
なかなか縁のない虫ってのは結構多い。
もともと数の少ないものやシーズンが限定されるもの、あるいは行動パターンのせいでなかなか出合えないものなど。
自分にとってはブナ林の虫というのは殆どがそこに当てはまる。
信州というイメージだとブナはどこにでもありそうだが、少なくとも中南信ではまとまったブナ林というものは相当少ない。
ヒゲナガゴマフカミキリも珍しい種類ではないようだが、いままで縁のなかった虫の一つ。
おかげで見つけた時には思わず声をあげてしまった。

体の模様ははブナの樹皮に巧みに紛れ込む。
長い触角が少々目立つがそれは御愛嬌…か。
ヒゲナガゴマフカミキリ Palimna liturata
2010年8月22日 長野県木島平村 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.31
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トンボついでにオニヤンマ。
普通種とは言え、やはり迫力はあるもの。
オニヤンマ Anotogaster sieboldii
2010年8月16日 長野県茅野市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.30
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おとといの夕方から風邪気味で、昨日の午後になってダウン。
ここのところ走り過ぎていたのもあるんだろう。
毎年7月~8月にかけてのどこかで体調を崩していたのだけれど、今年はそれがなかったのでとうとう来たかという感じ。

引き続きお盆の写真から。
霧ヶ峰の一角を訪ねた時、見慣れぬ未成熟のアカネが目に入った。
どこかで見たよーな気がするけどはて…。
写真を撮ってからしばらく考えて…思い出した。
あ!ムツアカネだ!

続く道を歩いていたら、今度は色づき始めた個体が次々と飛び出してきた。
こんな所にいるとは…と思って霧ヶ峰マスターのmasaさんに連絡してみたら、以前はよく見かけていたが、最近は居なくなっていたという話。
細々と残っていたものが盛り返したのか、それとも新たに飛来して発生したのかは分からないけれど、嬉しいことだ。

かなり色づいた個体も。
ムツアカネは"黒いアカトンボ"。
水辺に近い所へ行けばもう少し生態も観察できるかなぁ。
ムツアカネ Sympetrum danae
2010年8月16日 長野県諏訪市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM,GR-DigitalII
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2010.08.30
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相変わらずお盆の写真から、ショウリョウバッタ。
♂は♀より小型で良く飛び、その時に出す「キチキチキチ…」という音からキチキチバッタと呼ばれて親しまれている…らしい。
らしい、というのは地元にショウリョウバッタが居なかったので親しみたくても親しめなかったから。
図鑑に書いてある「普通」を信じて探してみたがまったく見つからず、結局初対面は上京してからであった。
地元に戻ってきてから5年が経つが、もちろんその間にも一度も見かけたことはない。

顔つきが特徴的だからよく顔面アップになっている。
正面から見れば間抜け顔でも、斜めから見れば…結構精悍じゃないですか。
地元で見たことがないのは前述の通りだが、南方系の生き物たちが続々と侵入している昨今のこと。
そろそろショウリョウバッタも見つかってもおかしくないんじゃなかろーかと、個人的にはそう思っている。
ショウリョウバッタ Acrida cinerea
2010年8月15日 山梨県甲斐市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.28
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個人的にはレアなチョウ。
幼虫は冬に探せば結構見つかるのだけど、とにかく成虫に出会わない。
というか、出会えてないだけかなぁ…何かコツでもあるんだろうか?
少なくとも、地元で成虫を見た記憶がない。

カナブンと樹液を吸う。
オレンジの眼と黄色のストローが良く目立つ。
ゴマダラチョウ Hestina assimilis
2010年8月15日 山梨県北杜市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.26
| Comments(4) | Trackback(0) | チョウ

今年の異常な暑さのせいなのか、高原ではいつもよりも花は少なめな印象だが、この花だけは咲いていた。
独特の形状と色合いで、他の花にはない雰囲気を漂わせるコウリンカ。
想像よりもずっと小さな花に感動したのも何年前のことだったか。
最近は撮影に割ける時間が短くて駆け足になってしまい、どうも花や風景を撮っていない。
花が少ない時期とはいえ、これじゃイカンなぁ。
コウリンカ Senecio flammeus
2010年8月16日 長野県諏訪市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM
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2010.08.25
| Comments(2) | Trackback(0) | 植物

桑畑の虫3つ目、ヘビトンボ。
個人的にはまことに雅で和風テイストが入ってて良い虫だと思うのだが、周りの意見を聞くとあまり評判がよろしくないのは何故なのか…?
確かにヘビトンボという名がついてるだけあって、不用意に掴めば噛みつかれたりするけれどねぇ…。
もちろん自分も初めて見たときに「ヘビトンボだぁ!」と鷲掴みにしてしまい、流血した(まだ子供だったから…)記憶がある。
でもそれぐらいで嫌いになるわけでもなし、相変わらずヘビトンボは好きなのである。
ヘビトンボ Protohermes grandis
2010年8月15日 山梨県甲斐市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.25
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その名の通り、ハチに擬態するハナアブの中でも結構よく擬態している方じゃないかなぁ。
甲府盆地周辺はかなり生息密度が高いのか良く見かけるけれど、大体いても一匹ずつ。
最初は喜んで撮影していたものの、カの猛攻に耐えきれずに退散した。
ハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis
2010年8月15日 山梨県甲斐市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.23
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まさかとは思ったのだが、再び相まみえることができた。

既に時期も終わりなのか、ボロボロで元気もなかった。
だが、然るべき場所で出会えたというのがとてもうれしい。
オオチャイロハナムグリ Osmoderma opicum
2010年8月22日 長野県木島平村 EOS50D Tokina AT-X 107 DX Fisheye10-17mm F3.5-4.5 ストロボ
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2010.08.22
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トラフカミキリを探した桑畑にはスケバハゴロモがたくさん。
親御さんお子さん入り乱れている。

透けた翅もいいがハゴロモ類はその姿がカッコイイ。
もう少し透過光を入れてもいいかも。
すこしブレたので撮り直したいなぁ。
スケバハゴロモ Euricania fascialis
2010年8月15日 山梨県甲斐市 EOS50D EF100mmF2.8MacroISUSM ストロボ
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2010.08.21
| Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
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