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シギゾウムシ

コナラの虫こぶ
コナラの虫こぶ CaplioR6
ヒメギフ探索のおまけ第2弾。林道のすぐ脇にあった小さなコナラの木に虫こぶを見つけた。こんな感じにしなびてて、どうやら昨年のものみたいだ。で、いくつかあったので順番に見ていくと、なにやら黒い影が見つかった。
シギゾウムシ
シギゾウムシ EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ
むむむ…これってひょっとして…
シギゾウムシ
シギゾウムシ EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ
やっぱり!!
くっついていたのはシギゾウムシだった。しかも2匹(一匹は落としてしまった)。ウチには双眼実態がないので詳しい種類まではわからないが、手持ちの図鑑で見てみる限り、デイクマンシギゾウムシとかいうのに近そうな気がする(勿論確証なし…)。この時はただくっついているだけのようだったが、以前コナラの虫こぶにシギゾウが産卵している写真を見たことがあったのでひょっとしたらこの虫こぶに何らかの関わりがあるのかもしれない。でも夏に虫こぶを探すのってちょっと難しいかもなぁ…。

さて、話は変わりますが、もうすぐGWですね。私も明日よりちょろっと遠征に出かける予定であります。従いまして、しばらく更新がストップしますがご了承くださいませ。
以上、お知らせでした。

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2007.04.26 | Comments(3) | Trackback(0) | 甲虫

クロボシヒラタシデムシ

いきなりですが警告~~~~~~ッ!!
お食事中の方は見ないほうがよろしいかと思いますです、ハイ。






クロボシヒラタシデムシ
クロボシヒラタシデムシ EOS20D _Sigma15mmfisheye+kenko1.4xテレコン 内臓ストロボ
さて、警告も済んだところでヒメギフ探索のめっけもの、一つ目はこのクロボシヒラタシデムシ。ヒメギフポイントへと向かう途中の道、そのど真ん中に思いっきり溜めてあったタヌキの糞。ぱっと見だけで結構な数のクロボシヒラタシデムシが集まっているのが分かった。初めて出会うわけではないのだが、これだけの数は見たことがなかった。シデムシにしてはわりとキレイな色をしている種類でウチの近くではコイツの黒紋を抜いたような姿のビロウドヒラタシデムシというのもいるのだが、それはもう少し先、初夏以降の話になる。
クロボシヒラタシデムシ
クロボシヒラタシデムシ EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
どうやら溜め糞にも食べ頃というか旬というか、そういうものがあるらしく彼らの人気は一点集中。みんな一ヶ所に頭を突っ込んでニャンX2しながら貪っている。こうしてみるとやっぱりこいつらヒラタシデなのね…なんて夢を壊されてしまった(笑)。
クロボシヒラタシデムシ
クロボシヒラタシデムシ EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
アップにしてみて気づいたのだが、交尾の最中は♂が♀の触角に噛み付いて体を固定しているみたいですね。どっちの触角に噛み付くかは状況によって違うようで、左とか右とか関係ない模様。
しばし観察していて気になったのはこいつらの幼虫時代のこと。どこでも見かけるオオヒラタシデなら一緒に幼虫が歩いているのを見かけたりするけれど、こうしてたまにしか出会わない種類も一緒なんだろうか?溜め糞場がいつまで継続するかは知らないが、この後幼虫に出会えたら面白いかもな~…と再び夢(妄想ともいふ)は広がっていくのであった。

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2007.04.23 | Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫

