fc2ブログ

たまには甲虫散歩

ヨツキボシカミキリ
ヨツキボシカミキリ GR-DigitalII 内蔵ストロボ
今日はちょっとイラッとすることがあって、珍しく?少しムシャクシャした気分。いい加減上手くいかないので、現実逃避して虫を撮ることにした。装備はいつもより大幅削減して50D+100マクロ+ストロボとGR-DigtalIIのみと超軽装。現実逃避をしても何も進展はないが、重い気分で居続けるよりはなんぼかいい。もちろんこの記事も現実逃避なので、ややヤケクソ気味なのは笑って見逃してやってください(笑)。

今日歩いたのは以前コミミズクを見つけた林縁。昨年末から通い出した場所なので、オンシーズンの姿は知らない。だからここらでいっちょ歩いてみようかと思ったわけだ。
畑の脇の小道なので草刈りの手が入り、切られたヌルデの伐採枝にカミキリがポツポツと。ヌルデの枯れ枝はカミキリにとって相当魅力的なものらしく、結構いろいろな種類が集まってくる。
ヨツキボシカミキリ
ヨツキボシカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ヨツキボシカミキリは一番目立っていた種類。
丁度いい枯れ具合らしく、待っているだけで次々と飛来してくる。
ヒトオビアラゲカミキリ
ヒトオビアラゲカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
同じくヌルデの伐採枝で、ヒトオビアラゲカミキリ。渋めの普通種。
ヒトオビアラゲカミキリ
ヒトオビアラゲカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
たぶん産卵中。同じヌルデの枯れ枝でも、人気があるのとないのがあるのが面白い。
ヒシカミキリ
ヒシカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
これも多分ヌルデ…でヒシカミキリ。小型のカミキリで、体長は5mm弱。普通に見つかるカミキリムシとしては最小クラスだ。改めて図鑑を見直してみたら、飛べないと書いてあって驚いた。以前からカミキリらしからぬシルエットだなぁとは思っていたのだが、そう言われてみれば確かに長めのヒサゴ型。なんで気付かなかったんだろう。あちこちで普通に見かけるからかな。
ゴマフカミキリとサビカミキリ
ゴマフカミキリとサビカミキリの一種 EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
これは多分フジで、ゴマフカミキリ(上)とサビカミキリの一種(下)。サビカミキリについてはどうも同定がおぼつかなくて、撮影してから、はてこいつはなんだろうといつも首を傾げることになる。うーん…エゾかなぁ?こういう手合いこそ標本を取っておくべきなんだろうが、いつも億劫でスルーしてしまう。
ヒシモンナガタマムシ
ヒシモンナガタマムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
エノキの葉上にはヒシモンナガタマムシ。久しぶりに見た気が…。
ムーアシロホシテントウ
ムーアシラホシテントウ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
イボタにはムーアシラホシテントウ。よく見かけるけど生態は全く知らない。
そもそもこいつは何を食べているんだろう?
シロコブゾウムシ
シロコブゾウムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
草むらのクズにシロコブゾウムシがいておお…と思う。ウチの周りで良く見かけるのはウコギやウドにいるヒメシロコブの方で、シロコブは1、2回しか見た記憶がない。クズだけではなく、フジやニセアカシアも随分と探したが、それでもいないのだから少ないのだと思う。
シロコブゾウムシ
シロコブゾウムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ヘンな顔。
オジロアシナガゾウムシ
オジロアシナガゾウムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
同じくクズ上にて、オジロアシナガゾウムシ。
アカガネサルハムシ
アカガネサルハムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
アカガネサルハムシとフキバッタの幼虫。
アカガネサルハムシはいつ見ても美しい。ストレートな美しさでこれに敵うハムシはオオサルハムシとキンイロネクイぐらいしか浮かばないが、それでも私は敢えて………ハッカハムシを推したい。
アオハナムグリ
アオハナムグリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ガマズミに来ていたアオハナムグリ。コアオと共に良く見るけれど、実はハナムグリという種類を見た記憶があまりない。数少ない記憶ではいずれも海岸に近いところだったが、沿岸部にしかいなかったりするのだろうか。
ヒラタハナムグリ
ヒラタハナムグリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
こちらもガマズミの花上で。いつもそのうちに撮ろうと思っていて、気がつくと姿を消していた。
一応撮るには撮ったけど、もうちょっといい写真が欲しい。

今日歩いた道は普通に歩けば20分もかからないだろう長さしかない。撮影していたのもせいぜい2時間ぐらいだから長くはないけれど、探せば意外といろいろいるものだ。普段は沢山の被写体を少しずつではなくて、少しの被写体を何枚も撮るというスタイルだから、こんなにいろいろと撮ることは少ない。先日やせがま氏と歩いた時は、私はずいぶん急いで案内したつもりだったのに普通と言われたりもしたけど、たまにはこうしていろいろ撮るのも面白いかもしれない。

関連記事
スポンサーサイト



テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真

2009.05.24 | Comments(4) | Trackback(0) | 甲虫

«  | HOME |  »

カレンダー

04 | 2009/05 | 06
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

プロフィール

spatica

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
画像の貸し出しについては下記までご連絡ください
spatica@mail.goo.ne.jp

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索