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5月末の花たち

平日に時間が取れずに更新滞っております…。
復活までしばしお待ちを…。
サクラソウ
サクラソウ EOS5D EF17-40mmf4LUSM
天候の影響もあり、最近撮った写真は花が多い。
今まで虫が忙しかったが、これからは少し野草の花にも目を向けていけるのかも(保障はしないけれど)。
サクラソウ
サクラソウ EOS5D EF100mmMacroUSM
ここのサクラソウ群落を見つけて数年。
最近は少し個体数が増えてきたようで嬉しいが、それほど奥まったところではないし、いつなくなってもおかしくない。
ここにもヒメギフチョウがいるが、今年は卵塊を見つけることが出来なかった。
エゾタチツボスミレ
エゾタチツボスミレ EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
ウラキンシジミのパラシュートにはまだ早いのか、あるいは天候がよろしくないのか。
小雨の残るトネリコの林の林庄ではエゾタチツボスミレがたくさん咲いていた。
ひょろりと伸びた草体といい、咲く時期といい、他のスミレとはちょっと毛色が違うように思う。
テンナンショウの仲間
テンナンショウの仲間 EOS5D EF17-40mmf4LUSM
エゾタチツボスミレの間からはテンナンショウの仲間がニョキニョキと首をもたげていた。
サクラソウ
テンナンショウの仲間 EOS5D EF100mmMacroUSM
上の写真のように黒いものもあれば緑色のものもある。
種名を調べていないがマムシグサなのかな?
ウスバシロチョウ
ウスバシロチョウ EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
テンナンショウとエゾタチツボスミレを撮っていたら雨が止んで気温が少し上がったようだ。
全身濡れそぼったウスバシロチョウがトネリコの葉の上で翅を乾かす。
それにしてもこのウスバシロチョウ、ずいぶんとずぶ濡れの個体だった。
チョウの体は一般的に水を弾くと思っていたのだが…ウスバシロは鱗紛が少ないせい…か?

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2008.05.29 | Comments(2) | Trackback(0) | 植物

ドロハマキチョッキリ

ドロハマキチョッキリ
ドロハマキチョッキリ SOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
昨日新車が納車になったのでこの二日は慣らし運転。
どうにも一つのことにしか集中できない性質なので、撮影捗らず。
ま、天気も天気だったから仕方がない。
今の季節は小型甲虫がわんさかと出てくる。
ただ、なにがなんでもコイツ!!というような目標が定めづらい時期でもあり、毎年この時期は被写体選定に困る。
片っぱしから撮っていけばいいとも思うけれど、実際に行動に移すのは結構大変かも。

さて、サクラソウとヒメギフの進捗を見るために行った沢沿いで、ミズナラの葉を巻くチョッキリを見つけた。
見つけたときにはすでに八割がた出来上がっていて、しばらく観察していると母虫はやがてどこかへ飛んで行ってしまった。
たぶんドロハマキチョッキリだとおもうが、普段はイタドリを巻いている姿が目立つだけに、ミズナラの葉を巻いているのは意外な気がした。
そういえば今年はまだファウストやイタヤには出会っていないなぁ。

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2008.05.25 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

エグリグンバイ

エグリグンバイ
エグリグンバイ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
数日前、裏庭のフキの葉の上に見慣れぬグンバイムシが付いているのに気がついた。
撮影する余裕がなくてしばらく放っておいたのだが、今日になってようやく重い腰を上げ、撮影してみることにした。
エグリグンバイ
エグリグンバイ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
グンバイムシの類は相撲の行司も持っている軍配に形が似ていることからきた名前。
確かに上から見ると多くの種では軍配型に見えるし、よく名づけたものだと思う。
けれど、実際のグンバイムシはというと、これが結構立体的で面白い格好をしているものが多い。
ツツジグンバイを始め、身近な種類も多いのだがいかんせん小さく、ほとんどが成虫でも5mm前後。
普通の人では余程の注意力を持っていなければ気づくこともないんじゃないだろうか。
エグリグンバイ
エグリグンバイ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
最初はキクグンバイか何かではないかと思っていたのだが、よくよく見てみるとどうやら違うようだ。
調べてみるとエグリグンバイという種類にたどり着く。
図鑑には山地のオタカラコウなどにつくが、フキにつくこともあるらしいと記述してあった。
まだ調べた覚えがないということは個人的にお初な虫さんということになる。
あ、そうそう、グンバイムシはれっきとしたカメムシの一群。
この写真は食事風景で、上の個体が葉脈に口を差し込んで吸汁している様子がうかがえる。
エグリグンバイ
エグリグンバイ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
こちらはこの組み合わせでの最大撮影倍率で撮影したもの。
撮影倍率7倍での手持ち撮影である。
ここまでくるとさすがに野外では厳しいので家の中に持ち込んで撮影している。

