雪中ガガンボ
久々のフィールドは既に雪の中。
忙しくしているうちにもうこんな季節になってしまったし、残念だがもうしばらくは思うようには動けまい。
さすがに虫の姿は多くないが、雪の上には転々とトビムシが歩いている。
いつも思うのだが、他の虫のように低温に特化しているように思えない彼ら、寒くないのだろうか。
しばらくきょろきょろしてると、雪の上にチマッとうずくまるクモガタガガンボ発見。
相変わらず毛深い。
しかし彼らの寿命はどんなものなのだろうか?
11月~3月までダラダラ出ている印象があるのだけど、だとしたら長生きしていないと配偶相手を見つけるのも厳しいはず。
しばらくウロウロした帰り道、雪の上に見慣れぬ影を認める。
やたらと活発で歩くのは早い。
そして止まらない。
翅はあるが、大きさ、形、保持姿勢などから鑑みても、飛翔の役には立つことはなさそう。
あ、コレ…えーと…あの…
何だっけ?
確かガガンボの紛い物みたいなネーミングだったはずと検索してみれば、ガガンボダマシの類とのこと。
やたらと引っかかってくるのはイマニシガガンボダマシという種類のようだが、この個体がイマニシさんなのかどうかは判然としない。
♀はクモガタガガンボと同じく無翅とのことで、しばらく周りを探し回ったが、追加の個体は発見できなかった。
だがしかし、記念すべきガガンボダマシとの邂逅である、嬉しいではないか。
それにしても、この虫は以前richooさんのところで見かけていたからひっかかったが、そうでなければ間違いなく見過ごしていたはずだ。
そういうことを考えればやっぱり知っているということだけでも大事だし、そうでないのならもっとセンサー磨いとけということなのだろうなぁと、山の中でぼんやりと一人考えたのであった。
2014年12月7日 長野県岡谷市
EOS7Dmk2 EF16-35mmf4LISUSM,EF100mmf2.8LMacroISUSM,MP-E65mmf2.8Macro ストロボ(MT-24EX)
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2014.12.09 | Comments(0) | Trackback(0) | ハエ・カ・アブ
