ミズイロオナガシジミ越冬卵

ミズイロオナガシジミ越冬卵
ミズイロオナガシジミ越冬卵 EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ トリミング
冬になったらいきなり更新頻度が下がってしまいました。
一応このシーズンもフィールド回りはしているのですが、なかなかイイものに出会えないときもありますので、この傾向はしばらく続くかもしれませんがご了承ください。

さて、自分の中で冬の定番としてみたいものがゼフィルスの越冬卵探し。昨年は始めてのチャレンジでなんとか6種類の越冬卵を見つけることができた。今年はそれにプラスして1、2種類は見たいなぁ…と考えていたところ、いきなりミズイロオナガシジミがヒット。成虫はこちらです。
ミズイロオナガシジミは普通種なのに昨年はなぜか見つけることができず悔しかったもんでした。うーむ、これはこれでリベンジ成功?かな。
5倍の撮影でf9まで絞り込んでいるので、なんだか全体的に甘い描写になってしまった。もちっとアップで撮れば質感ももうちょっと出るのかもしれないなぁ…。

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2006.11.28 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ

クヌギカメムシの産卵

クヌギカメムシ産卵
クヌギカメムシ産卵 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
いよいよ寒さも厳しくなり始め(例年より暖かい気がするけど)、野外で活動している虫たちの姿もほとんど見られなくなってきた。
こうなってくると残り僅かな活動中の昆虫を求め、ひたすら林の中を歩き回る日々になる。最初のうちはフユシャクとゼフィルスの越冬卵を探しながら歩いていたが、産卵しているクヌギカメムシを見つけたのでそっちを撮影することにした。卵については3月ぐらいにアップしていると思うのでそちらを参照のこと。
クヌギカメムシ
クヌギカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
ここの林で見かけるのは皆クヌギカメムシという種類。似た姿のヘラクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシとは気門が黒いことで区別をつけることができる。車で小一時間ほどの別の林ではヘラクヌギカメムシを見つけているので、機会があればそちらも探してみたい。
クヌギカメムシ卵塊
クヌギカメムシ卵塊 EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
新しく産卵された卵。根元の方から呼吸管が出ているのがよくわかる。卵を包んでいる寒天質もまだみずみずしいですな。

2006.11.24 | Comments(3) | Trackback(0) | カメムシ

新潟プチ遠征:出始めのフユシャクたち

初冬のブナ林
初冬のブナ林 EOS20D Sigma17-70mmZoom PL
18-19日の二日間で再び新潟まで行ってきた。特に目的はなかったけれど、とにかく自分が体験していない季節を感じてみたかったからだ。今回はくぼ氏も行きたいというので現地で落ち合うことにした。埼玉と長野という地理関係上、現地集合現地解散が一番手っ取り早い。結局、片道の所要時間はさして変わらないということが判明したのが収穫だったのかもしれない。
クロスジフユエダシャク♂
クロスジフユエダシャク♂ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
少し標高の高いところではフユシャクが出始めていた。フユシャクと言ってもわからない人もいるかもしれないが、要は成虫が冬にのみ出現するシャクガ(シャクトリムシの成虫)の総称である。この類は分類的にまとまっているわけではないのだが、いずれも♀の形態に共通する特徴があるのでそう呼ばれている。とりあえずその特徴は後にお見せするとして、ここではそんな変わり者のガがいるということだけおさえておいていただきたい。
車で走っているときから視界の隅をちらほらとガが待っているのが分かった。昼間に飛翔していることと時期的なことからクロスジフユエダシャクではないかと思っていたのだが、どうやらこれが当たりだったようだ。もっとも最初のうちは半信半疑で、別の種類のガだと思い込んでいたのだが…。
ウスバフユシャクの一種
ウスバフユシャクの一種 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
2日目の午前をマターリと過ごした後、昼飯を食べに山を降りることにした。その道すがら、道路脇のミズナラの周囲を沢山のガが飛んでいるのに出くわした。ちょっと異様な雰囲気を感じつつ、その近くまで行ってみると、草の上で静止しているウスバ系のフユシャクを見つけた。フユシャクがもう出ている?あたりを飛び回っているのは別の種類だが、厳冬期に出てくるウスバ系のものがいるなら、飛んでいるものもフユシャクの可能性が高い。とにかく飛んでいる個体を撮影すべく、しばらくその場で待ち構えていた。
クロスジフユエダシャク・交尾
クロスジフユエダシャク交尾 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
飛んでいる個体は落ち着きがなく、なかなか撮影しづらい。しばし苦戦していると、いつの間にかミズナラの幹に一匹がとまっていた。こりゃ撮影のチャンスかいのぅ…。ひとしきり撮影しくぼ氏にバトンタッチする…と、くぼ氏が「こいつ交尾してるんじゃないの?」と言い出した。
ハ?
よっく見てみると、確かに♂の後ろに♀の姿がある。完全に見逃していた。すぐに撮影した画像を確認すると、しっかり♀の姿が写っているではないか。ぐふっ…なんたる失態か…。ちなみにこの写真では上が♀で下が♂だ。
クロスジフユエダシャク♀
クロスジフユエダシャク EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
同じ幹にいた別の♀個体。これだけ見せられて「これ ガなんです」と言われてもにわかには信じがたいだろう。フユシャクの♀の特徴は、なんといってもその退化した翅にある。クロスジフユエダシャクでは左右に痕跡的に残っているが、種類によっては完全に消失してしまっているものもある。こんなフユシャク♀の姿に憧れて、昨年の冬は夜中に随分と歩き回ったものだった。
オオナミフユナミシャク
オオナミフユナミシャク♀ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
同じ木にいた別種の♀。発生時期と標高、それに模様からしておそらくオオナミフユナミシャク(舌噛みそうな名前だ)の♀ではないかと思う。こちらは少し翅の退化が緩やかで、それがかえってアンバランスな感じを受ける。

