コムラサキ越冬幼虫
コムラサキ越冬幼虫 EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
今年は昨年より暖かいような気がするものの、それでも季節は着実に進んでいるらしく、なんとなくは冬らしく感じられる日も多くなった。そろそろ自分の頭の中も冬モードに切り替えていかないといけないみたいだ。今回は初っ端一発目ということで、昨年からの宿題になっていたコムラサキの幼虫にチャレンジしてみることにした。
一応夏の間に成虫が見られる場所はいくつか落としてあったので、その中からアクセスが楽そうな場所を選び、一本ずつヤナギの木を見ていく。どんな木がコムラサキの好みに合うのか、残念ながらご存じでないためにとにかく片っぱしからチェックしていくより他に方法がないのがつらい。
いつもはここで挫折して諦めてしまうところだったが、今回は30分ほどで運良く目的のコムラサキの幼虫に出会うことができた。とはいっても樹皮についているものを見つけたわけではなく、たまたま剝してみた樹皮の裏側に小さな幼虫がついているのを発見した、とういうのが正しい。
コムラサキ越冬幼虫 EOS5D MP=E65mmMacro ストロボ
こういうものは得てして一匹が見つかればそのあとも芋づる的に見つかるのがセオリー。今回も最初に見つけるのに時間がかかっただけで、その後は同じ木から10匹ほどの幼虫を見つけることができた。実際に見るまではみな同じ色をしているのかと思っていたが、どうもその色合いには個体差があるらしく、見た限りでは茶褐色タイプと灰白色タイプの2色の幼虫がいるようだった。柳の樹皮と裂け目の2色に対応しているのではないかとも勘ぐってみたのだが、実際はそこまでこだわっているわけでもないらしく、意外とてんでんばらばらについている。意味があるのかないのかさてはて…。
コムラサキ越冬幼虫 Caplio R6
枝の分岐についていたのは2匹。こちらは両方とも灰白色タイプだった。
コムラサキ越冬幼虫 EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
ちなみにサイズ的にはこんなところ。
小さいという話は聞いていたが、現物を見てみたら予想以上に小さくて結構びっくりした。オオミスジに比べれば確かに大きいが、所詮は五十歩百歩かな。野外で探している分にはそこまでの差はないはずだ。いままで見つからなかったのは、たぶん頭のどこかにオオムラサキやゴマダラチョウの先入観があって、無意識のうちにイメージを重ねていた部分があったせい、なのかもしれない。
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2007.12.11 | Comments(7) | Trackback(0) | チョウ
