北信のブナ林・初夏
ブナ林 EOS5D EF17-40mmf4USM
土曜は久しぶりに晴れた。かねてから一度はチャレンジしてみようかと思っていたフジミドリにチャレンジするべく北信のブナ林へ行ってみた。が、結果は残念ながらスカ。
ま、次があったら頑張ってみましょ。
ジョウザンかな?ミドリシジミ EOS5D EF17-40mmf4LUSM ストロボ 激しくトリミング
ポイントへ向かう途中ではすでにゼフィルスが舞い始めていた。結構低い場所だったし、すでにフジミドリには(時刻的に)遅かろう、ということで何枚か撮影してみる。
撮影したときにはひょっとしたらアイノなのかな?と期待していたが、写真を見る限りではなんだかジョウザンぽい気がする。
ジョウザンかな?ミドリシジミ EOS5D EF300mmf4L IS USM+kenko1.4xtelecon
こっちもジョウザンぽいけどいかがなもんでしょ。
エゾハルゼミ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
ゼフィルスがひと段落したところで森の中へ。
平地ではすでにニイニイゼミのシーズンだが山の上ではまだエゾハルゼミの声が響いている。
ギンリョウソウ EOS5D EF17-40mmf4USM
林庄にはギンリョウソウが多く、いたるところで白い姿を見せていた。
マガタマハンミョウ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
足もとからたくさん飛びだすヒシバッタやクモに混じって、時折マガタマハンミョウが走る。
後翅が退化してるので飛べないハンミョウだ。
また、それに伴ってなで肩になるのは甲虫類にときどきあるパターン。
ブナ林でしか見たことがないので豪雪地帯の虫のイメージがあるが、実際はどうなんだろう。
アリスアブの一種 EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
ケアリの行列があれば、その脇には列を見つめる視線もある。
産卵でもしないかとしばらく見ていたが、その気はないのかそれらしい行動は全く見せず。
アカアシクワガタ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
ところどころにあるブナの立ち枯れにはアカアシクワガタ。
メスを待っているというよりは、発生直後のものだと考えた方がしっくりきそう。
ジョウザンかな?ミドリシジミ EOS5D EF300mmf4L IS USM+kenko1.4xtelecon ストロボ
一本の立ち枯れを見上げた時のこと。
サルノコシカケの裏側にくっつく大きな黒い影に気づく。
おぁぁぁ~!
オオキノコムシだ!
かつて外灯に飛んできたものを拾ったことがあるが、キノコにくっついている姿を見たのは初めて。
望遠で覗いてみるとどうやらお食事中のご様子。
なるほど、茶色い部分は齧った跡ってことか。
そんじょそこらのキノコムシとは比較にならない巨大さでありながら、その一生をサルノコシカケに依存するこの虫、その生息には安定したサルノコシカケの供給が必要だろうから、豊かな森の象徴とも言っていいかもしれない。
ちなみにこのあと枝で突っついて落とし、ちいとばかり香ってみた。
おおお!ほんとに落花生の香りがする!
ヤマナメクジ EOS5D EF17-40mmf4USM
生木と言わず倒木と言わず、湿った部分には大きなヤマナメクジがいくつもついていた。
コブイヤハズカミキリ EOS5D EF17-40mmf4USM ストロボ
コブコブの姿も。
前翅の傷み具合から前年の個体であるのは間違いなさそうだ。
彼らもそろそろ世代交代の時期かな?
予定もあって少し早目の帰途についたが、久しぶりに充実した感じだったなぁと思った一日だった。
コカブトムシ EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらはおまけ。
帰り道で気になったヤナギの樹皮下から出てきたコカブトムシ。
3匹も出てきたが、この木には樹液が出ている場所がなかった。
近くに発生源があったのかもしれない。
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2008.07.07 | Comments(2) | Trackback(0) | プチ遠征
