高原のゴイシシジミ
ここひと月ほど忙しく、すっかり更新が滞ってしまった。
予定していたことやら想定外の事やらに追われるうちにもうこんな時期…。
今年出会えなかったものたちはここ数年で最多だろう。
21日は一か月以上ぶりの雨が降っていない休み。
遅いだろうが、先日教えていただいたゼフィルスポイントへ行ってみる。
到着:正午
…いろんな意味で遅すぎる。
とはいえ久しぶりの青空の下だ。
初めての場所なのでゆっくりと歩を進めてみる。
しばらく行くと、ゴイシシジミがチラチラと舞っているのが目に入った。
見ないわけではないが、狙って出会えるものでもない。
近くのアブラムシコロニーで発生しているようだったので、これ幸いとしゃがみこむ。
いつも思うのだが、これだけ場所に執着する種なのに、その生態の端々に流浪の民の気配が垣間見える。
移動力が強いのか弱いのか、よく分からない(これはムモンアカも同じか)。
そういえば幼虫を見たことがなかったと思い、ササの葉をめくっていくこと暫し。
それほど時間はかからずにそれらしきものを見つけた。
…が、今一つ自信が持てないので、その場でスマホチェック(笑)。
とりあえず間違いないようだ。
フィールドで情報が手に入るとはすごい時代である。
以前からゴイシシジミの幼虫はシジミの幼虫らしからぬ姿をしていると聞いていたが、実物を見て改めてそう思う。
自信がなかったというのもその辺りがひっかかったからなのだが…。
ガっぽい…。
その場では姿を見ることができて安心してしまい、立ち去ってしまったが、あとから捕食シーンも撮影しておくべきだったと後悔した。
ムグムグやっている気がしたのだが…。
またそれは次の機会にでも。
ゴイシシジミとセットで見られることが多いセグロベニトゲアシガも多数みられた。
普段は意外なほど敏感で近づけないのだが、個体数が多ければ撮影に協力的な個体も見つかるというもの。
この個体は産卵したいのか、それらしい行動を繰り返して良いモデルになってくれた。
鮮やかな赤が目に染みてきそうな個体だった。
2014年7月21日 山梨県北杜市
OLYMPUS OM-D E-M5 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
EOS7D EF100mmf2.8LMacroISUSM,MP-E65mmf2.8Macro,ストロボ(MT-24EX)
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2014.07.23 | Comments(2) | Trackback(0) | チョウ
