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アケボノソウ

アケボノソウ
アケボノソウ EOS50D EF100mmMacroUSM
土曜はアカジマトラカミキリを探しに一寸野虫さんとDX-9さんが来たのでご案内したが、残念ながらこの日は見つけることができなかった。
もともと数の少ない種類であるし、私も見つけるのはいつも偶然なので仕方がない…とはいえ、案内を買って出ただけに役目を果たせなかったのはなんとも悔しかった。

午前中、件のアカジマトラを探して目ぼしいイタドリを回っている最中に見つけたアケボノソウ。
7,8年前、福島の廃棄水田で初めて見た時は感動した。
晩夏~秋にかけてのうら寂しい雰囲気を漂わせる美しい花だ。
アケボノソウとクロヤマアリ
アケボノソウとクロヤマアリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
花弁には蜜腺があり、昆虫を誘っているようだ。
この時も数匹のクロヤマアリが蜜を求めてやって来ていたが、風があってアップを撮るのには難儀した。

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テーマ:季節の花たち - ジャンル:写真

2009.08.31 | Comments(2) | Trackback(0) | 植物

ナシカメムシ

ナシカメムシ
ナシカメムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
植栽のソメイヨシノで見つけたナシカメムシ。
薄緑と茶色の模様は、地衣類のついた樹皮に対する擬態だと思う。
ナシカメムシ
ナシカメムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
狭い隙間に潜り込むのが好きらしく、そのことが一層隠蔽効果を高めている。
ナシカメムシ
ナシカメムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
でもこれはちょっとやりすぎ。

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2009.08.25 | Comments(2) | Trackback(0) | カメムシ

命尽き果てても

エゾエノキ
エゾエノキ EOS50D EF17-40mmf4LUSM
今日はいくつかの神社を梯子。
目的は2つあったが一方は多分早すぎ、もう一方は遅すぎでどちらの目的も果たせなかった。
その最中、エゾエノキの大木を見上げる。
?
? EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
樹幹部に変なものがついていた。
何だこりゃ?
ヒラアシキバチの一種
ヒラアシキバチの一種 EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
あ…なるほど…。
産卵の姿勢のまま朽ちゆくヒラアシキバチの一種。
この後体の大部分が崩れ落ち、産卵管が刺さったままの腹部だけが残されるわけだ。
種類についてネットで調べてみるとキマダラヒラアシキバチというのが出てきたが、確実な文献がないのでここではその一種…で留めておきたい。
名残
名残 EOS50D EF17-40mmf4LUSM ストロボ
幹のあちこちに残された腹部が、多くの母バチの運命を物語る。
たとえ一つの灯が消えようとも、生命の流れは決して止まらない。

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2009.08.24 | Comments(2) | Trackback(0) | ハチ

お盆のチョウ

ルリタテハとカブトムシ
ルリタテハとカブトムシ EOS50D EF17-40mmf4LUSM ストロボ
お盆シリーズ第4回。蝶はムモンアカがメインだったんだけど、その合間に撮ったものをいくつか。
まずはルリタテハ。
カブトムシに邪魔されてなかなか樹液を吸えないでいたが、最終的にはこのカブトムシは姪っ子へのお土産となってしまったので、その後ゆっくり吸汁できたのではないだろうか。
ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ダイミョウセセリ。関西では後翅に白帯がでるそうな。
スジグロチャバネセセリ
スジグロチャバネセセリ EOS50D EF100mmMacroUSM
この辺のセセリは普段どうも撮る気が起きなくて、殆ど写真がない。
イチモンジチョウ
イチモンジチョウ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
上に同じく写真少ない。
普通種は「いつでも撮れるから…」なんて言っているといつまでたっても撮れないので、ついででもとにかく撮っておくのが最善かな…。
サカハチチョウ夏型
サカハチチョウ夏型 EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
サカハチチョウは春型より夏型の方が好きだ。
季節でこれだけ変わってしまうのは、なんとも不思議なものだ。

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2009.08.20 | Comments(5) | Trackback(0) | チョウ

