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ヒメヤママユ

ヒメヤママユ
ヒメヤママユ EOS5D Sigma15mmfisheye+kenko1.4xtelecon ストロボ
秋の登場するガの本命として自分が追っかけているのはウスタビガだが、その副産物的なモノとしてよく出会うのがヒメヤママユ。個体数も多いし格としてはウスタビガに一歩及ばぬ気もするが、秋の雰囲気をその身に纏った気品溢れるガであることには間違いないと思う。
ヒメヤママユ
ヒメヤママユ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
今年も季節の進行がどこかおかしく、普段ならまとまって見られるはずのヒメヤママユもあっちではボロボロなのにこっちではピカピカの新成虫だったりとダラダラとした発生をしているような気がするし、また密度も薄いような…。この日出会ったものも真新しいものから目も当てられないほどボロボロになったものまで程度は様々。クスサンもポツポツも見られていたし、ウスタビの時期も読みづらい。
ヒメヤママユ
ヒメヤママユ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
この類の♂の触角は何度撮っても飽きないモチーフ。
裏を返せば納得できる写真が未だに一枚もないということでもあるかな。

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2007.10.31 | Comments(6) | Trackback(0) |

トビナナフシの卵

シラキトビナナフシ卵
シラキトビナナフシ卵 EOS5D MP-E65mmMacro ストロボ トリミング
先週の土曜、台風の影響で朝から雨が降っていた。午前中は仕事でつぶれたので午後からぽんぽこ山本さんの所へお邪魔して、ちょっとしたPC関連のレクチャー(そんなおおげさなものではないけど)を交えながらしばし虫談義。ひさしぶりのメススジゲンゴロウやぽんぽこ山本さんが最近凝っているらしいカマキリモドキコレクション、クロシジミの蛹などを見せていただいて楽しい時間だった。
そして目的はもう一つあって、それは先日のコメントにあったトビナナフシの卵をいただくこと。ヤスマツトビナナフシの卵だということで3つばかりいただいてきた。写真を撮っていざアップする前に確認だけでもしておこうと保育社の検索入門セミ・バッタをぱらぱらとめくってみる。

ん…?

これ…ヤスマツじゃなくてシラキじゃないか…?

ナナフシの卵の形態は種ごとに特徴があり、分類的な決め手になる場合が多いそうだ。ヤスマツはかなり異質な形をしていてニホン、シラキの各トビナナフシの卵からは明確に区別できそうである。また、ニホンとシラキでは微妙にフォルムや彫刻が違うみたいだ。うん、これはシラキでよさそうだ。

それにしても卵って面白い。こんなに小さなものなのに種類ごとに違いがあって、さらにナナフシの場合は立派なフタまで完備されている。もっとも弱そうで、それでいて環境の変化に強い。そんな時期を上手く過ごすべく、虫たちはいろいろと工夫をしているみたいですな。

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2007.10.29 | Comments(4) | Trackback(0) | バッタ他直翅系

ヤスマツトビナナフシ

yasumatutobinanafushi
ヤスマツトビナナフシ EOS5D Sigma15mmfisheye+kenko1.4xtelecon ストロボ
昨晩はウスタビガを求めて夜中走り回ってみたのだが収穫なし。昨晩はこの秋一番の冷え込みだったらしく、電光掲示板の温度表示は3℃。流石のウスタビガもこの気温ではやる気をなくしてしまったのだろうか。
明けて今日は半日ほどフィールドを回ることができた。いまだに空白の時期に失った季節感を取り戻すことはできず、なかなか思うような結果は出ない。そんななか、久しぶりにトビナナフシに会えたのは嬉しかった。種類を調べてみたらヤスマツトビナナフシであるらしい。トビナナフシは何故か秋が深まると木を降りて来るような気がする。以前神奈川の某緑地で一日に数十頭のトビナナフシに会って驚いたことがあった。そのときはなんと♂も見つけてしまい(本州以北では♂は珍しい)、ちょっとした狂喜乱舞状態であったことを思い出す。
そういえばナナフシ類は卵の形状が種類ごとに異なり、その彫刻もまた面白いものがある。温帯では基本的に単為生殖を行う彼らのことだから採卵も楽勝。今日会った個体も腹部が膨れていてまだまだ産卵をすることは確実だったはずだ。卵だけでも見ておきたいなんて思ってもいまさら後の祭り。また次に会う機会に期待するしかなさそうである。

