クヌギカメムシの孵化、始まる
先週は飯田のギフも見れたことだし、そろそろヒメギフが出始めているかも…ということで、産地の様子を少し見に行ってみた。2時間ほど待ってみたが残念ながらヒメギフの姿は見られず。ウスバサイシンの芽も出ていないし、ちょっと早すぎたかな。来週あたり出てきてくれることを祈りましょう。
なんとまだフクジュソウが咲いている所があった。自生のものかどうかわからないけど、結構それらしい雰囲気。そういえばフクジュソウの類で「これは確実に自生!」と言い切れるようなものを見たことがないですね。もし林の中なんぞで野生の群落に出会ったらさぞかし感動するんだろうなあ。その後は特に目立ったものもなく終了。
中途半端な時間になってしまったので、帰り際にクヌギカメムシの卵をチェックしに行くと…おおお、孵化しているではないですか!皆様そろってプックプクのま~んまるでございます。黒い方が頭で、黄緑をしているのが腹部。
先週の土曜日には孵化していなかったので、この一週間で孵化したのは間違いない。関東周辺では2月頃に孵化するらしいのでその頃からほぼ毎週チェックを入れていました。孵化の瞬間には立ち会えなかったものの、その時期が分かったのは収穫。ヲチしていた甲斐があったというものです。
同じ木でも日当たりによって孵化の時期は違うようです。こちらは北側に付いている卵塊。キャッチフレーズはきっと「つぶより」だと思う。卵塊はゼリー状の物質で覆われていて、このゼリーは断熱材兼食料の役割を持っているらしい。新芽の時期に先駆けて孵化した若虫たちは、このゼリーを食べて成長しながら芽吹きの季節を待つわけです。ところどころから出ている白いピョコピョコは呼吸管で、1卵に付き3本ずつ出ています。スグレモノのゼリーも通気性までは確保できなかったようですねぇ。
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2006.04.15 | Comments(2) | Trackback(0) | カメムシ
