コケの森と、元・地衣の住人
8/15、後輩が遊びに来てくれた。
しかし、諏訪の平は花火を見に来た人や車でごっちゃごちゃ。
これはイカンと、山の上の森へ。
天気が悪いが、かえってその方がこの森の雰囲気には合っているだろう。
樹冠部に広がる葉はサワグルミ。
朽ちた木は森へと還る。
雨でしっとりとしたコケたちは青々と開いていた。
そんな苔のマットに、多くの実生が芽生えてゆく。
ある石の下を覗き込むとこんな姿が。
あ、あれかも。
こんな地衣類に囲まれたところにいるウスバカゲロウなんて…。
雨で翅が良く見えなかったが、黄色の脚が目についた。
自宅に連れ帰って記録撮影。
久しぶりに見る、コマダラウスバカゲロウの成虫。
前に見たのはもう15年前、短大の合宿で採集した個体だった。
幼虫はもう何度も出しているが、地衣類の中で巧みに姿を隠す、巣を作らないアリジゴクである。
幼虫はコレとコレ←後の方はクリックで拡大できる…はず。
決して派手ではないが、繊細なその姿。
そういえば最初に出会ったのも、夏休み、たぶん盆前後だったのかもしれないなぁと、そんなことを思い起こした。
2014年8月15日 長野県諏訪郡
EOS7D EF17-40mmf4LUSM,EF100mmf2.8LMacroISUSM,ストロボ(MT-24EX,SP270EXI,ヒカル小町Di)
- 関連記事
2014.08.21 | Comments(2) | Trackback(0) | アミメカゲロウ
