
ニワハンミョウには色彩変異があり、通常は銅色~緑がかった色のものが多いと思うが、時々真っ黒い個体が出現する。
仲間内では通称「ブラックニワハンミョウ」と呼んでいて私も何度か見たことはあったのだが、らな・ぽろささんに教えていただいたこの産地は黒い個体の割合が非常に高いらしい。
今回は行ったタイミングが悪かったのか個体数は少なかったけれど、全てが黒い個体。
これがどんな要因で発現しているのか分からないけれど、同地で観察されたぽんぽこさんの話によれば行動パターンにも少々違いがあるのではないか?とのことであった。
寒冷な地域や高標高地で黒い個体の割合が多くなったら面白いなぁと思うんだけど…う~ん?
北海道のものは黒色と暗銅色のみらしいが、やはり関係があるのだろうか?
ニワハンミョウ Cicindela japana
2010年5月30日 長野県茅野市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.05.31
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ナラノチャイロコガネを拾った同日、同じく会社構内で見つけたシラミバエ。
仕事中になにやってんだと言う話はまあとりあえず置いておくとして(をい)、流石にこれには驚いた。
シラミバエは何度か見たことがあるが、今回のものは翅が退化しているようで飛ぶ役には立ちそうにない。
これもまた、異形というべきか…。
伊那谷の写真家、安田守さんのブログで似たような種を見かけた事があったので色めきたって拾ってきたのだが、残念ながら家に帰る前に事切れてしまった。
種類もまだ調べていないが、ツバメに寄生する種類なのかなぁ…。
それにしても、この個体はどういう経緯であんなコンクリートの上にいたのだろう?
動きも素早くなかったし、わずかな時間のうちに事切れたことから考えると衰弱した個体が寄主から振り落とされたというのがそれっぽいセンだけれど、確かめようがない。
う~む…まだまだ近くにもヘンなものがいる…ということか。
シラミバエの一種 Hippoboscidae sp.
2010年5月26日 長野県岡谷市産 EOS50D MP-E65mm F2.8 1-5×Macrophoto ストロボ
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2010.05.27
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会社の構内を歩いていたコガネムシ。
遠目にはセマダラコガネかと思ったが、近くで見てみると種類が違うようだったので連れ帰ってみたところ、どうやらナラノチャイロコガネのようだった。
名前だけは知っていたけれど、実際に見るのは初めてかもしれない。
河川敷などの砂地を好むようだが、ちかくに砂地はない。
天竜川が流れているとは言ってもまだ河川敷はほとんど発達していないし…。
いったいどこから来たのやら。

むくじゃらっぽいのが可愛いなぁ。
ナラノチャイロコガネ♀ Proagopertha pubicollis
2010年5月25日 長野県岡谷市産 EOS50D MP-E65mm F2.8 1-5×Macrophoto ストロボ
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2010.05.25
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雪国に春の訪れを告げるキクザキイチゲ…と思うが、実際のところはどうなのか?
少なくとも内陸部ではアズマイチゲ程には見ない。

ちょっと気だるげなアズマイチゲと違い、キクザキイチゲには凛とした雰囲気が漂う。

花の色は白と紫が多い気が。
どんな要素で花の色が違ってくるのだろうか。
この花を初めて見たのは山形の小国町でのこと。
喜んで写真を撮っていたら、近くにいた人の会話が耳に入った。
「ねぇ、この花なんていうのかな?」
「白いからコブシじゃない?」
思わずコケそうになった。
一緒にいた友人も聞いていて、明らかにキクザキイチゲについての会話であった。
キクザキイチゲ Anemone pseudo-altaica
2010年5月16日 長野県白馬村 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM
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2010.05.21
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ギフチョウを待っていたすぐ近くでテリ張りしていたシータテハ。
いつもの年なら越冬明けの個体に良く出会うものだが、今年は何故だか少なかった。
そう言えば、ヒオドシチョウやエルタテハにもほとんど出会っていない。
数が少ないとも考えづらいし、歩く場所が変わってきたということかな。
う~む…。
シータテハ Polygonia c-album
2010年5月16日 長野県白馬村 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM
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2010.05.20
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山間の水たまりで見つけたアズマヒキガエルの卵塊。
平野部では街中にも出没するヒキガエルだが、ここら辺りで見かける場合はほとんどが山奥。
産卵できる場所も多くないのか、まとまった卵塊を見たことはまだない。
これも垂直分布の広いヒキガエルだからこそなせる技…かも。
近くの細流の下からはタゴガエルの鳴き声が無数に聞こえてきていた。
これからはカエルたちの季節だ。
アズマヒキガエル Bufo japonicus formosus
2010年5月11日 長野県茅野市 EOS5D EF70-200mmf4LISUSM
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2010.05.19
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ヒメギフの痕跡を探して入った林道で、久々にわけのわからない虫に出会った。
丁度林道のすぐ脇にある細流でハコネサンショウウオでもいないかと石をめくっていたら出てきたもの。
ヒメギフを探しに行ってなぜハコネサンショウウオを探しているのかとかは突っ込まないで欲しい。
ときに、こいつを最初に見たときの印象は「ハネカクシ?」というもの。
でも普段見ているハネカクシとはかなり体形が違うし、つついてみると…
…
…
…
遅っ!
動きまで鈍い。
顔も変だし…なんだこりゃ?
結局正体が分からずに帰宅し、図鑑を見た結果カタホソハネカクシの一種ということが判明。
ああ、やっぱハネカクシでよかったのね、と安心した。
しかしグループの判別で迷ったのは久しぶりで、楽しい思いをさせてもらった。
やはり見たことのない虫に会うと、心が躍る。
カタホソハネカクシの一種 Philydrodes sp.
2010年5月4日 長野県下諏訪町 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.05.18
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