラカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
家に帰ってからネットで検索してみると、どうやらイシハラカメムシは樹皮下で越冬している記録があるようだ。となるとお約束どおりこの個体は越冬のために移動をしてきたものだろうか。冬になったらこのあたりの探索を一度してみたいと思う。

2006.10.17 | Comments(2) | Trackback(0) | カメムシ

アキアカネの季節

アキアカネ
アキアカネ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ
秋はやっぱりアキアカネの季節でしょう。
羽化をするのは初夏ですが、しっかり色づいてくれるのはこの季節です。
アキアカネと言えばアカトンボの代表選手なわけですが、「アカトンボの代名詞」なんて名前ばっかりが一人歩きしている感があって、実のところアキアカネをしっかり識別できている人って少ないのかもしれません。
意外にもアキアカネは地味めで渋い、玄人好みなトンボだと思います。
アキアカネ連結飛翔
アキアカネ連結飛翔 EOS20D EF180mmMacroUSM
アカトンボといえばやっぱり連結してなくっちゃ♪
自分が小さい頃には「つながりとんぼ」なんて呼んでましたが、他にも色々言い方があるのかもしれませんね。
アキアカネ打水産卵
アキアカネ産卵 EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ トリミング
こちらは産卵。
アキアカネはつながったまま水に腹端を打ちつける、連結打水産卵というスタイルをとります。
雨上がりの水溜りや車のボンネットの上でピコピコと跳ねているところは誰もが見たことがあるのではないでしょうか。
しかし見ていると、振り回されるメスがちょっと可哀そうな気がしてきますね。
撮影していて驚いたのは、産卵中のアキアカネが意外と神経質だったこと。
不用意に近づくと逃げ出すどころか連結を解いて散ってしまうことが何度もありました。
他のトンボは産卵中だと警戒心が薄れていることが多いのですが、最も普通種のアキアカネの警戒心が強いとは…。
身近なものもよく見ていなかったのだなぁと反省しきりな私なのでした。

2006.10.15 | Comments(2) | Trackback(0) | トンボ

チッチゼミ

チッチゼミ
チッチゼミ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ
カンタンやコオロギが昼間っから鳴き始め、木々の紅葉も少しづつ始まろうかという今頃に、いまだ鳴き続けているセミがいる。
その名をチッチゼミ。体長30mm程度(翅含む)の本州最小のセミである。北海道南部から九州の低山地~山地に広く生息し、個体数は決して少なくないが、知名度はあまり高くないだろう。前述のように体が小さい上に高い木の梢で鳴くことが多く、さらに"ヂッヂッヂッ…"という鳴き声はセミというより直翅類のそれに近い。
チッチゼミ
チッチゼミ EOS20D EF180mmMacroUSM ストロボ
今日もよく晴れて、昨日よりも随分と暖かくなった。ヒメアカネ目当てで訪れた湿地の周りでは数こそ少なくなったものの相変わらずチッチゼミの鳴き声が聞こえている。いつもどおり高い木の上で鳴いているようなので構わずヒメアカネの撮影を始めた。
しばらくして、妙に近いところからチッチゼミの鳴き声が聞こえているのに気づく。
「そういえばチッチゼミは寒くなると下に降りてくるって話があったなぁ…」
そんなことを思い出しながら声を辿ってみると、噂どおりに湿地の中に生えた3m程のヤナギの中程で鳴いているチッチゼミの姿を見つけることができたのだった。
チッチゼミ
チッチゼミ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
そもそもチッチゼミというのは「声はすれども姿は見えず」というイメージが強い。私自身、まともにその姿を拝めたのはたった一度だけ。たとえ鳴き声を辿っていっても藪の中だったりして探すに探せない状況が多く、業を煮やして藪を揺するとその中から飛んでいく小さな後姿だけが妙に印象に残っていたのである。
それにしてもこのチッチゼミだけが寒さに強いのはどういうことだろう。他の体格がよいセミたちはとっくに姿を消しているというのに、この小柄なチッチゼミが7月から10月、11月になるまで鳴き続けているのは不思議な感じがする。まさか鳴き声が直翅類に似ているから合わせてやろうなんて小粋な理由ではないはずだ。それに鳴いている期間が長いのは、ダラダラと羽化を続けるためか、はたまた一匹の寿命がやたらと長いためなのか…。この小さなセミには未知の部分がことさらに多い。

2006.10.09 | Comments(4) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類

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spatica

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
E-mail
spatica@mail.goo.ne.jp

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