ウスタビガ
今季初のウスタビガ。
まだ標高が高いところでの発生だから、平地まで降りてくるにはしばらく間があるだろう。
今年もウスタビガ(の繭)リサーチをしておくのを忘れてしまった。
羽化に立ち会えるのはいつになるのやら。
ウスタビガ Rhodinia fugax
2011年10月8日 長野県松本市 EOS7D EF8-15mmf4fisheyeLUSM ストロボ(MT-24EX)
2011.10.18 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ

ヘナチョコな虫好きが綴る、ふしあな的自然観察日記
今季初のウスタビガ。
まだ標高が高いところでの発生だから、平地まで降りてくるにはしばらく間があるだろう。
今年もウスタビガ(の繭)リサーチをしておくのを忘れてしまった。
羽化に立ち会えるのはいつになるのやら。
ウスタビガ Rhodinia fugax
2011年10月8日 長野県松本市 EOS7D EF8-15mmf4fisheyeLUSM ストロボ(MT-24EX)
2011.10.18 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ
ササキリモドキの一群は最近まであまり知られていなかったグループ。
2006年に通称直翅大図鑑が出てから虫屋にはその名が知られ、今年バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑が刊行されたことで、ようやく一般的な人にも同定ができるようになった?という感じだろう。
自分もこれまでササキリモドキはよくわからなかったが、昨年末に大図鑑、今年に生態図鑑と入手することができ、ようやく手を出し始める気になったところだ。
無翅の種類については西日本で驚異的な種分化を遂げているが、有翅の種についてはそこまでの特殊化は見られていない模様。
だが、まだまだ研究の途上にあるこのグループ、これから先に何が起こるかはさっぱり分からない。
秋にガを探して灯火を見回っていると時々ササキリモドキが見つかる。
基本的に♂の交尾器を見ることで同定するため、♀だと厄介なところがある。
この個体についてはムサシセモンササキリモドキNipponomeconema musashienseだと思われる。
キリギリス一派なだけあって顔つきは精悍。
ナリは小さいが、とてもかっこいいグループだと思う。
ムサシセモンササキリモドキ Nipponomeconema musashiense
2011年10月16日 長野県下諏訪町産 EOS7D EF100mmMacrof2.8LISUSM ストロボ(MT-24EX,ヒカル小町Di)
2011.10.17 | Comments(0) | Trackback(0) | バッタ他直翅系
山地の林床に棲むツヤテカなカマドウマ。
個人的には美麗種と言ってもいいかなと思うのだが、分かりやすく説明するならば
「台所に出るGさんばりに艶をもつ、模様入りのカマドウマ」
という説明になりそうなため、きっと正しく理解していただけないような気がする。
最近知ったのだが、カマドウマの同定には後脛節のトゲを確認するのが重要なようだ。めんどくさい。
いや、カマドウマはかなり奥が深そうな虫だと思う。
話は変わるが、最近よく使っていたダブルライトアームDMM-901が壊れてしまった。
びゅうさんからアームが壊れたよ報告が入っていたのでそのうち自分のも壊れるだろうと思っていたが、使用し始めてから2カ月、ちょっと早すぎる。
アームが簡単に動くので使いやすかったのだが、耐久性もまた製品の評価の一つだろう。
そういう意味では間違いなく赤点、早速リストラさせてもらった。
また一からシステム組み直しかぁ…。
ついでにずっと使っていたスピードライト580EXも今日の撮影中に"パンッ!"という軽いショート音と共に逝ってしまった。
こちらも代替品を探さなくてはいけない。
出来ればもう少し小型軽量のものが欲しいところだが…。
コノシタウマ Diestrammena elegantissima
2011年10月8日 長野県茅野市 EOS7D EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(SP580EX,ヒカル小町Di)
2011.10.16 | Comments(2) | Trackback(0) | バッタ他直翅系
石の下の虫を探していたときのこと。
ふと何か見慣れないものが落ちているのに気がついた。
何かの木の実かな…?と目を凝らす…。
って!
これは!
それは丸々と太ったツノトンボの幼虫だった。
何ともいえない面構え。
ツノトンボの幼虫とはしたものの、種類は判然としない。
候補としてはツノトンボ、オオツノトンボ、そしてキバネツノトンボの3種。
場所が河原だったということと、今の時期にすでに大きく成長していることから考えて、最も可能性が高いのはキバネツノトンボだろうと思うのだが、確証はない。
一体どのツノトンボの幼虫なのだろうか?
ツノトンボの一種 Ascalaphidae sp.