それにしてもこのけったいな風体はいったい何故なの?と聞いてみたくなる。
正面からみるとまるで頭だけがスズムシみたいなカッコだし、何かの意味があるのだろうかと思っても、はて…さっぱり見当がつかない。
グンバイムシはどいつもこいつもヘンな姿をしているが、こいつはなかなか立派な変さである。
とても体長4mmほどの虫の姿とは思えない。
うーん、身近でいながら昆虫の形態の妙を存分に楽しめるグンバイムシってのは、なかなか侮りがたい相手みたいですな。

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2008.05.23 | Comments(4) | Trackback(0) | カメムシ

愛車の思い出はミヤマカラスと共に

ミヤマカラスアゲハ春型♂
ミヤマカラスアゲハ春型♂ EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
この週末は2日とも悪くない天気。
いつもいく渓谷で、まだ美しいミヤマカラスアゲハ春型♂に出会った。
ミヤマカラス春型♂の写真を撮れたのはずいぶん久しぶり。
背景が少々いただけないかもしれないが、この小さな湿地はケモノのぬた場になっていて、毎年春になるとミヤマカラスアゲハやカラスアゲハ、オナガアゲハといったアゲハチョウが集まってくる。
スズキジムニー JA-11V
Suzuki Jimny JA-11V Summer Wind EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
唐突に話は変わるけれど、車を乗り換えることになった。

GWもこの車で鳥取まで行ったばかりだったのだが、先週、突然シフトが低速に入らなくなった。
どうやらミッションが限界を迎えたようだ。
リビルトのミッションを載せればまだ走れるとのことだが、色々な要素を鑑みてここでお別れすることを決意する。
すでに乗るのは危険だと言われたのだが、写真を撮っておきたかったので週末だけという約束で返してもらって土日は思い出の場所を巡った。
もちろん高速には乗れないので近場だけだったのだが…。
前述のミヤマカラスアゲハはその途中で撮ったものだ。
その後、家に帰って写真をひっくり返していたら前回ミヤマカラスアゲハ春型♂を撮った写真が出てきた。
日付からすると、この車に乗って初めて撮影に出かけたときのもので、場所もほぼ同じ。
この車の最初と最後を飾ったのは、奇しくも同じ場所のミヤマカラスアゲハだった。
当時はお金がなくて、まだデジタルカメラを持っておらず、使っていたのはNikonのF-801Sとシグマの初代105マクロ。
懐かしいポジを見ながらちょっと感傷的な気分に浸る。

初めての愛車だった。
たった4年しか乗れなかったし、それほど距離も伸びなかったけれど、たくさんの思い出が残った。
初めての虫と出会ったとき、いつもそばにはこの車があった。
最初から最後まで、よく頑張ってくれたと思う。
本当にありがとう。
そして、お疲れ様。

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2008.05.19 | Comments(7) | Trackback(0) | 雑記

エゾヨツメ

エゾヨツメ
エゾヨツメ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
日曜は寒い一日で、とにかく5月の連休明けとは思えない気候だった。
所用でほとんど動けなかったのだが、午後4時過ぎから少しフィールドに出る。
さすがに期待は持てなかったが、試しに訪れた公園のトイレには健気にも2頭のエゾヨツメが来ていた。
久しく撮影していなかったのに加え、こんな天気の日に出会えたのだからありがたい。
喜んで撮影したが、なぜか眼状紋の色が妙に明るく写ってしまったのがちょっと不満。
これはこれで綺麗だと思うけれど、あの吸い込まれるような深い青に魅せられた人間としては、やはり実物に近い色合いに撮りたかった。
なんとかしようとディフューザーを付けたり外したり、角度を変えてみたりもしたがあまり変化がない。
エゾヨツメの眼状紋が構造色だということは気づいていたが、なんだか不思議な出来事だった。
もう一度機会があれば、もうちょっと試してみたい。

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2008.05.14 | Comments(3) | Trackback(0) |

冬を越したヨコヅナサシガメ

ヨコヅナサシガメ
ヨコヅナサシガメ EOS5D EF17-40mmf4LUSM ストロボ
数年前から諏訪でも姿を見るようになったヨコヅナサシガメ。
今年の冬は寒かったように思うが、それでもきちんと冬を越して今が羽化のシーズンのようだ。
越冬していた幼虫は小さく感じるが、そこから出てくる成虫はやはり大きい。
どうやって中に入っていたのだろうかとふと考えてしまう。
ヨコヅナサシガメ
ヨコヅナサシガメ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
羽化した直後の成虫は鮮やかな赤をしているが、しばらく経つと黒ずんできて毒々しい色合いに変わり、最終的には見慣れた黒い成虫になる。
たぶん次に見に行った時にはすべて成虫になっているだろう。
今年こそ羽化シーンをとってやろうかと思っていたのだけれど、この調子では今年はもう無理そうかな。
それにしても、彼らの北上はいつまで続くのだろう。
この北上のペースは温暖化のスピードよりずっと早いような気がしている。
温暖化が原因と決めつけるのはよくないが、無関係とも思えないし、一因くらいは担っていそうなもんだが…。

