ウスバフユシャク
ウスバフユシャク♂ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
今年も残すところあと10日余り。いよいよ年の瀬です。
今月前半はフィールドに出ていなかったので、先週の土曜の夜にこの冬初めてのフユシャク詣でへと出かけた。私が飲み会に出てばっかりいるうちにフユシャクの季節はとっとと進んでいたようで、もう見られるのはウスバフユシャクばかり。昨年の様子だと前回アップのオオナミフユナミシャクは12月の始めにピークを向かえ、中旬ともなればその姿はめっきり減ってしまい、かわりに厳冬期に出現するウスバフユシャクの類の姿が多くなる。これから1月にかけて個体数は多いが、昨年は1月中旬から2月いっぱいまでフユシャクの姿はほとんど見られなかった。今年も同じ経過を辿るのか、ちょっと気になるところではある。
ウスバフユシャク交尾 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ2灯
この日はかなり暖かい夜で、午後8時を過ぎたあたりで沢山の♂が飛んでいるのを観察できた。交尾ペアは4つほど確認できたがそのうち二つは柵の上での交尾だった。フユシャクを探すときは公園なんかに設置されている柵の上を見て歩くと、昼間でも発見しやすい。
ウスバフユシャク♀ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
同じ柵の上にいた♀。翅は完全に退化し、まるまると太った姿はまんまトドみたいな感じ。お尻についた毛束は産卵の際に卵にくっつけてカモフラージュするためだとも言われているみたいだ。
ウスバフユシャク♀ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
同じ個体を正面から。小さな口器でもないかと思って撮影して見たのだが、この写真では確認できない。水すらも吸ったりしないんだろうか。
ウスバフユシャク♀ EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ2灯
こちらの個体は産卵が済んでいるのかおなかが小さくなっていた。こんな風に上体を起こしていると、まるで別の昆虫のような感じがしますな。
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2006.12.20 | Comments(2) | Trackback(0) | ガ