そろそろ諏訪でもフユシャクの活動が始まる頃だ。
一年を締めくくる最後の活動が始まる…そのためのスイッチを入れてくれた、新潟の旅だった。

2006.11.21 | Comments(3) | Trackback(0) | プチ遠征

ダンゴムシモドキ:石垣島番外編

ダンゴムシモドキ(笑)
ダンゴムシモドキ(笑) EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
先の週末はあいにくとフィールドに出られませんでした。なので、ポリシーには反しますが、石垣島の続きで間に合わせたいと思います。前回までのアップでメインどころは終わったわけですが、いくつか面白いものを見っけたのでそちらの方をちょこっと出したいと思います。
まずはこちらですね。ぱっと見はダンゴムシにも見えますが、ダンゴムシではありません。前もって知っておかないと、気にも止めないかもしれないですね。
ヒメマルゴキブリ
ヒメマルゴキブリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ トリミング
ひっくり返せば正体は一目瞭然。この顔、この足、見覚えありませんか?そう、ゴキブリです。
その名はヒメマルゴキブリ。可愛い姿ですが、この形になるのは♀だけで、♂は普通のゴキブリの姿かたちをしているそうです。
このゴキブリを知ったときは衝撃でしたね。ゴキブリって面白いかも、と思わせてくれる、よいゴキブリです。
ヒメマルゴキブリ
ヒメマルゴキブリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
この形からしてあまり多くない虫だと思い込んでいましたが、決して見つからない虫ではないようです。ただし、沢山いるというわけでもなく、あっちでポツリ、こっちでポツリといった感じです。
こちらは同行のヨシアキちゃん後輩Aが見つけたもの。アカメガシワの樹皮下に潜り込んでいました。
ヒメマルゴキブリ
ヒメマルゴキブリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
樹上で見つかることが多いのですが、こんな風に倒木についているものも見かけました。翅がない割には立体行動がお好みのようです。となりに付いているのはクチキマグソの仲間かな。