ようやく出てきた…

ヒメギフチョウ
ヒメギフチョウ EOS5D EF180mmMacroUSM
いままで散々振り回されていた今年のヒメギフ。今日は天気がよくなさそうなので雑用をこなそうと思っていたのだが、意外にも日差しが出てきてくれた。どうやら天気予報がよい方にコケてくれたようだ。
ヒメギフチョウ
ヒメギフチョウ EOS5D EF100mmMacroUSM
昼前に生息地に着くと、予想通り3頭ほどのヒメギフが飛んでいる。まずは手近にとまってくれた個体をシュート。今年の初撮影だ。羽化不全なのかちょっと翅が縮れているが、そんなことは大した問題じゃない。まずは今年も撮影できたことを喜ぶ。
ヒメギフチョウ
ヒメギフチョウ EOS20D EF180mmMacroUSM
ヒメギフチョウとタチツボスミレの前ボケ風味。
それからは少し長めに日が差すと時折飛んできてくれた。嬉しいねぇ。
ヒメギフチョウ
ヒメギフチョウ EOS5D EF180mmMacroUSM
タチツボスミレでの吸蜜・逆光風味。
ここの生息地は全体が急斜面になっているため、なかなか背中からの撮影をさせてもらえない。それならということで腹面から狙ってみた。が、顔が見えないとなんだか違和感が…(汗)。
ヒメギフチョウ
ヒメギフチョウ EOS20D Sigma15mmfisheye+kenko1.4xテレコン
今回は広角はほとんど出番なし。偶然に写りこんだこのカットが唯一だった。何も計算しつくしたように画面はしに行かなくてもよかろーに…。
いやはや、もう今年は会えないかと思っていただけに嬉しい一日となったのでした。


【“ようやく出てきた…”の続きを読む】
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2007.04.22 | Comments(4) | Trackback(0) | チョウ

三度挑戦

カタクリ
カタクリ CaplioR6
今日はヒメギフチョウに三度挑戦。昨日の天気予報では一日中曇りとなっていたが、それでも少しは晴れ間が出てくれるかもしれない…と思い、まずは件のカタクリポイントへ。現着したのは10時前だったが空には雲が多く、イマイチ条件としてはよろしくない。とりあえず咲き始めたカタクリの花を撮ってみるが、まだ数は少なく咲いているのは2~3割といったところか。二日前に下見をしたときには降雪もあったようなのでちょっと不安ではある。
ウスバサイシン
ウスバサイシン CaplioR6
晴れ間が出るまでは暇なので、近くにあったはずのウスバサイシンを確認したり、タヌキのタメ糞に集まっていたクロボシヒラタシデムシを撮影したりしてみる。芽生えはなんとか見つかったが、まだ本当に小さく卵もついていなかった。
カタクリ
カタクリ CaplioR6
やがて日差しが差したり曇ったりを繰り返すようになったが、ヒメギフ全然気配ナシ。カタクリもすっかりそっくり返り、気温もOK、日差しもあるというのにいったい何が気にくわないのか…。2時間ほど粘ってみるも、再び曇り始めたのでこの場所は諦めることにした。
ウスバサイシン
ウスバサイシン EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
で、遠目から見て晴れっぽかった茅野、富士見方面へ高飛び。こっちは予想通り日差しがあり、気温も18度とかなり高い。期待をしつつ林道に入ったのだが、何故かこっちもヒメギフ出てこない。いや、それどころかミヤマセセリすら数が少ない。なんで?とりあえずウスバサイシンチェックを入れてみると、しっかり出ているので時期はOK。うーむ…うなりながら林道へ上り直し、後ろを振り向いたところで待望の黄色い影が見えた!慌てて駆け寄り慎重に近づく…つもりが、相手に先に気づかれてしまう。彼はパッと飛び立ったかと思うとあのダンダラ模様の残像だけを残し、谷の対岸へと消えていった。その後しばらく探し回ってみたものの、ヒメギフの姿を一度も見ることはなく…こうして今年のヒメギフとのファーストコンタクトはあっさりと終りを告げたのだった。
トビイロツノゼミ
トビイロツノゼミ EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ トリミング
散々引っ張っておいたくせにヒメギフ画像がなくてすいません。代わりにトビイロツノゼミの画像をおいておきます(笑)。まあ、もともと今日は天候が悪かっただけに、姿を拝めただけ良しとしましょう。なにはともあれ、出遅れていた諏訪の地にようやく春が訪れた…と胸を張っていうことができそうです。
ちなみに明日の天気予報は曇りのち雨。ちょっと期待できそうにないですね。

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2007.04.21 | Comments(1) | Trackback(0) | 雑記

