
タケウチエダシャク EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ようやく明日から待ちに待ったGW。ど真ん中に行事予定が入ってしまったので遠出はできないが、久々に近場を回るGWになればいいかなぁ。
そんな前日だからというわけではないが、久々に近所の灯火へ行ってみると何やらデカいガの影が。
エゾヨツメじゃないし…と思いながら見てみるとこれがなんとタケウチエダシャクの♀。ネット上で生息地が限られるらしいなんて情報があったから、まず出会うことはなかろうと思っていたのに、こんな近く(歩いて行けるぞ)にいたんだねぇ。トビモンオオエダシャクより一回り~二回りほど大きく、特徴的な模様が美しい。
それにしても、春生の大型ガ類はなぜこんなに魅力的なのだろうか。
オオシモフリスズメ、イボタガ、トビモンオオエダシャク…。
後輩Aがオオシモフリに対して「渋い春の魅力を凝縮したようなガですねぇ…」と言ったが、まったくその通りだと頷くしかない。
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2009.04.30
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ヒメミズカマキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ3灯 飼育
今週になって寒い日が続いている。今朝もだいぶ冷え込み、久々の遅霜となった。
そんなわけで、近所の池で掬ってきたヒメミズカマキリ。
同じ水生半翅目でも、タイコウチとヒメタイコウチは明らかに別種だよなぁと思えるほど体形は違っているのだが、ミズカマキリとヒメミズカマキリはそっくりの体形をしている。縮尺を別にすれば、パッと見の相違点は呼吸管の長さぐらいだろうか。前肢のトゲの形も違っているけれど、そこは細かく見ないと分からない部分だろう。だが、野外で見間違えることはまずないはずだ。ヒメミズカマキリのサイズは普通のミズカマキリの呼吸管の長さぐらいしかない。
本当は大きさ比較をしてみたくてミズカマキリも同じ水槽に入れてあるが、こちらは撮りやすい位置で静止してくれない。働け。

ヒメミズカマキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ3灯 飼育
尖った口が半翅目の証。
ミズカマキリとヒメミズカマキリは普段は生活領域を異にしているらしく、産卵形式などに差異が見られるようだ。そのためか、普段網を入れるような場所で見つかるのは圧倒的にミズカマキリが多く、ヒメミズカマキリはそれに比べてかなり少ない気がする。
小学生の頃、上伊那にある祖父母の家の近くで沢山のミズカマキリに混じって異常に小さなミズカマキリを掬った。今考えればそれが正にヒメミズカマキリなのだが、その頃持っていた図鑑にヒメミズカマキリは載っていなかった。
これは突然変異か?それとも新種か?
当時の私はワクワクしながらそのヒメミズカマキリを眺めていたのを覚えている。
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2009.04.28
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オオツクバネウツギ EOS50D EF100mmMacroUSM
今週末は天気に泣かされた。
土曜は新潟へギフを撮りに行くつもりだったが、全国的に雨のようなので取りやめにしてひきこもる。
日曜は日曜で一日中降ったり止んだりのパッとしない天気。
午前中は地区の行事で山へ登ったのだが、上では雪が舞っていた。
午後は飯田で落し物をしてしまったようので確認へ行く。
結局この2日間はほとんどムシの姿を見ずに終わってしまった。
飯田のギフポイントはこの2週間で随分と季節が進んでいた。
少ない写真からオオツクバネウツギ。
この花の模様、クリームにマーマレードを垂らしたようで、なんだか妙に美味しそうだった。
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2009.04.26
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コツバメ EOS50D EF100mmMacroUSM
先の日曜は時間もなかったので近い所で撮影。
時間がないのは残念だが、今回の2種なんかは期間限定種だから、こういう機会でもないと撮影チャンスを逃してしまう。
まずはコツバメ。個人的に好きなチョウランキングではかなり上位に入る。
翅を開いたところを見たことがないが、はたして開くのかどうか…。
表の渋い青といい、裏面の地味だが味わいのある模様といい、思いっきり自分好み。

スギタニルリシジミ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
スギタニルリシジミも春のみのシジミ。山沿いの林道ではどこでも見かけるし、数も多い。
表の色は息を飲むほど綺麗なのだが、あまり翅を開かない。
全く開かないというわけではないらしいので、そのうちチャンスが来ないかなぁと思っている。

スギタニルリシジミ GR-Digital II
こうした湿った所によく吸水に来ている。
時々10個体ぐらいの吸水集団になっていたりするが、たいていは気付かずに近づいてしまい、集団が離散した後に後悔することになる。覆水盆に返らず、スギタニ群れに戻らず…てか。
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2009.04.23
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ネジロカミキリ EOS50D EF17-40mmf4LUSM ストロボ
今週分の写真がないので先週の分からネジロカミキリ。
見ようと思っても意外と見つからないカミキリムシ。普段からタラの木を見るように習慣づけておくと時々発見できる。今回は畑に植えられた半枯れのタラの木にベタベタとくっついていた。
いつが旬だかよく分からないけれど、個人的には春の虫だと思っている。

ネジロカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
なんだか毛深いなぁ…。
この撮影の後、近くで作業をしていた方に「何を撮ってたの?」と聞かれ、「タラの木につくカミキリムシです、ちっちゃいの。」と答えると「はあ~あ…」と微妙な感じの返事が返ってきた。
まあ、こういう風に平和的に物事が済んでいくと有難いものだと思う。
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2009.04.21
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ヤマエンゴサク EOS5D EF17-40mmf4LUSM
土曜はギフチョウを求めて北信、新潟へ。日曜は地元のヒメギフの様子を見に行く。
ぽんぽこ山本さんに教えていただいた飯山のギフポイントは発生はまだのようで、まったく姿が見えなかった。その後、新潟へ場所を移したが、杉の梢で塒を探す一頭を目撃したのみ。すでに15時近くなっていたので無理もないか。だが、そこでは昼間はそこそこ飛んでいたとのこと。立ち回り方を間違えた。
近場のヒメギフポイントはまだウスバサイシンのかけらも見当たらなかったので開始10分で諦める。相変わらず効率が悪いのう。
今週末はほとんど虫の写真が撮れなかったので、花の写真で引っ張ります(笑)。
自宅近くの古墳の上が、一面のヤマエンゴサクで薄紫色に彩られるのを知ったのはつい先週のこと。花はあちこちで見かけるが、今までの中では一番の大群落だった。なんとか花の無くなる前に…と、仕事が終わってから薄暗い中でウロウロする。灯台下暗し、自宅近くももっと歩かなければならない。
4月15日撮影。

ヤマエンゴサク EOS50D EF100mmMacroUSM
色が少し薄めの個体。
この独特の花姿に魅かれる。
4月15日撮影。

レンプクソウ EOS50D EF100mmMacroUSM
ヤマエンゴサクの間からはレンプクソウが顔を出していた。その花のつき方から別名をゴリンバナとも呼ばれる。このレンプクソウとか、あるいはチャルメルソウとか、そういう地味で目立たない花が何故か好きだ。
4月16日撮影。
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2009.04.19
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ウリカエデ EOS50D EF100mmMacroUSM
カエデ類の花はどれもが控えめに咲く花で、一般の人が気にすることなどまずないと思う。
虫屋で言うならカミキリ屋さんがその存在を気にかけることもないかもしれないが、そのカミキリ屋も花自体が目的ではなく、そこにやってくるカミキリムシが目当てなのだから滅多に顧みられることのない花なのかもしれない。先日紹介したハナノキなどは例外だが、もともとマイナーな存在であることに変わりはない。
いつも行く飯田のギフチョウポイントにはウリカエデの木が多い。
昼間はそれほど気に留めるような存在ではないが、ギフチョウの姿が見えなくなってしばらく経った頃、傾いた陽光に照らされると突然その存在感が増す。

ウリカエデ EOS50D EF300mmf4LISUSM
狭い谷間を見渡せば、あたりには黄緑色のシャンデリアが溢れかえっていた。
この光景が見られるのは、谷間が夕日に照らされる短い時間だけである。
この花はこれまでずっとウリハダカエデだと思い込んでいたが、思い立って調べてみればどうやらウリカエデであるようだ。
そうなると、本物のウリハダカエデの花はどんなものだろうと気になった。
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2009.04.16
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オオシモフリスズメ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
先の週末は懲りもせず飯田へ行く。
今年も飯田のギフを…というのも目的ではあったが、その前に後輩A@暁がオオシモフリスズメを採りに来るというので一緒に行くことにした。
日付が変わってから現地へ着。
今年もオオシモフリスズメは健在だった。
何度見てもこの迫力には圧倒される。

イボタガ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
オオシモフリスズメを探していると、意外な副産物に恵まれた。こちらも春のみに出現する大型ガ、イボタガ。オオシモフリスズメと双璧を成す、春のガの雄である。エゾヨツメやトビモンオオエダシャクも強い個性を持っていると思うけれど、この2種ほどの貫録はない。
私が過去にイボタガを見たことがあるのは一度だけ。
1999年、ギフチョウを見るために山形の小国町を訪れたときのことだった。
あれ以来一度も会っていなかったから、実に10年ぶりの再開ということになる。
見つけた当初はとにかく暴れまわったため一度三角紙にキープしたが、翌朝確認してみると前翅の翅脈の鱗紛が全部剥げてしまっていた。
そのことを後輩Aに言うと「そういえばイボタガって、三角紙に入れておくとそうなることが多いって聞いたことがあります…」とか言い出した。
う~ん…もうちょっと早く思い出して欲しかった…。
ビニールにキープしておいた方が良かったかと思うがもう後の祭りだ。
こうなったらもう一度会うしかないのだが、残念ながらそうそう出会えるガでもない。
まあ気長に探すしかないか…。
できれば今度は手を触れずに撮影できるシーンで出会いたいと思う。
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2009.04.13
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二日ほど前だろうか、我が家の裏庭が何者かによって荒らされた。
とはいっても大した痕跡ではなく、親も「表の庭じゃないからまだいい」なーんて言っていた。
犯人はイノシシ説も出たが、それにしては規模が小さいし、でも他に候補なんていたっけなぁ…と思っていたら、斜向かいのおじさんがムジナ説を唱えたらしい。
あ、アナグマか。
何年か前、うちの庭に白昼堂々入ってきたアナグマもいたことだし、それはそれで納得。
で、先ほど冬眠から覚めたイモリに餌をやっていると、裏庭から変な音がする。
すわ、出たかと玄関に出てみると、いたいた。
慌てて部屋に戻り、カメラを引っ張り出した。

ニホンアナグマ EOS50D EF70-200mmf4LISUSM ストロボ
隠れてもムダですよ?
と、見ていると逃走。

ニホンアナグマ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
家の前の暗渠に入ったのでグレーチングを外し、腹ばいになって覗いてみた。
どうやらここを通ってきたらしい。
どうでもいいけど、よそでやってたら間違いなく不審者(笑)。

ニホンアナグマ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
顔アップ。
このあと、このコは別方面へ行ってしまいました。
まあこれでしばらくは来ないことでしょう。
うーん…次はハクビシンかな(笑)。
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2009.04.09
| Comments(4) | Trackback(0) | 哺乳類
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