2006.11.15 | Comments(14) | Trackback(0) | バッタ他直翅系

石垣島遠征記3:見たい撮りたい触りたい!!ミカンキンカメ編

ミカンキンカメムシ
ミカンキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ3灯
石垣遠征第三弾はミカンキンカメムシ。
これもまた憧れのカメムシであった。採集地はピンポイントで落とせていたので、2日目の午前中に早速行って探してみることにした。採集のポイントはなんといってもセンダンの木だ。過去に柑橘の害虫であるとの記録があったためにミカンの名が冠されているが、実際のところ日本における寄主植物はセンダンであったらしい。
採集地に着いてみると、なるほど周辺にはセンダンの大木が何本も生えていて、これが採集のポイントに違いない。5.4mの長竿でもって梢を掬ってみたが何も入らない。足元には黄色くしなびたセンダンの実が散らばり、樹上にほとんど実は残っていなかった。どうも台風でみんな実が落ちてしまったようだ。実際そのあと午前中いっぱい木を掬ってみたが手ごたえはなかった。やっぱミカンキンカメは厳しいのか?とりあえず昼食を食べることにしてその場を離れた。
ミカンキンカメムシ4齢若虫
ミカンキンカメムシ4齢若虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
昼食から戻り、しかたないので場所を移動しようかという話になった。しかしやっぱりミカンキンカメが見たい。最後にちょっとだけ…と言って、掬い残した木の下に立つ。上を見上げるとまだちょっとだけ青い実がなっているのが見えた。あそこなら…。
ガサッ…ガサガサ……。
一縷の望みを掛けて掬ったその網の中には、小さなキンカメムシ若虫の姿があったのだった。
ミカンキンカメムシ5齢若虫
ミカンキンカメムシ5齢若虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
「ミカン採れたー!!」
同行の二人にそう告げると、後輩Aは長竿を用意して別の木をガサガサやり始めた。私も先ほど採れた木を続いて掬ってみるが追加は入らない。しばらくして後輩Aが「これ終齢だと思うんスけど…」と一匹のカメムシを差し出した。な…なんじゃこりゃ!!
キンカメの若虫も成虫に劣らずキレイな場合があるのだが、コイツには完全に度肝を抜かれた。メタリックグリーンと濃い紫の体に蛍光っぽい光沢を宿す不思議な色彩。こんなの予想外だーー!!
ミカンキンカメムシ5齢若虫
ミカンキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
この蛍光光沢は胸部だけでなく全身に見られる。甲虫類でいうところのオパール光沢に似ているが、それともまたちょっと別物のような…。とにかく、こんな色のカメムシはいままで見たことがない。一言でいうなら絶句である。
ミカンキンカメムシ
ミカンキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
終齢がいるんだから成虫がいてもおかしくはない。鼻息を荒くして周りを探すと、高いところにある実が目に入った。道路の直上にあるため午前中には気づかなかったところだ。竿を伸ばして掬ってみるがギリギリの高さ。それでもなんとか網を被せて揺すってみる。網を外したときに、大きな影が入っているのが見えた。慌てて竿を手繰り寄せたとき、茶色い塊が網の側面にくっついているのが見えた。やった!!成虫だ!!
これぞまさしく感無量?感動しながらヨシアキちゃんに見せると「幼虫とちがって渋いっすね…」と微妙な感じで言われた。えーい、どうせ地味な虫ですよーだ。
図鑑の写真では気づかなかったが、よくみると腹部結合板(おなかのサイド部分)のシマシマが結構オシャレ。透明感のある地色に各点刻が緑に輝く姿は、渋好みの人にはたまらないのではないかと思う。
ミカンキンカメムシ
ミカンキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
採集した終齢若虫のなかには翌日に羽化を始めたものもいた。羽化直後は小楯板(キンカメの場合は背中全体)が透けていて、下の翅やスジがくっきり見える。また、黒い斑紋になる部分は赤色をしていて美しい。
ミカンキンカメムシ
ミカンキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ3灯
そんなわけで、現在我が家には数匹のミカンキンカメがいる。高い樹上で生活している限り、その生活を垣間見るのは非常に困難だ。きっと彼らはこんな暮らしをしているんだろうな…。この写真はそんな思いで撮影してみたイメージカットなのです。

