アオアシナガハナムグリ 羽化する
ことの起こりは昨日(20日)夜のこと。そろそろ寝ようかと思った頃合に、ハナムグリの蛹の変化に気が付いた。この個体は先月幼虫の状態で採集し、今月8日に蛹化してからは別容器へ移してその推移を見守っていたものだ。
その蛹が昨晩突然に動き出したのである。しかもその動きは蛹お決まりの“お尻クルクル~”ではなく伸縮運動である。
すわ、これは羽化の前兆か!?
羽化しちゃうの?
ホントにしちゃうの?
もちろん羽化すること自体は嬉しいことなのだが、ここの所ちょっと忙しくて疲れており、久しぶりに早く帰れた昨日は早めに寝ようと思っていたところだったのだ。当然(?)ここでの理性と欲求の葛藤が始まったのだが、結局理性が勝り少し撮影してから寝てしまった。
こちらはそのとき撮影したもの。薄い蛹の皮を通して成虫の体が完全に出来上がっているのがよくわかりますね。蛹ってのの変化は何度見ても面白い。目覚めて今朝、予想通りハナムグリは羽化を完了していた。こいつぁアオアシナガハナムグリですな。蛹化したときに大体予想はついていたんですが、イマイチ確信がもてなかったんですよねぇ。考えてみれば本種の生きているものを見たのは今回で2回目、自身で採集できたのは初めてってことになるわけだ。そりゃ確信もてませんわな。羽化の一部始終を撮影することはできなかったけど、ここは無事羽化してくれたことを喜ぶべきでしょう。今季は是非野外で活動中の成虫にお目にかかりたいですね。
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2006.04.21 | Comments(5) | Trackback(0) | 甲虫
