ラヤ山で
ラヤ山Gunung Rayaからの眺め。
ラヤ山はランカウイ島最高峰で、標高は約870mなんだそうである。
ウチより少し高いぐらいだから、結構高い。
こういう山の上には変なものが吹き上げられることがあるので、一度行ってみようということになった。
めぼしいチョウはヘレナキシタTroides helena…。
ヒメゴマダラIdeopsis gaura perakana。
これは初めて見たかも(もしくは気づいていなかったか)。
また、ラヤの山頂は雲がかかっていることが多いためか、低地に比べて湿潤な感じがした。
適当に朽木を崩して出てきたのが
タウルスヒラタクワガタDorcus taurusの小歯型♂。
生き虫としてはかなり入ってきているのだろうけど、こうして現地でその姿を見られるのであれば、どんなものであろうと嬉しいのである。
クロツヤムシの一種Passalidae sp.の親子。
知っている方も多いと思うが、クロツヤムシはクワガタに近縁な虫で、朽木の中で家族生活を営む一群である。
幼虫は自力で餌を食べることができず、親が生産した木屑を食べて育つそうである。
日本のツノクロツヤムシも同様とのことで、一度見てみたいと思っている。
それにしてもクロツヤムシの幼虫というのはもっとクワガタクワガタしてるのかと思っていたが、意外に別物でびっくりした。
2014年1月1日 Langkawi Is.,Malaysia
OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R
EOS7D SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
おまけ
今回の遠征でもラヤ山での撮影でもないのだが、ランカウイで出していなかった写真があったので一枚。
ヤマネコセセリOdina hieroglyphica。
激しく個性的、かつ美しいセセリ。
和名、学名共によくぞというほどピッタリな名前がついている(と専らの評判)。
なんとか手前の葉を避けたかったが、どうやっても完璧に避けることができなかった。
ベトナムで見たEuthalia whiteheadi miyazakiiといい、このときのヤマネコセセリといい、珍なチョウというのはバッチリ撮れたためしがない。
実力がない証拠だよなぁ…orz。
同属のOdina decorataも素晴らしく美しいセセリで、南ベトナムで目の前に飛来したことがあったのだが、レンズ交換中に飛び去ってしまったため撮影できず、悔しい思いをした。
両種とも、機会があればもう一度チャレンジしてみたいセセリである。
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2014.03.08 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠征記