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2008.05.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カメムシ

GW後半~ムモンアカシジミの幼虫を探せ~

ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ
ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
鳥取遠征後の5日は休養日。といっても天気が悪かったので家の中で腐っていただけだったのだが…。
翌6日はぽんぽこ山本さんからご紹介のあったSさんと、同行されていた3人の蝶屋さんを案内する。Sさんはアリと関係するチョウの生態を調べているということで、昨年ムモンアカシジミを撮影したところを案内して欲しいとのことだった。確かにあの場所は低い位置に産卵されていたし、木の丈もそれほど高くはない。アクセスには多少難があるかもしれないが、観察にはもってこいだろう。
原村の自然文化園前で合流し(大分遅刻してしまった…)、件の場所まで案内する道すがらヒメギフチョウのポイントに少し立ち寄る。昨年採集者が入ったらしく、今年はほとんどその姿を見かけなかった。来年は復活してくれるだろうか。
ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ
ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
ポイントに着いて卵を確認した木に案内するが、孵化した形跡はあるものの、肝心の幼虫はすぐには見つからない。別の木でクサアリの行列を追いかけ、なんとか最初の一匹。思った以上に小さい。
その後はポツリポツリと幼虫と卵を追加発見でき、なんとか案内した成果があったようだ。見つからなかったらどうしようとか考えていただけに、ホッと一安心。
自分も新しい体験をさせてもらい、有意義な一日となった。
ありがとうございました>>Sさん

ちなみにここのクサアリはフシボソクサアリという種類で、好蟻性の昆虫はあまり見つからないとのことだった。家の近くで20年以上経っているコロニーのクサアリはもう一回り大きかったから、そちらがクロクサアリなんだろう。
ヘラクヌギカメムシ?幼虫
ヘラクヌギカメムシ?幼虫 EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
皆さんと別れた後、一人同地へと舞い戻り、暫し撮影してみる。日が傾いてきたせいか、心なしかクサアリの数が増えているように感じたが、本当のところはどうだったか。
ムモンアカシジミの幼虫を探すべくクサアリの行列を探していくと、時々このカメムシの幼虫に出会った。
アリが纏わりついていることから甘露を分泌してとり入っている種だろう。
形態からしてクヌギカメムシ科であることは間違いなく、秋にこの林で見られたのがヘラクヌギカメムシだったことから、その幼虫ではないだろうかと思う。

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2008.05.09 | Comments(4) | Trackback(0) | チョウ

まとまりゃしないよGW

蓮華畑
蓮華畑 EOS5D EF17-40mmf4LUSM
今年のGWは5/1-5/6の6連休。前半の1-4は時々ここに書き込んでくれるK原さんご一家を訪ねて鳥取県西部へ。片道610kmの距離はジムニーではきつかろう…と思っていたのだが、実際にやってみると意外とそうでもなかった。ただし、ひたすらに時間はかかる。
ハタ迷惑にも3泊もさせていただき、そのうえフィールドまでご案内いただいたのに、なぜか写真はほとんど撮らず。今考えてもよくわからないのだが、どうもスイッチが入らなかったようだ。
まず今後は出会えないであろう被写体との出会いもいくつかあったのだが、またそれは次に押し掛ける口実としてとっておこう(と言いつつちょっと悔しい)。
水溜り
水溜り EOS5D EF17-40mmf4LUSM
こちらは案内していただいたものの一つ。小さな谷戸の中、その農道の轍にできた水たまり。
カスミサンショウウオの幼生
カスミサンショウウオの幼生 EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
中にはアカガエル(ニホンかヤマかはわからず)のオタマジャクシに混じって、カスミサンショウウオの幼生の姿があった。こうした平地性の生物、それも全国的に減少傾向のある生物が生き残っているというのは実に羨ましい環境である。
ちなみにこの谷戸はサシバの繁殖地ともなっているそうで、当日もその姿を見ることができた。
一人でいたらまず気づけない、そういうものにも出会えるのが人とフィールドを歩く楽しみの一つでもある。
マツバウンラン?
マツバウンラン? EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
道中いたるところで見かけた花。
さすが西日本、見たことのないものがあるなぁと感心していたら、帰化植物のマツバウンランだかオオマツバウンランだかという植物だそうだ。
所変われば品変わる、とそこまではいいけれど、在来の生物がことごとく数を減らす中で元気なのは帰化生物ばかりという日本の現状、その本質は変わらないみたいだ。
ヒトリガの一種
ヒトリガの一種? EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
夕暮れ迫る農道の脇、スイバについていたのは大きな毛虫。
夕景
夕景 EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
写真はあまり残らなかったが、山陰の自然に触れることができた貴重な旅だった。
次は季節を変えて訪ねてみたいと思う。

最後になってしまったが、お世話になったK原さんとその一族(笑)の皆さんに、この場を借りて深く御礼申し上げたい。

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2008.05.08 | Comments(6) | Trackback(0) | 雑記

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