石垣島遠征記2:歩く宝石・ナナホシキンカメムシ
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
石垣遠征第二弾。今度はナナホシキンカメ。
ナナホシキンカメは全身が金緑色に輝く美しいカメムシだ。南方系の種であるため、南西諸島まで行かないとお目にかかれない。今まで沖縄本島に2回、奄美大島に2回、計4回も生息域に行ったというのに見かけたことはゼロ。今度は八重山まで足を伸ばしたんだから、さすがにみることぐらいはできるだろうと思っていた。
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
ところが結果は予想以上。初日の夜中には、自分が着けていている蛍光灯に飛んできた。そしてすぐそばには集団が。まだ暖かいとはいえ11月だから越冬集団と考えるのがいいかもしれない。
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
このカメムシ、とにかくめたくそに金ピカだ。
美しいものが多いキンカメムシのなかでもその美しさは随一。日本産カメムシの中で最も美しいものの一つと言って間違いないと思う。ニシキキンカメと違って数が得やすいのでありがたみには欠けるが、それを差し引いても素晴らしい。
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
背中もピカピカなら当然おなかもピカピカだ。腿節の鮮やかな赤がアクセントとなって、ゴージャスっぷりをアピールしている。ちなみによく似たハラアカナナホシキンカメは腹面が赤いそうである。
ナナホシキンカメムシ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
集団になっていてもまだ完全な休眠には入っていないらしく、時々周囲を飛び回る個体がみられた。また、撮影をしているうちに周りに散らばって、あっちこっちでピカピカしている。この日は曇りで林内は薄暗かったが、このカメムシだけは発光しているように明るく見えたのが印象的だった。
ナナホシキンカメムシ EOS20D SIgma15mmfisheye ストロボ
このときは何度か集団に出会ったが、いずれも沢のすぐ近くで常に空気が流れているところだった(そのせいでブレを止めるのにえらい苦労したけど…)。カメムシを飼育していると分かるのだが彼らは乾燥に弱いものが多い。この感じでいくと
「適度な湿気が欲しいけど、こもッちゃうのはちょっと(*´・ω・)(・ω・`*)ネー」
ってとこか?
この推測が正しいかどうかは、また彼らと出会うときまでのお楽しみとなりそうだ。
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2006.11.10 | Comments(2) | Trackback(0) | 遠征記