日本一の昆虫屋・志賀夘助さん逝く

日本一の昆虫屋
志賀昆虫普及社。
志賀昆の愛称で呼ばれるこの店を知らない虫屋はまずいないんじゃないだろうか。今月15日、その設立者である志賀夘助さんが逝去された。享年104歳。日本一の昆虫屋に相応しい大往生だったのではないかと思う。今でこそ昆虫関連の用品はたくさんあるけれど、やっぱり志賀昆の道具はスタンダード。長い歴史の中で、数え切れないほどの虫屋に愛用されたであろう道具達は数々の発見を支え、その現場に立ち会ってきたはずだ。そしてその道具達を生み出し、世に送り出した志賀夘助さんの功績は計り知れないものがあるのではないかと思う。
第一報は後輩Aからのメールだった。その内容を見たときには"とうとうこの時が…"というのが率直な感想だった。私自身は殆ど接点はなかったが、それでも何回かは渋谷駅から宮益坂(だったかな)を通って志賀昆へ行ったし、一度だけではあるが直接接客していただいたこともある。確かあの時は「こんなに安くしてもらっていいの!?」と思うほどおまけしてくれたような気がする。また、その後に夘助さんの所有されていた標本(当時はもう寄贈されていたが…)を扱わせていただいたこともあった。だから近しい訳ではないけれども、自分にとっては結構ショッキングな知らせであったわけです。

日本一の昆虫屋 志賀夘助さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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2007.04.19 | Comments(4) | Trackback(2) | 雑記

また空振り…

今日もヒメギフを探して山へ。昨日見た限りでは多くの場所がまだ早いという印象だったので、標高の低い所と昨日探索した中でもっとも季節が進んでいた場所にポイントを絞ってみることにしたが…見事にまた空振り。どうも諏訪では例年通りの発生時期に落ち着くことになりそうだ。
今日はそんな空振り探索中に見かけたチョウをいくつか…。
キタテハ
キタテハ EOS20D EF300mmf4LISUSM+1.4*テレコン
まずはキタテハ。初見は随分前になるが撮影したのは今年初。ここのところシータテハばかりが目に付いてしまい、キタテハを撮る機会がなかった。身近ではあるが、その生活史を詳しく見たことはない。またチャンスがあったら幼虫とか見てみたいかも…。
ミヤマセセリ
ミヤマセセリ EOS5D EF100mmMacroUSM
昨日に引き続きミヤマセセリ。ようやく静止しているところを撮れたと思ったらちょっと手ブレ気味になってしまった。デジタルになってからはブレがシビアに見えるので結構つらいですね。♂の前翅がキレイ。
スジボソヤマキチョウ
スジボソヤマキチョウ EOS5D EF100mmMacroUSM
越冬明けのスジボソヤマキ。著しく汚損するのがスジボソで、キレイなままのがヤマキだと聞くが、ヤマキチョウ自体を見たことがないので比べようがない。近くに生息しているのは間違いないだろうと思うんですけどね~。
クジャクチョウ
クジャクチョウ EOS5D Sigma15mmfisheye
最後はクジャク。よく考えてみたらクジャクも今年お初かもしれない。この個体は随分と頑張って越冬していたみたいですね(笑)。ここまでボロになってくれるとかえって絵になるかもしれません。
この他の初見sとしてはベニシジミやコツバメ、あとはツマキに越冬明けのヒオドシなんかを見たが撮影できず。これだけ出て来てんのにヒメギフはまだなんですかね~。来週はキッチリカッチリ発生していただきたいところです(それ以前に晴れなきゃお話にならないけど…)。

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2007.04.15 | Comments(4) | Trackback(0) | チョウ

ヒメギフ空振り

先週末には青森でもヒメギフ発生の声を聞いた。そろそろこっちもいい頃合なので何箇所かを転戦してみるが、見事に空振り。どこも発生していれば間違いなく見られる場所なので、まだ発生していないか発生のごく初期で個体数が少なかったのだろう。見られないのが信じられないような秒読み段階の場所から、一週間は待った方がよさそうな場所までそれぞれだった。
したがって今回はヒメギフ探索の最中に会った外道達です。

ニホンカモシカ
ニホンカモシカ EOS5D EF300mmf4LISUSM
まずはニホンカモシカ。自分にとってはシカと並んで最も遭遇確立が高いケモノ。タヌキやキツネ、ホンドリスの方が珍しく感じる。裏山から奥山まで広~くいるようですし、昼間っから出歩いているから目につきやすいんですね。
ミヤマセセリ
ミヤマセセリ EOS20D Sigma15mmfisheye+1.4*テレコン 激しくトリミング
続いてミヤマセセリ。今年はこれがお初です。出会ったのが正午過ぎのためまったくとまってくれないので飛翔を狙ってみたが…上手くいかなかった…orz
ルリ系シジミ
ルリ系シジミ EOS20D Sigma15mmfisheye+1.4*テレコン もっと激しくトリミング
一頭だけ出合ったルリ系のシジミ。時期からしてルリorスギタニのはずだがどちらだか分からない。とりあえずものすごく青みが強い個体だった。