2006.11.11 | Comments(4) | Trackback(0) | 遠征記

石垣島遠征記2:歩く宝石・ナナホシキンカメムシ

ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
石垣遠征第二弾。今度はナナホシキンカメ。
ナナホシキンカメは全身が金緑色に輝く美しいカメムシだ。南方系の種であるため、南西諸島まで行かないとお目にかかれない。今まで沖縄本島に2回、奄美大島に2回、計4回も生息域に行ったというのに見かけたことはゼロ。今度は八重山まで足を伸ばしたんだから、さすがにみることぐらいはできるだろうと思っていた。
ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
ところが結果は予想以上。初日の夜中には、自分が着けていている蛍光灯に飛んできた。そしてすぐそばには集団が。まだ暖かいとはいえ11月だから越冬集団と考えるのがいいかもしれない。
ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
このカメムシ、とにかくめたくそに金ピカだ。
美しいものが多いキンカメムシのなかでもその美しさは随一。日本産カメムシの中で最も美しいものの一つと言って間違いないと思う。ニシキキンカメと違って数が得やすいのでありがたみには欠けるが、それを差し引いても素晴らしい。
ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
背中もピカピカなら当然おなかもピカピカだ。腿節の鮮やかな赤がアクセントとなって、ゴージャスっぷりをアピールしている。ちなみによく似たハラアカナナホシキンカメは腹面が赤いそうである。
ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
集団になっていてもまだ完全な休眠には入っていないらしく、時々周囲を飛び回る個体がみられた。また、撮影をしているうちに周りに散らばって、あっちこっちでピカピカしている。この日は曇りで林内は薄暗かったが、このカメムシだけは発光しているように明るく見えたのが印象的だった。
ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D SIgma15mmfisheye ストロボ
このときは何度か集団に出会ったが、いずれも沢のすぐ近くで常に空気が流れているところだった(そのせいでブレを止めるのにえらい苦労したけど…)。カメムシを飼育していると分かるのだが彼らは乾燥に弱いものが多い。この感じでいくと
「適度な湿気が欲しいけど、こもッちゃうのはちょっと(*´・ω・)(・ω・`*)ネー」
ってとこか?
この推測が正しいかどうかは、また彼らと出会うときまでのお楽しみとなりそうだ。

2006.11.10 | Comments(2) | Trackback(0) | 遠征記

石垣島遠征記1:嗚呼 麗しのタテヅノを求めて

ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D Sigma15mmfisheye ストロボ
今回の石垣島遠征、それを決意させてくれたのがこのヤエヤママルバネクワガタ(以下ヤエマル)だった。
大柄な体に独特のフォルム。この魅力溢れるクワガタに会いたい…という思いを抱えつつもそのチャンスはなかなかなく、いつの間にやら随分と時間が経ってしまった。が、今年は偶然が重なり、なんとか日程が取れそうだ。9月の頭にクワガタ屋の後輩Aをそそのかしてみると、ものの見事に乗ってきた。こうなれば話はトントン拍子に進む。途中でヨシアキちゃんの参加も決定し、後は決行日を待つのみとなった。
生息環境
生息環境 EOS20D Sigma17-70mmZoom PL
ヤエマルが分布しているのは石垣島、西表島、そして与那国島。今回は初めてということで、入りやすくかつアクセスが容易な石垣島を選んだ。生息地は山地に残された原生林。ヤエマルの幼虫は巨木の洞や根元に溜まった堆積物の中で育つので、生息には巨木が不可欠だ。
今年は台風の影響で林内はかなり荒れている様子で、そこかしこに葉のついた木が倒れていた。一度落ち着いてしまった極相林もこうした形で更新され続ける。来年あたり、開けたギャップには沢山の生物が集まるのだろう。一見すると酷い被害に思えるが、こうした災害もまた自然そのものであり、なくてはならないものなのだ。


石垣島には午後4時半に到着した。そこからレンタカーを借り、宿にチェックインを済ませ、先に現地入りしているらしい後輩Aと合流することに。なにしろチャンスは二晩しかないから急がねばならない。ちょっとした行き違いがあったので合流に少し手間取ったが、なんとか無事合流を果たすことができた。
「お久しぶりです」会った途端に差し出される手。不思議に思いながら手を握るとそこには固い感触が。なんと後輩Aの手には立派なヤエマルの♂がくっついていた。
ってゆーかなんで気づかない!俺!!
聞いてみると、彼は昨晩一人で山を歩き回って採集してきたのだという。
いきなりこんなモノを見せられたらいてもたってもいられない。そそくさと買い物を済ませ、さっそく山へ。長袖長ズボンに身を包み、首から蛍光灯を下げ、足元は長靴。やる気満々で森の中へ突入した。
ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
空は曇り。鬱蒼とした林内は聞いていた以上に暗かった。その上結構斜面がきつく、木だけを見ながら歩いていたらあっという間に遭難することウケアイだ。実際このとき、私はすぐに方向感覚をなくしてしまっていた。3人で木を照らしながら進むことしばし、足元の木にちらりと黒い影が見えた。
「いた!!」
声を上げたのは二人同時だった。後輩Aも別個体を見つけたらしい。逃げるなよ逃げるなよ…ガクガクしながらカメラを取り出しファインダーを覗くが、興奮しているのですぐに曇ってしまう。しかもメガネも曇ってきた。だぁぁぁっ!!ピントがわからんッ!!
無理やりピントを合わせ、シャッターをきった。
ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
初めてみる生きたヤエマルは想像以上にでかかった。長いのではなく、でかいのだ。実物を拝まなければ分からない、圧倒的な存在感。この感じはオオクワガタに通ずるものがある。こういうものに出会うと写真の限界を感じてしまう。
ヤエマルはライトで照らすと赤く(正確にいうと赤茶かな)見える。このカットはそれを意識して少し露出オーバーにしてみたが、やはり見た目通りには写らないようだ。
撮影後、同じ木を探してみるともう2匹の♂が見つかった。さらに後輩Aが4♂を採っていたのでこの木では7匹が採れたことになる。残念ながらヨシアキちゃんは1匹も見つけることができなかったみたいだ。
この夜はさらにしばらく探索をしてみたが、後輩Aが1匹を見つけただけだった。さらに途中から降ってきた雨でずぶ濡れになってしまったので早めに切り上げることにした。