お盆のカメムシ

ハサミツノカメムシ
ハサミツノカメムシ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
引き続き、お盆に見たカメムシ。
ハサミツノカメムシの♂は大柄で美しく、邦産カメムシの中でも見ごたえのあるものの一つと思う。
雌雄ともに前胸背板側角が赤いため他種との識別はすぐにできる。
モンキクロカスミカメ
モンキクロカスミカメ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
モンキクロカスミカメ。
カスミカメの仲間としてはかなり大型。林縁の草むらなどでよく見かける。
あまりにもよく見かけるので、実はあまりカメラを向けない(笑)。
オオクロヒョウタンカスミカメ
オオクロヒョウタンカスミカメ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
フシボソクサアリの行列を見ていたら、すぐそばにいた。
大きさや色などそっくりだったために何か関係があるのでは?と訝しんでみたが、カメムシ図鑑2刊の記述にはそれらしいものはなく、ちょっとがっかり。
ヒョウタンカスミカメ類はいずれもアリに擬態していて、体を分断する白色帯は体の輪郭を誤魔化すためのものだろうと思う。
たまにヒョウタンカスミカメ(茶褐色)もたまに見かけるが、小さいうえに動きが早く、その上込み入ったところにいる場合があるのでまだ未撮影。
こうして考えてみると、まだまだカメムシは撮り足りない。

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2009.08.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カメムシ

お盆のトンボ

ノシメトンボ
ノシメトンボ EOS50D EF17-40mmf4LISUSM 内蔵ストロボ
盆休暇中の写真から。
お盆らしい写真てどんなんだろう…と思って撮ってみたが…うーむ、どんなもんか。
オニヤンマ
オニヤンマ EOS50D EF300mmf4LISUSM ストロボ
オニヤンマ。何度か飛翔に挑戦してみたけれどダメ。
置きピンで一定ルートを飛ぶところを撮りたいが、どうもまだコツが掴めない。
オオルリボシヤンマ
オオルリボシヤンマ EOS50D EF300mmf4LISUSM ストロボ トリミング
夕暮れのオオルリボシヤンマ。
小さな池の上を飛んでいた。
ヒメアカネ
ヒメアカネ EOS50D EF300mmf4LISUSM
ヒメアカネは羽化直後みたいな未熟なものから色づいた個体まで様々。

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2009.08.18 | Comments(0) | Trackback(0) | トンボ

おまけ?:ムモンアカシジミ

ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF17-40mmf4LISUSM ストロボ
林内の葉上に静止する。
このあと、この個体(だと思う)は産卵行動に移った。
今思えば、産卵のタイミングを見計らっていたのかもしれない。

この盆前~盆にかけて、何度かムモンアカシジミの撮影に行っていた。先日一寸野虫さん達を案内してから、またちょっとムモンアカが気になったわけで…。よく考えてみたら、これだけ簡単にムモンアカが撮影できるというのは間違いなく幸せなことじゃなかろうかと思う。だからたまには真面目に撮影してみようかと思ったのだけど、いざやってみるとこれがうまくいかないこと×2…。もう少し生態的な側面に突っ込めればと考えていたのだが、そう思った通りにはいかないらしい。
だからまだ自分の中では消化不良だけど、たまにはこんなおまけ的な形で公開もよいかな。
え?おまけの方がボリュームあるって?
まあきにせんといて。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF300mmf4LISUSM
梢に静止する。
特に曇りがちな時などは、活動時間以外はこうして静かにしていることが多い。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ヒメジョオンでの吸蜜。
日が陰っている時は梢で休んでいたが、日差しが出るとハラハラと舞い降りて来て吸蜜を始めた。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF17-40mmf4LISUSM ストロボ
イタドリでの吸蜜。
8/8には殆ど吸蜜に来なかったのだが、その後はいつ行ってもイタドリにくっついていて、ひと株に3頭ほどついている時もあった。この他にセリ科の花でも吸蜜を見たが、どうやら白系の花を好むのではないかと思う。もっとも、今の季節この場所で咲いているのは白い花ばかりなのだが…。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF100mmMacroUSM トリミング
正午から午後2時ぐらいまでが活動のピーク。
この時間帯になると、それまでどこにいたのだろう?と首をかしげたくなるぐらい活発に飛びまわる。
青空に緑の梢、そしてオレンジが一際映えて見える。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF100mmMacroUSM
多い時には4~6頭の集団ができる。
先日一寸野虫さんが見たところでは、この状態から直接♂が♀を確保して交尾に至ったとのこと。
その後、個人的に観察したところでもやはり1頭の♀を複数の♂が追いかけるというフシのあるところを見かけた(直接確保は見られなかったけれど)。
だからこれは卍どもえというよりは、追尾飛翔と言った方が正しいのかもしれない。
♂同士の追尾の場合は個体数も少なく一瞬で別れてしまうが、ここに♀が絡んだ(と思われる)場合は個体数が増え、塊で飛翔している時間が長いように感じた。
ムモンアカシジミ
ムモンアカシジミ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
産卵行動。
実際に産卵しているかどうかは不明。このときは意外にも結構神経質で、すぐに飛び立ってしまう。
それにしても、この絵の中にアリが欲しい…。