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2007.04.14 | Comments(3) | Trackback(0) | 雑記

ダンコウバイとアブラチャン

ダンコウバイ
ダンコウバイ EOS20D EF300mmf4LISUSM
今、山ではダンコウバイが盛りを迎えている。まだ春が浅い時期に山野でよく見かける花だ。桜やカタクリが咲き出すといかにも春爛漫といった風情になるのだが、ダンコウバイが山の斜面を黄色く染めている頃はまだ冬の名残を感じる日も多い。
ダンコウバイ
ダンコウバイ EOS20D EF300mmf4LISUSM
自分は結構この花が好きだ。もちろんもっと鮮やかで瑞々しい花も好きなのだが、春になりきれず、かといって冬でもないこの時期の雰囲気に、よく合う花だと思う。
アブラチャン
アブラチャン EOS20D EF100mmMacroUSM
場所によってはこちらのもう少し控えめな雰囲気の花に出会う。ダンコウバイほど大きな花ではなく、少し緑色を帯びている。この花がアブラチャンだと知ったのはつい最近のことだ。
アブラチャン
アブラチャン EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
アップにしてみると透明感のある花弁が美しい。


…でも写真は見ないよね。やっぱり注目されづらいのかな…。

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2007.04.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 植物

オオミスジ幼虫、微妙な動き

オオミスジ幼虫
オオミスジ幼虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
折角の4月の連休、昨日は仕事、今日は二日酔いで半日死んでました。復活した午後1時過ぎにはおてんとさまも顔を隠してしまい、なんだかなぁ、な週末ですた。
桜もちらほら咲き始め、ウメも満開になりつつあるので、1月に紹介したオオミスジの幼虫の様子を見に行ってみた。2週間前まではまったく動きを見せていなかった彼らもようやく動き始めたらしく、場所を確認してあった4個体のうち3個体は既に姿がない。越冬していたすぐ近くの枝に1匹の姿を見かけるものの、この個体、実は昨日の夕方からまったく動いていない。越冬位置からは移動したのに今日の午前中には活動していなかったようだ。うーん、それとも毎日同じ場所に戻って休息してるのかなぁ?自分の頭の中では「ほころび始めた花を齧って元気回復!!」てなストーリーができあがっていただけにちょっと肩透かし。なかなかどうして、こちらの思ったように事は運んでくれないみたいですねぇ。

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2007.04.08 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ

カラスハエトリ

カラスハエトリ
カラスハエトリ♂ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ ちょいトリミング
クモ図鑑を買ってしまったことでついに火がついたハエトリ熱。先週の日曜は花を探しに出かけたというのについついハエトリグモに夢中になってしまった。その理由はこのカラスハエトリ。クモ図鑑に載っていたハエトリでも頭胸部の比率が1:1というこのハエトリグモは特に印象に残っていたからすぐに種類までわかったのだ。
カラスハエトリ
カラスハエトリ♂ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
こちら♂の背面より。ホントはもっとちゃんと撮りたかったが、とにかくよく動くのでうまく撮れない。
その理由は…
カラスハエトリ
カラスハエトリ♀ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
こちら、♂とはまったく違う色をしたメスの存在。個人的にはいかつい♂よりもやさしい表情の♀の方が好きだ。
カラスハエトリ
カラスハエトリ♂ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
目をキラキラさせながら(いやそれはマクロストロボのせいだ)♀を追いかける♂。手前左に写っている茶色いのが♀。太い前足をフリフリしていたのだが上手く写せなかった。残念。
カラスハエトリ
カラスハエトリ♀ EOS20D MP-E65mmMacro+1.4*テレコン ストロボ
時間帯を変えて見に行ってみたらシャクトリムシを捕食していた。体に比較してかなり大きな獲物でも捕らえられるようだ。
カラスハエトリ
カラスハエトリ♀ EOS20D MP-E65mmMacro+1.4*テレコン ストロボ
でっかい獲物にご満悦。

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2007.04.06 | Comments(8) | Trackback(0) | クモ他 節足動物

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spatica

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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