テウタリクイナズマの求愛
今回のランカウイで撮れた写真の中から割とお気に入りなものを。
テウタリクイナズマのホバリング。
画面奥にボケて見えている♀に向かって♂が求愛のホバリングをしていたが、同じ場所を上下するような形ではなく、完全に一点で停止。
これまで見たチョウのホバリングの中では群を抜いて完成されたホバリングだった。
…と、ここまではいいのだが…。
この場所にはテウタリクイナズマBassarona teutaとレクタリクイナズマBassarona rectaというよく似た二種が同所的に生息しているとのこと。
最初♀がレクタの姿に見えたのでてっきり♂もレクタだと思い込んでいたのだが、先ほどよく確認してみるとどうもこの♂、テウタであるようだ。
こちらがレクタリクイナズマの♂。
前翅を走る白帯の外側の並びと、後翅肛角部の赤紋が特徴。
さて、別カット。
やっぱり♂はテウタに見える…が、背景の♀は明らかにレクタ。
ということはこれは誤認求愛ってことだろうか…。ん~。
ちなみに葉の上についているのは採集者の方が残していったトラップなのです(だから本来はこれ没カットなのよね)。
2012年12月30日 Langkawi,Malaysia EOS7D EF100mmf2.8LMacroISUSM,ストロボ(SP270EXII)
2013.01.10 | Comments(0) | Trackback(0) | 遠征記
