
ハラグロオオテントウと同じ場所で撮影したアワダチソウグンバイ。
グンバイムシの仲間は小型のカメムシに属する一群だが、どの種も精緻な装飾を備えている。
そして、いったいどうしてそれが必要だったのか、これがわからない。
とまれ、同行していた方にまず実物を見せ、次に拡大撮影したものを見せたところ、思惑通り感嘆の声を上げてもらえたのはうれしかった。こういう些細なこともモチベーションを上げるうえでは大切なのかもしれない。
しかしながらアワダチソウグンバイもハラグロオオテントウよろしく分布をどんどんと拡大している種類であるわけで…。
世の中どんどん変わっていくにゃあ…。
2021年6月 長野県
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2021.06.29
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先日、ヒメシジミの新しい撮影地を探してうろうろしていた時の事。
ちょうどヒメシジミがそこそこいる環境が見つかったのだけど、そこが狭いながらも良さげな環境。
もう少し奥まで見てみようかと歩を進めていくと、木立の中に入り込んでいく道となった。

そんな道沿いの木を見ていてぎょっとした。
オレンジ色の大きな塊…。
これは…初めて見るハラグロオオテントウでわないかぁぁ。
うーん、マジででかい。
本種は暖地性の種だが最近妙に北上してきており、山梨ではもう見られるようになっていたようだ。
とうとうここでも見られるようになったかぁ。

さて、後日同所を訪れた際に、近くにあった桑の葉を丹念に探してみたところ、これは…という幼虫が見つかった。大きさといい、いた場所がクワキジラミのたくさんついた葉であったりすることを鑑みるに、ほぼ間違いあるまい。ハラグロオオテントウはクワキジラミを常食するらしいからね。
この様子だとどうやら繁殖もしているようだけど、このまま定着するのだろうか…。
今後継続観察できればしたいところではある(覚えてれば)。
2021年6月 長野県
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2021.06.27
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さて、先月末の話。
久しぶりに夜歩きをしていると、草むらから抑揚のない鳴き声が聞こえてきた。
これはクビキリギス…じゃない、よく似ているけれど少し割れているような音。
手のひらを耳に当てて探すことしばし、ようやく鳴いている姿を見つけた。
思った通り、鳴いていたのはシブイロカヤキリだった。
本種をまともに見るのは何年ぶりだろう。軽く考えても20年ぶりぐらいだろうか。前回見たのは多摩川の河川敷だったと思うが、その当時はまだシブリカヤキリ”モドキ”と、今より少しだけ名前が長かったのを覚えている。そもそも自宅周辺ではシブイロカヤキリはおろか、クビキリギスだって大珍品(というか分布してないかも)だから、こういうのを見るのは久しぶりだ(ヒメクサキリはいるんだが)。
で、しばらく鳴いているのを見ていたのだが、そのうちに突然翅を広げて震え始めたんである。
え、ナニコレ?
とりあえず撮影しつつ、様子を見ているとまた何もなかったかのように元の姿勢に戻り、鳴き始めた。
ん~?何だったんだ今のは…?と思ってたら、またパカッと開いてプルプルして…。
結局そんなことをずっと繰り返していた。
後でネットで調べてみたら、ウォーミングアップみたいなものらしい。本当にそうか知らんけど。
でもこんなことするなんて、個人的には面白い発見。
意外と見てるようで見てないもんだね、うむ。
2021年5月 山梨県
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2021.06.23
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