翌日も同じルートを辿ることにした。
同じように森に入るが、雨になる心配はなさそうだ。
昨日採った木に向かう道すがらもだいぶ注意して探してみたが、ヤエマルは見つからない。結局同じ木のところにたどり着くまで一匹も見つけることができなかった。
御神木(そう呼ぶことにした)にたどり着くと、すでに後輩Aが一匹をゲットし、ヨシアキちゃんは見つからないといいながらウロウロしている。
どれどれ…と御神木の中を覗き込むと、奥の方にひっくり返っているヤエマルが見えた。引きずり出してみるともう瀕死の♂らしい。動かないのをいいことに、アップで撮影してみた。
ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらがヤエマル大歯型のオオアゴ。旧称のタテヅノマルバネクワガタの由来となった、上方に伸びる二本の内歯が特徴的。私がこのクワガタの存在を知った頃は、まだアマミ、オキナワ、ヤエヤマが同一種タテヅノマルバネクワガタとされていた。そのせいだろうか、今でもどちらかといえばヤエマルと呼ぶよりはタテヅノという名の方がしっくりとくる。マルバネを探すならまずヤエヤマから…そんな風に思ったのも、このタテヅノが見たかったからに他ならない。
ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
御神木ばかりに頼ってはいられない。3人バラバラになり、他の木にもついているはずだとその近くの斜面をよじ登る。この木にはいるだろーと目星をつけた木には小歯型の♂がついていた。小歯型とは言ってもヤエマルはかなりの大きさだ。足場が悪いことも手伝って、引きの撮影は結構大変だった。
ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
小歯型♂。
大歯型と違ってタテヅノは発達しないが、これはこれで味がある?のかもしれない。
この後は場所を変えたり、後輩Aが初日に入った場所を探したりして午前4時近くまで動いてみたが、それほどの成果はでなかった。また、♀の姿を見ることもできずじまい。こうして二日間はあっという間に終わってしまった。
私一人の結果は7♂。初めてのチャレンジ、しかも二日間でこれだけの数が採れれば大成功と言えそうだ。♀が見られなかったり、生態的なところまでイマイチ踏み込めなかった感は残るが、それも経験だろう。またいつの日か、このタテヅノの姿を求め、八重山の地を踏みたいと思う。


ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ トリミング
こちらはお約束のモデル撮影カット。壁紙としても使えるように1024*768pxにしてみたんですが…。ちょっと窮屈?
質感はそれなりに出たけど、ヤエマルらしさが足りない気がする…。また行かなくっちゃいけませんねぇ。

2006.11.08 | Comments(2) | Trackback(0) | 遠征記

帰ってきました

海
石垣島の海 EOS20D Sigma17-70mmZoom PL
南の島遠征より無事帰還いたしました。
今回の目的地は八重山諸島、石垣島です。
2泊3日(実質2泊2日)という短い期間でしたので、とにかく目的を絞っての行程でした。
まあ、見たかったものはなんとか見られたのでよかったですね。
写真の整理ができ次第、アップしていきたいと思います。
とりあえず、今日は寝るぞー!

2006.11.06 | Comments(2) | Trackback(0) | 雑記

お知らせ

もう11月になってしまいました。
朝晩もだいぶ冷え込むようになり、虫の季節もそろそろ終わりが近づいてきたようです。
が、それはそれ、まだ虫分が足りません。
というわけで、明日から3日間、南の島へかっ飛びますので更新できません。あしからずご了承ください。

まだだ…まだ終わらんよ!!

2006.11.03 | Comments(2) | Trackback(0) | 雑記

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プロフィール

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
E-mail
spatica@mail.goo.ne.jp

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