キバナノコマノツメ
ホテイランを取材したいという我がマスターと、一時帰国されていたカオヤイさん、二人と共に再び八ヶ岳へ。
目的のホテイランは一週間たってもまだ美しい姿で迎えてくれた。
ひとしきり撮影が終わったところで近くを散策すると、湿った斜面に点々と黄色が見える。
どうせキンバイかなんかだろうと思って近づくと、それは黄色のスミレだった。
八ヶ岳の黄色いスミレは2種類あり、混同していて現地ではヤツガタケキスミレなんて言っていたのだが、実際調べたらキバナノコマノツメのようだ。
どちらにせよ、初めての出会いに嬉しくなった。
キバナノコマノツメは高山の砂礫地にある…という先入観があったのだが、意外に湿った所も好きなのかな。
曇って薄暗い中、その黄色が浮かび上がって見えていたのは目の錯覚ではないだろう。
そうそう、キバナノコマノツメは日本産のスミレの中で唯一"スミレ"という言葉がつかない種類なのである。
キバナノコマノツメ Viola biflora
2012年6月10日 長野県八ヶ岳 EOS7D EF17-40mnmf4LUSM,EF100mmf2.8LMacroISUSM
2012.06.11 | Comments(5) | Trackback(0) | 植物
