
ヒメギフチョウを待っていたら、鈍い羽音を立ててアカアシクチブトカメムシが飛んできた。
地面に落ちたのを見て慌てて撮影しようとしたら、何やら食べようと口吻を伸ばしている。
私は気付いていなかったがすぐ近くに獲物(多分ウスバシロチョウの幼虫)がいて、すぐに見つけ出して食べ始めた。
野生生物の能力って、やっぱり凄い。
アカアシクチブトカメムシなんかの樹上性のクチブトカメムシは普段あまり目につかない。
たまに見かけることがあっても、ほとんどが今回の様に偶然下に落ちてきたものだ。
樹冠部には普段見かけない昆虫がどれぐらいいるんだろう?
なんとか見てみたいとは思うけれど、タケコ○ターでもない限り無理か…。
アカアシクチブトカメムシ Pinthaeus sanguinipes 2010年5月3日 長野県松本市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.05.06
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GW最終日、毎年恒例のギフチョウチャレンジへ行ってきた。
今年は雪が多くギフの発生も遅れ気味との事だったが、ここ数日の暑さで羽化が進んでいるようで、ある程度の数は出ていたらしい。
それにしても、この時期のブナ林というのはどうしてこうも爽やかなのか…。

丸一日使って見かけたのは6頭程。
暑過ぎるのもあって、表に出てくる数は少なかったのかもしれない。
撮影できた写真と言うのも少なくて、このボロ個体@サクラと…。

こちらのショボ飛翔の2カットのみ。
正直言って、ここのギフは非常にツライ。
個体数が少なく、全域にいるが薄い。
雪の量が多いので時期が読みづらい。
咲いている花が少なく、カタクリの絨毯どころか林床の花(カタクリ以外も)自体がほとんどない。
普通にギフを撮りたいのなら、間違いなく別の場所に行く。
じゃあなんでここのギフ?
それはただ単純に、自分自身がここの土地に縁があったから。
たったそれだけ。
他の場所で撮るのに特に抵抗はないけれど、それでも年に一度はチャレンジしておきたい。
くだらないかもしれないけれど、そんな理由。
ギフチョウ Luehdorfia japonica 新潟県十日町市 EOS50D Tokina AT-X 107 DX Fisheye10-17mm F3.5-4.5, EF300mmF4LISUSM+KENKO1.4xDIGITAL TELEPLUS PRO300 2枚目トリミング
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2010.05.05
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春、亜高山帯の林床に可憐な姿を見せるヒメイチゲ。
ヒメの名の通り、キクザキイチゲやアズマイチゲといった派手な種と比べ背丈は約半分。
花の直径も10mm程と遥かに小さいので、よほど気をつけていないと見逃してしまうだろう。
その姿は繊細であると同時に、どこか厳しい環境を強かに生き抜く逞しさを感じさせる。
GW4日目。
当初はイエローバンドを見に白馬へ行く予定だったが、予想以上に雪が残っているということで止むなく中止に。
ここんとこ走り過ぎてたんで今日は休養日。
ゆっくりと地元を歩くつもりが、かえって目的が定まらずにどうしようもない方向に…。
まあこういう日も一日くらいあっていいか。
ヒメイチゲ Anemone debilis 2010年5月4日 長野県下諏訪町 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM
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2010.05.04
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GW3日目。今日も相変わらずヒメギフ狙いで松本へ。本日のゲストはVIEWさん。
良く晴れて気温が高くなり過ぎたのか、ヒメギフの出は不調。
どうなる事かとヒヤヒヤしたが、最後の最後で数回チャンスがありほっと一安心。
普段は一人で歩いているからいいのだが、ホストになった時はちょっと疲れる。
ヒマな時は一人でウンコ虫をずっと撮っていた。
春先は活動が活発で面白い。成果(と言うほどのものでもないが)はまた今度。
ここではスギタニルリは少なめでちらちらと舞う程度。
カタクリに来ると可愛いけれど、花の下は影になってしまうので撮影条件は可愛くない。
スギタニルリシジミCelastrina sugitanii 2010年5月3日 長野県松本市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM 内蔵ストロボ
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2010.05.03
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GW二日目。ネタの多い一日。
今日もヒメギフ狙いで松本へ。
千葉からKくん、静岡からサカイくんが来てくれたのでご案内。
今日はようやくカタクリとヒメギフが撮れたが、だんだんスレた個体が多くなってきた。
撮れた写真も個体の鮮度にやや難があるが、撮れないよりはナンボもマシ…と考えよう。
途中で車のカギを林の中に落としたのに気付いて青ざめる。
一緒に居合わせた人にも探してもらったがなかなか見つからず、一時は諦める気になったが、syakugaさんのお父さんがダウジングという離れワザを披露し見事発見。
本当にありがたかった。
ダウジングというのも半信半疑だったが、マスターすればレンズキャップを落としたときなどにも応用可能かもしれない。
ダウジング、あなどりがたし…。
帰り際、Kくんが地面にいたトホシカメムシを見つけてくれた。
トホシカメムシは珍しいわけではないのだが、個体数が少なく時々思い出したようにしか見つからないもの。
ありがたく撮影させていただいた。

このカメムシを見るといつも洋ナシを思い出す。
質感や色合いがそのものだ(笑)。

ヒメギフの後、場所を移動しゲンゴロウにチャレンジ。
ナミゲンが5匹とガムシが50匹以上網に入った(ミズカマキリやマツモムシは多すぎるので数えない)。
あとはクロゲンとタイコウチが一匹ずつ。
8m×5m程度の池一つとしては上々の結果だろう。
撮影の後は必要な分だけ手元においてリリース。
たくさんいるものはともかくとして、発生地が限られていたり、減少が著しいものに関しては最近あまり数を持ち帰らないようにしているつもり。
自分だって採集は細々と続けているから採集するなというつもりはないし、「未来の子供たちに自然を残しましょう」とか「素晴らしい自然を愛しましょう」なんてクサくて高尚で歯が浮きそうなセリフなんてクソくらえだ言いたくはない。
ただ単に自分が長く楽しみたいから…でも十分な理由だし、それでいいじゃない。
素直にそう言えばいいし、それ以上の理由はきっと、必要ないと思う。
トホシカメムシ Lelia decempunctata 2010年5月2日 長野県松本市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.05.02
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GWの一日目。
ツートンカラーのトウカイコルリクワガタ♀というやつを見てみたくて、らな・ぽろささんに案内していただき二人で出掛ける。
らな・ぽろささんがオオズナガゴミ狙いのトラップを仕掛けている間から探し始めるが、産卵痕はいくらでもあると言うのに出てくるのは幼虫ばかり…。
やはりヘタクソだなぁ。

そのうちに出てきたのは…ホソツヤの♀!?
次は…コルリの♀!
……………でも普通の体色…………。
次は!
コルリの♂!
コルリの♂!
コルリの♂!
コルリの♂!ブチっ(見事にヒット)
コルリの♂!
普段は♀ばかりで♂が欲しいのに、何故♀が欲しい時は♂しか出てこないのか…。
マーフィーの法則ってやつ?そうか?そうなのか?
残念ながら狙いのものには会えなかったが、色々とお話が聞けて楽しい一日。
こういうのも良い良い。
トウカイコルリクワガタ Platycerus takakuwai 2010年5月1日 長野県飯田市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.05.01
| Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫
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