
昨夜は久しぶりに夜回りへ。
全体的に低調ではあったけれど、最後にエダシャク類がたくさん集まっているところに行き当たり、なんとか溜飲が下がった。
特異な静止姿勢が印象的なオカモトトゲエダシャクは毎年見かけるものの一つ。
春告蛾のひとつといっていいだろう。

正面から見ると迫力があるねぇ。
続いてトビモンオオエダシャク。これも大きくて良い。

地味に見えてその実、翅をアップにすれば色とりどりの鱗粉で彩られているのがわかる。
若干春っぽい…春っぽくない?

そしてシモフリトゲエダシャク。
こちらは本来フユシャクとして取り上げるべきものだが、前述の2種と同じ時期に出てくる種でもある。
関東あたりだと真冬に出てくるからフユシャクらしいが、こっちでは春のガ。
オスが複数飛来しており、ということはメスもどこかにいるはずだ。
本種のメスはフユシャクとしては最大級。
かつて一度だけ見たことがあったが、もう何年も見かけていない。
できればまたその姿を見てみたいものだが、さてはて今シーズンにその時間はあるのだろうか。
春ってのは、長いようで短いものだ。
2021年3月 長野県
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2021.03.28
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朽ちたアカマツの樹皮下で越冬中のウバタマコメツキ。
先日、飯田の虫屋さんと「長野県でウバタマコメツキって見ないよねぇ」という話になった。
理由はよくわからないが、普通種なのに山の中では見つからないってものは割といる。
このウバタマコメツキだって、コメツキムシにしてはかなり大きいし、模様だってモノトーンで結構かっこいいと思う。
ビロードのような質感だって素晴らしい。
他所では普通と言われるこういったもので感動できるだけ、得してるのかなぁ?
それとも損してる?
そんなどうでもいいことを冬の雑木林の中で、つい考えてしまったのだった。
2021年2月 山梨県
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2021.03.10
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本が出ました。
岩崎書店 よみきかせ いきものしゃしんえほん40
生まれたよ!ハンミョウ
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2021.03.02
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