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ニセと無印

ニセヨツボシカメムシ

以前から気になっていたものの一つにニセヨツボシカメムシというものの存在があった。
普通に見られるヨツボシカメムシとよく似ているが記録が少ないらしく、どうにもつかみどころがないという印象だった。
その後カメムシ図鑑3巻で図示され、ああこれが…と思っていたのが昨年までの話。
最近ネット上でボチボチとその姿を見ることもあったので、幻ではないのだなぁと考えていたところ、昨年秋に立て続けに2頭に遭遇した。
場所はいつも通っているところであり、なんで最近まで見つからなかったのか不思議だ。
うん、たぶん認識できてなかっただけで昔から見ていたんだろうなぁ。
画像は昨年採集したまま越冬させていた個体を最近撮影したもの。
こうしてみると、小楯板のY字状というかなんか中二病的な形の隆起が目立ち、これを意識すればまず間違えることはないだろう。
ニセヨツボシカメムシ
正面から。
腹側の色が無印と違うという話を見たような気がするが、無印の腹側ってどんな色だったっけ…。
ヨツボシカメムシ
ちなみに無印のヨツボシカメムシはこちら(2019年5月撮影)。
小楯板に隆起がない(左個体についている小白点は寄生バエの卵)。

2020年4月(飼育)

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2020.04.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カメムシ

日光猫の目草

ニッコウネコノメソウ山の沢沿いに群生するニッコウネコノメソウ。

何故だか気になってついつい毎年撮影してしまう。ニッコウネコノメソウ
正直なところ、近所で早春に咲く花の中で一番お気に入りなのはこの花だと思う。
地味と取る人もいるだろうが、単品で見ればさわやかな黄色と花姿が十二分に美しい。
カタクリやイチゲ類などの華やかなスターもよいけど、この何とも言えない感じが堪らないのだ。
ニッコウネコノメソウ
葉っぱなんか実にいい。いぶし銀である。

上京してすぐに訪れた高尾山、そこで見たヨゴレネコノメの美しさに感嘆したのももうン十年前の事。
似たような雰囲気のこの花が好きな感性は、その頃からきっと変わっていないんだろうな。

2020年4月 長野県

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2020.04.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 植物

キベリタテハ

キベリタテハヒメギフ待ちの間に出てきた越冬明けのキベリタテハ。

冬を越した割には綺麗に色が残っている個体。
特に青の輝きが目に焼き付いた。

2020年4月 長野県

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2020.04.17 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ

惑う春

キタテハ

今年は暖冬だったし春もかなり早くなるかと思っていたがここで足踏み。
昨日はさすがに降雪はなかったがそれでも山を見れば頂が白くなっていて、昼間は晴れても風が強く気温が上がらない。
社会情勢諸々込みでなんだか不穏な春。
そんな中でも越冬から目覚めたキタテハはいつもと変わらぬ姿で、なんだか少しだけホッとした。

2020年4月 長野県

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2020.04.14 | Comments(0) | Trackback(0) | チョウ

白狐の盃擬

シロキツネノサカズキモドキ
先日林道を散策していてふと目に留まったキノコ。
なんだか赤くて楽しげなキノコである。
なんとなくどこかで見たような気がするけれど、でもどこで見たのか思い出せない。
そういうなんかちょっともやっと引っかかるような感覚を覚える不思議な造形。
シロキツネノサカズキモドキ
まぁこういうモノを見つけて付ける名前はこんなんでしょーと思って適当に検索してみたら出てきた出てきた、シロキツネノサカズキモドキというらしい。
なんというか、そのまんま。
しかしなんでだろね、こういうものについている名前は大体キツネノ、である。
みんなキツネに騙されるの好きすぎません?

2020年4月 長野県

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2020.04.09 | Comments(0) | Trackback(0) | 菌類

公園のフサヤガ

フサヤガ
人気の少ない某公園。
桜の幹を見ていると幹に引っかかった枯葉…ではなくフサヤガを発見。
ずいぶん久しぶりに見た気がする。

フサヤガ
先日のオカモトトゲエダシャクと同じように翅を細くたたんで枯葉か枯れ枝のように見せかけ、腹部は上に持ち上げて(位置的に上手く撮れなかったが)さらに輪郭がよくわからなくしてある、結構手の込んだ隠蔽だ。
あ、左上が頭で腹部は手前に向かって持ち上がってます。フサヤガ
私がフサヤガで気に入っているのはコレ、胸部をアップで撮影したものからさらにトリミングしてみたもの。
フサヤガは鱗粉が大き目なのでこうしてちょっと拡大しただけで素敵な構造が見えてくる。
楽しいね、こういうの。

2020年3月 長野県

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2020.04.06 | Comments(0) | Trackback(0) |

春夜の気配

アトジロエダシャク

フユシャクを探して歩いていると、目に留まったのはアトジロエダシャク。
羽化した後なのだろうか、普段は伏せる翅を背中で合わせている。
アトジロエダシャク
早春いち早く出てくるガの一つであるがパッと見にはシャクガに見えず、最初は何の仲間なのかと迷ったような覚えがある。
普通種のため見向きもされないことも多いけれど、表の模様も割と趣深い(でも撮ってない)。
オカモトトゲエダシャク
別の街頭ではオカモトトゲエダシャクも見つかった。
こちらも早春を告げるガだが、何度見てもこのとまり方には違和感を覚える。
今回標本にしてみようかと思って毒ビンにいれたら翅をすっかり開いてしまった。
うーん…この形のままの標本もあれば面白いと思ったんだけどなぁ…。

2020年3月 長野県

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2020.04.02 | Comments(0) | Trackback(0) |

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生息地:信州諏訪地方
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ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
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