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2007.10.21 | Comments(5) | Trackback(0) | バッタ他直翅系

樹液と落花生

オオゾウムシ
オオゾウムシ EOS5D Sigma15mmfisheye+kenko 1.4xtelecon ストロボ2灯
久しぶりのフィールド。あまりにも久しぶりすぎどこへ行けばいいのかわからない。結局いつも回っているフィールドに出て季節の進行具合を確かめてみることにした。秋は着実に来ているのだが、それでも秋のビッグウェーブはまだのようで、秋らしい部分はそれほどないような気もする。ダメ元で寄ってみたコナラの樹液には居残り組のオオゾウムシ。いてくれてありがとう、そんな風に感謝しようかと思うのだが"やっぱりコイツ落花生だ"そんな考えばかりが頭を支配する。
オオゾウムシ
オオゾウムシ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
樹液に夢中なのか、落花生の君はいくらストロボを焚いてもピクリともしなかった。
リアクションが薄い…。
越冬を控えたこの季節、必死になって体力を蓄えているのだろう。
なんだか邪魔するのも悪いように思えて、自分はその場をそそくさと立ち去ることにしたのだった。

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2007.10.14 | Comments(4) | Trackback(0) | 甲虫

アカスジキンカメムシ終齢若虫

アカスジキンカメムシ終齢若虫
アカスジキンカメムシ終齢若虫 Ricoh CaplioR6
今週は仕事でずっとホテル暮らし@弘前だった。昨日の夕方に仕事を終えたのだが流石に諏訪まで帰り着くことはできず、途中の栃木で一泊することに。投宿先の近くに公園があるようなので朝6時に起き、一時間弱の散歩をしてみた。目ぼしいものはアカスジキンカメの若虫集団とキノカワガぐらいのものだったが、気分転換にはなったような気がする。
最近はえらく忙しく、考えてみればカメラに触ったのも随分久しぶりのこと。前回のフィールド行が9/17の群馬だから、約一月のあいだフィールドに出られなかったことになる。今朝は改めてこのことに気づいて一人愕然としてしまった。
明日は久しぶりに外に出られそうだ。しっかりと浦島太郎気分を満喫したいと思ってます(笑)。

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2007.10.13 | Comments(2) | Trackback(0) | カメムシ

久々?リンクの追加

久々にリンクの追加。
山梨県で活動されている虫林花山さんのNature Diaryです。虫林花山の散歩道というウェブサイトも運営されており現在はチョウをメインに撮影活動をされているようです。GX8を使った虫の眼写真にも凝っておられるようで、恒常的に同レンズを使っているのには頭が下がる思いです(自分の虫の眼は最近出番がありません)。
もともとはカミキリ屋さんだったということで先日のタニグチコブヤハズカミキリをきっかけにメールをいただきました。折角なのでカミキリの写真を貼っておきませう(ネタがないので過去の写真です)。
アカジマトラカミキリ
アカジマトラカミキリ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ(2005年9月23日撮影)
今の時期、我が家の周辺で見かけるカミキリといえばコレ、アカジマトラカミキリです。トラカミキリなのにベニボシライクな色彩にグッと来ます。個体数は多くはないですが、いい木に当たれば一度に十数頭のアカジマ君に出会うことも夢ではありません。さてはて、今年は出会えるのかなぁ…。

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2007.10.03 | Comments(2) | Trackback(0) | 雑記

ネタがないので

キベリタテハ
キベリタテハ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ トリミング
ここのところなにかと忙しくて更新が滞っております。
一段落するまでしばらくお待ちくださいませ。
キベリタテハ
キベリタテハ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
個人的なポリシーには反するのだが、背に腹は変えられないということで、9/16に撮ったキベリタテハでも。
「好きなチョウは何?」と聞かれたとしたら、このキベリタテハは上位に入る。ちなみに一番すきなのはスミナガシ、二番はこのキベリ、三番はコツバメあたりかな(ルリタテハやアオタテハモドキも好きですが)。どうやら自分はタテハ偏重主義らしい。

でもキベリに会ったのってそんなに多くないんですよね。そんなところもまた好きなのです。

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2007.10.01 | Comments(3) | Trackback(0) | チョウ

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生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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