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2009.08.16 | Comments(2) | Trackback(0) | チョウ

シラミバエ

シラミバエの一種
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
今日は盆休み最終日。
勢い込んで3か所を梯子したものの、大した成果はナシ。
まあそれでもこういう下見みたいなことも必要、と割り切ることにした。

さて、ここのところ山へ行くたびに自分にちょっかいを出してくる虫がこのシラミバエの一種。今まではほとんど見たことなかったのに、最近だけで5、6回、いやもっとかな…とにかく飛んでくるのだ。向こうから。最初は偶然かと思っていたが、こう頻繁にあると偶然とは考えにくい。大抵はシカのトラバースをたどって斜面を歩いているときのことなので、ひょっとしたらシカをホストとしている種類かとも思うが、これも推測の域を出ないのが現状だ。だが、もしシカをホストとしているようなら最近シカがやたらと増えていることともリンクする。
飛んできた個体はまたすぐに飛んで行ってしまうのでなかなか写真は撮れないが、時々もがいている間抜けがいるので一匹つまんでみた。
ちなみにこの個体、半〆にしようかと思ったのにいきなり逝ってしまったので、カッコなどはあまり気にしないで見ていただきたい。
シラミバエの一種
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
ホストにしがみつくためか、足は頑強。頭の下に見えているのが口器だろうか。
同じように鳥や哺乳類から吸血するノミ類が縦に薄くなったのとは対照的に、シラミバエ類は扁平な体つきをしている。
シラミバエの一種
シラミバエの一種 EOS50D MP-E65mmMacro ストロボ
腹部を撮影してみてびっくり、ごんぶとの刺毛がびっしりと生えている。
これもホストから振り落とされないための工夫?
寄生生活を送る者の意地を見たような気がした。

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2009.08.16 | Comments(6) | Trackback(0) | ハエ・カ・アブ

ヤツメカミキリ

ヤツメカミキリ
ヤツメカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
この盆休みは地元でゆったり。
特に撮りたいものもないしなぁと思っていたのだが、回ってみれば案外面白いものが見つかるものだ。
このヤツメカミキリもその一つ。
それほど珍しくないように思えて、でも前に出会ったのはいつだったか…という感じだ。
ヤツメカミキリ
ヤツメカミキリ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
サクラに産卵する♀。しっとりとした質感で、個人的には美しい種だと思う。

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2009.08.15 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

ヒメオオクワガタ

ヒメオオクワガタ
ヒメオオクワガタ EOS50D EF100mmMacroUSM ストロボ
ようやくというべきか、それともやっとというべきか。
かなり長い時間がかかってしまったが、諏訪のヒメオオクワガタに相まみえることができた。
そもそもヒメオオクワガタはブログを始めるより早い段階から目標の一つとしていたのに、毎年何回チャレンジしても出会うことなく、その度に辛酸を味わうことになった。
なにしろその回数といえば…いや、やめよう。ほんとイヤになる。
とにかく他のものに比べて膨大な時間を割いたにも関わらず、なかなか出合えなかったってことだ。
ヒメオオクワガタ
ヒメオオクワガタ EOS50D EF17-40mmf4LISUSM ストロボ
そんなわけで今年で6シーズン目を迎え、先週も惜敗。
さすがに長期戦になるかな(6年でも十分長期戦か)と思っていたのだが、今年になってから知ったイヌブナの林にまだ行っていないことを思い出して訪れてみた。
するとこれが当たりで、ようやく念願のお目通りがかなう。
最初に見つけた個体はなんとも極小な上にフ節が変な個体だったけれど、これも自分らしくていいかな。
ヒメオオクワガタ
ヒメオオクワガタ EOS50D EF300mmf4L IS USM ストロボ
近くの梢にもう一頭。ヒメオオらしい光景だ。
このあとネットインを失敗して冷や汗をかいたが、なんとか回収。
一枚目はこの個体の記念写真。
夕空
夕空 EOS50D EF17-40mmf4LISUSM
たった2頭だったけれど、この2頭は自分にとっては非常に重い。
有名な多産地でどれほど採っても、これほどうれしくは思えないだろう。
かかった時間の分だけ喜びも…というわけでもあるまいが、やはり思い入れのあるものは特別。
今はただただ、この場所を教えてくださったSさんと素晴らしきイヌブナの森に、感謝。

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2009.08.14 | Comments(6) | Trackback(0) | 甲虫

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生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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