2011年10月9日 長野県富士見町 EOS7D EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(MT-24EX)
2011.10.15 | Comments(2) | Trackback(0) | アミメカゲロウ
道沿いのクマイチゴの根際、セスジスカシバの蛹殻でもないかなと覗きこんだらコイツがいた。
数あるガの中でもひときわ異彩を放つそのとまり姿はまさしくコウモリガ。
羽化直後の個体らしく一際美しい…が、同時に何か異様なものを感じるのもまた事実。
この個体を見て、改めてコウモリガの翅の模様に目が行った。
どーにも異形というのが相応しい。
コウモリガ Endoclita excrescens
2011年10月9日 長野県富士見町 EOS7D EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(MT-24EX)
2011.10.14 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ
外灯に来ていたらしいチッチゼミの♀。
♂の鳴き声はよく聞くけれど、声はすれども姿は見えず的なところがあり、案外見がたい種類。
増してや鳴かない♀などではどうやって探せばよいのか皆目見当がつかない。
上の写真では大きさが分からないと思うので指乗りで。
本種は本土に生息するセミの最小種。
熱帯であれば小型のセミは少なくないのだが、日本本土のものではずば抜けて小さい…と思う。
チッチゼミ Kosemia radiator
2011年10月8日 長野県松本市 EOS7D EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(SP580EX,ヒカル小町Di)
2011.10.13 | Comments(0) | Trackback(0) | セミ・ヨコバイ類
マダラナニワトンボを探した場所で昨年コバネアオイトトンボと思われるトンボを撮影していた。
気になっていたのでマダラナニワを探しながら見ているとそれらしきトンボ。
うん、コバネアオイト…のはず。
見た感じの印象ではアオイトトンボによく似ているけれど小柄で、地色の水色がアオイトトンボより濃いように思う。
♀。胸部の斑紋が見分けるポイントになる。
オオアオイトトンボの連結カップル。
この場所ではアオイト、オオアオイト、コバネアオイトの3種が同時に見られた。
アオイトトンボとオオルリボシヤンマ。
オオルリボシは随分とくたびれていた。
コバネアオイトトンボ Lestes japonicu
オオアオイトトンボ Lestes temporalis
アオイトトンボ Lestes sponsa
オオルリボシヤンマ Aeshna nigroflava
2011年10月8日 新潟県十日町市 EOS7D EF100mmf2.8MacroLISUSM ストロボ(内蔵)
2011.10.12 | Comments(0) | Trackback(0) | トンボ
思いのほか目つきが悪いんだねぇ、チミは。
最近ヘビの写真を撮っている人が多いような気がするのだけれど、どうやったらあんなに自然に近寄れるのだろうと不思議に思う。
自分なんかはヘビが逃げ出したところを見つけることが多いので、さっぱり写真のストックが溜まらない。
この個体は石の下にいたところを見つけたもので、もう体温が低くて活動できなかったんだろう。
あと、たぶん眠かったんじゃないかな。
マムシとか、久しぶりに見たいなぁ。
シマヘビ Elaphe quadrivirgata
2011年10月9日 長野県富士見町 EOS7D EF100mmMacoroLISUSM ストロボ(MT-24EX)
2011.10.11 | Comments(2) | Trackback(0) | 両生類・爬虫類
夕暮れのブナ林で久しぶりにヨコヤマヒゲナガカミキリを見つけた。
最後に見たのは6年前になろうか。
確かにピークの遅いカミキリムシだが、まさか10月になってから出会うとは思っていなかったので驚いた。
既に触覚も切れており、長く生きてきたことが伺える。
ブナ、イヌブナに依存する大型美麗種。
まさにブナ林を象徴するカミキリムシの一つと言っていいだろう。
体色はブナの樹皮に擬態していて、ヒゲナガゴマフカミキリと共に双璧を成している…と思う。
かつてはかなりの珍品とされていたようだが、最近はさほどでもないようだ。
♂は深夜に灯火に飛んで来るというし、♀は夕暮れにブナの根際を見ていくことで見つかる。
ただ、♀は灯火にはあまり飛んでこないし、♂は低い位置までは降りてこない。
一つの方法ではどちらかしか見られないということだ。
かく言う自分もルッキングメインのため、♂はまだ見たことがない。
…と思ってたけれどなんだかこの個体♂っぽい気もするな…(汗)
で、調べた結果、やっぱり♂でいいみたい。
触角…。
ヨコヤマヒゲナガカミキリ Dolichoprosopus yokoyamai
2011年10月8日 新潟県十日町市 EOS7D EF8-15mmf4LfisheyeUSM,EF100mmMacroLISUSM ストロボ(MT24EX)
2011.10.10 | Comments(3) | Trackback(0) | 甲虫
最近遠出していないなぁ…と思っていたので土曜日は日帰りプチ遠征。
昨年も訪れた池へ行ってきた。
昨年はコバネアオイトトンボと思しき物を撮影していたのだけれど、本命は別のトンボ。
昨年は時間帯を外していたようなので、今年は早めに到着。
いい池でしょ、ここ。
ついて探索し始めたらすぐにそれらしきトンボを発見。
間違いないでしょうね、マダラナニワトンボ。
ムツアカネと並ぶ"黒いアカトンボ"。
マダラナニワを見たのは初めてだったけれど、なるほど、確かにこれは連結飛翔産卵を狙う気持ちがよくわかる。
ひざ下ぐらいの高さでピョコピョコやってるわけですよ。
おまけにこっちを気にする気配があまりない。
しかもそこらじゅうでピョコピョコやってるし。
だけど、ひざ下なのですぐに草が被ってしまい、意外と難しい。
今回は結局納得のいく写真は撮れずじまい。
むう、難しい。
単独で飛んでるのも結構いたり。
しかし本当に時間にシビアなトンボですな。
正午を挟んだ数時間だけ姿を見せるというのは本当だった。
昨年この池に辿りついたのは午後2時過ぎだったような気がするから、見られなかったのも当然と言えば当然。
事前の情報って大切。
いや、昨年はこの場所を探し当てたのがその時間だったから無理だったんだけど…。
単体のとまり画も。
アカトンボだと思わなければ、素晴らしく美しいトンボだと思う。
はて、この感じは…と、ヒヌマイトトンボっぽいイメージ。
小柄であること、また、胸部前面の紋がポイントなのもまた同じ。
どうやら自分はそういうトンボに魅力を感じるようだなぁ。
マダラナニワトンボ Sympetrum maculatum
2011年10月8日 新潟県十日町市 EOS7D EF8-15mmfisheyef4LUSM,EF100mmf2.8MacroLISUSM,EF300mmf4LISUSM,Sigma17-70mmf2.8-4DC ストロボ(内蔵)
2011.10.09 | Comments(2) | Trackback(0) | トンボ
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - | - | 1 |
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 | - | - | - | - | - |
Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
画像の貸し出しについては下記までご連絡ください
spatica@mail.goo.ne.jp