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松の大型コメツキ二種

ウバタマコメツキ
名古屋ネブトの副産物から、まずはウバタマコメツキ。
どの図鑑を見ても必ず掲載されている超有名種ではあるが、まだ見たことがなく長らく憧れのコメツキだった。
こちらで少ないということや、北海道には分布していないことを考えると暖かい所を好むのか…とも思う。
まあ、憧れた割には「意外と黒い…」とちょっとがっかりしてしまったのは御愛嬌。
きっと個体差もあるのだろう。
オオフタモンウバタマコメツキ
もう一種、オオフタモンウバタマコメツキ。
ウバタマコメツキより一回り大きくボリュームがあり、日本最大のコメツキの一種とも呼ばれているようだ。
同じような大きさになるコメツキムシとしてはオオクシヒゲコメツキというのもいるけれど、オオクシヒゲは黒一色だし、大きいだけであまりカッコイイとは思えないので、個人的にはフタモンウバタマの方が好きだ。
こいつに関しては図鑑によってフタモンウバタマコメツキとオオフタモンウバタマコメツキという記述があって、どっちが正しいんか…?と混乱していたのだが(実際ネット上でも情報がごちゃまぜ)、ここを見る限りでは、南西諸島南部~東南アジアにかけて分布する原名亜種Cryptalaus larvatus larvatusをオオフタモンウバタマ、日本本土及び付近の島嶼に産する亜種C.larvatus.piniをフタモンウバタマとする…ということらしい。
命名の遍歴上両方に和名がついてしまっていて、なおかつ最初に和名がつけられた方が後に亜種とされた…というのが混乱のもとっぽい。
むう…ヤヤコシイ…。
学名から見るとオオフタモンウバタマコメツキ日本本土亜種とでもするのが分かりやすくて妥当なのかなぁ。
こういう問題はめんどくさいので、個人的には亜種固有名称をつけるのは好きでなくて、○○亜種とした方が分かりやすいと思ふ。

ちなみにこっちは御蔵島とか他の島とかで見ているので初めてさんではなかった。
フタモンウバタマコメツキ
なんだか可愛い(笑)。

ウバタマコメツキ Cryptalaus berus
オオフタモンウバタマコメツキ(フタモンウバタマコメツキ) Cryptalaus larvatus pini
2011年3月5日 愛知県名古屋市 EOS7D EF100mmF2.8MacroLISUSM ストロボ(MT-24EX)

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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真

2011.03.14 | Comments(2) | Trackback(0) | 甲虫

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