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ヤスデハンター

諸事情により、しばらく地元を離れていたりする。
ところ変われば虫変わる…てなもんで、普段見られないものを見られるのは良いのだが、さすがに昼間に写真なんか撮っていられない。
それでもようや昼間に見かけたものを確保して宿で撮影ができそうな雰囲気(自分の中でね)ができてきたので、少し撮影してみた。
ビロウドサシガメ
ヤスデを捕食するビロウドサシガメ。
実は見てみたかったことの一つである。そもそもビロウドサシガメ自体が諏訪では見られない虫なので、こうしてときどき出会うと“ああ、ここは暖かい国なのだ…”と感慨深く感じる虫の一つである。
ビロウドサシガメ
普段はのんびりさんのビロウドサシガメも、この捕食の際には狩人の動きへと変貌する。
サシガメの仲間は偏食家がかなり多いのだが、ビロウドサシガメ亜科の一部…例えば本種やアカシマサシガメなどはヤスデを好んで捕食するというなんともマニアックなニッチを占めている。競合者が少ないという意味では十二分に成功していると言えるだろう。
んー、それにしてもこの造形、カッコイイなー。

2018年6月 東京都産

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テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真

2018.06.23 | Comments(0) | Trackback(0) | カメムシ

初夏の便り

ミズイロオナガシジミ
毎年季節の訪れを知らせる便り。
人によってその対象は違えども、意味するところはさして違わないのではなかろうか。
ミズイロオナガシジミは初夏の訪れを自分に届けてくれる便りの一つ。
今回は南信とあっていつもよりかなり早いが、それもまた一つの味ともいえよう。
また一つ、季節が足早に通り過ぎていく。

2018年6月 長野県

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2018.06.16 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ

ヒゲブトハナムグリ

ヒゲブトハナムグリ♂
草の間から顔をのぞかせているのは…
ヒゲブトハナムグリ♂
ヒゲブトハナムグリの♂。
初夏に出るハナムグリの一種で、♂の触角が太くなるのが特徴。
たくさんの♂が♀を求めて草むらを飛び回っているのをときどき見かける。
ほとんどの個体は銅色をしているが、この個体は緑銅色だった。

飛び立ちをスローで。

2018年6月 長野県

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2018.06.04 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

春の名残

エゾヨツメ♀
もう6月になってしまった。
つい先日年が明けたと思ったのに…と繰り返すようになって早幾年、すっかり年を食ってしまったのだなと認識する。
すでに季節は初夏に移ったが、山はまだ春の名残が残っていて、エゾヨツメもそんな名残のうちの一つかもしれない。
エゾヨツメは邦産のヤママユガとしては唯一春発生の種である。
最近はオオシモフリスズメ、イボタガと並ぶ春蛾のスターとなっているが、♂はともかく♀は灯火に飛来することが少ないため出会い難いとされている。
ただ、そんなエゾヨツメの♀にはなぜか6月の山で、しかも明るい時にひょっこり出会ったことが一度ではなかったりする。
もちろんある程度の標高の山だが、意外な出会いはうれしいものだ。
エゾヨツメ♀
もふもふ。
そろそろ暑くないかい?

2018年6月 長野県

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2018.06.03 | Comments(0) | Trackback(0) |

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spatica

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
画像の貸し出しについては下記までご連絡ください
spatica@mail.goo.ne.jp

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