GW後半~ムモンアカシジミの幼虫を探せ~
ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
鳥取遠征後の5日は休養日。といっても天気が悪かったので家の中で腐っていただけだったのだが…。
翌6日はぽんぽこ山本さんからご紹介のあったSさんと、同行されていた3人の蝶屋さんを案内する。Sさんはアリと関係するチョウの生態を調べているということで、昨年ムモンアカシジミを撮影したところを案内して欲しいとのことだった。確かにあの場所は低い位置に産卵されていたし、木の丈もそれほど高くはない。アクセスには多少難があるかもしれないが、観察にはもってこいだろう。
原村の自然文化園前で合流し(大分遅刻してしまった…)、件の場所まで案内する道すがらヒメギフチョウのポイントに少し立ち寄る。昨年採集者が入ったらしく、今年はほとんどその姿を見かけなかった。来年は復活してくれるだろうか。
ムモンアカシジミ幼虫とフシボソクサアリ EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
ポイントに着いて卵を確認した木に案内するが、孵化した形跡はあるものの、肝心の幼虫はすぐには見つからない。別の木でクサアリの行列を追いかけ、なんとか最初の一匹。思った以上に小さい。
その後はポツリポツリと幼虫と卵を追加発見でき、なんとか案内した成果があったようだ。見つからなかったらどうしようとか考えていただけに、ホッと一安心。
自分も新しい体験をさせてもらい、有意義な一日となった。
ありがとうございました>>Sさん
ちなみにここのクサアリはフシボソクサアリという種類で、好蟻性の昆虫はあまり見つからないとのことだった。家の近くで20年以上経っているコロニーのクサアリはもう一回り大きかったから、そちらがクロクサアリなんだろう。
ヘラクヌギカメムシ?幼虫 EOS5D MP-E65mmMacro+kenko1.4xtelecon ストロボ2灯
皆さんと別れた後、一人同地へと舞い戻り、暫し撮影してみる。日が傾いてきたせいか、心なしかクサアリの数が増えているように感じたが、本当のところはどうだったか。
ムモンアカシジミの幼虫を探すべくクサアリの行列を探していくと、時々このカメムシの幼虫に出会った。
アリが纏わりついていることから甘露を分泌してとり入っている種だろう。
形態からしてクヌギカメムシ科であることは間違いなく、秋にこの林で見られたのがヘラクヌギカメムシだったことから、その幼虫ではないだろうかと思う。
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2008.05.09 | Comments(4) | Trackback(0) | チョウ
