クモガタガガンボ
クモガタガガンボの一種 EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
今日も相変わらず超遅起き。体調が悪いのか何なのか、今日は10時間以上も寝てしまった。これが夏だったら激しく自己嫌悪なワケですが、冬の時期では問題ないでしょう。ブランチのモチを食べながらどこに行こうか考える。山は未だに白一色で地面モノは却下。となると逆に雪がないと見つけづらい、そんな虫を探しに某林道へ行くことにした。
長靴でラッセルをしながら雪の中を歩くこと十数分。以外にもあっさりとクモガタガガンボの姿が視界に入った。冬に活動するため翅が退化したガガンボだ。
クモガタガガンボの一種 EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ
こうして正面からアップにしてみるとなんだかどっかで見覚えがある。ちょっと考えてみて出てきたのが"千と千尋"の釜じいだ。黒くて丸い複眼と長く伸びた脚はまさに釜じいそのもの。宮崎監督がクモガタガガンボを知っていたかは定かではないが、なんとなく印象はそんな感じだ。
あまりにも奇怪な姿をしているが、実は結構小さくてホントにクモ(ハシリグモとかかな)ぐらいの大きさ。その気になって探さないとまず見つからないと思う。図鑑によく載っているのはニッポンクモガタガガンボという種類なのだが、この辺にいるのはどうやら別種らしい。ニッポン…のお姿を拝見したことがないので詳しくは分からないのだが、体全体が細めで華奢、そして腿節が太くならないことなどから別種ではないかな、と判断したわけだ。また、クモガタガガンボ自体もほとんどその生態については分かっていないらしく、その辺の情報に疎い私の耳には断片的な情報すら入ってこない。まさに正体不明の虫なのだ。
クモガタガガンボの一種 EOS20D MP-E65mmMacro ストロボ(2006年1月2日撮影)
そうそう、今日の個体はお尻がツンとしているので♀のようだ。昨年の年初めにあった個体は写真のようにお尻に立派な把握器がついていて、別の個体(多分♀)と鉢合わせると追いかけていったような気がする。その後は残念ながらロストしてしまい(カメラのセッティングを弄ってたら見失った…)結局最後まで観察することはできなかった。また機会があったらその辺も含めて観察してみたいと思う。
2007.01.21 | Comments(2) | Trackback(0) | ハエ・カ・アブ
