もう一つの春
ども、spaticaです。昨日は出かけていたので更新できませんでした。
目的は「もう一つの春」であります。
もう一つの春…ご存知だろうか?
昆虫界の春の代名詞と言えばやはりギフチョウだと思う。
植物であれば恐らくはカタクリなどが名を連ねるであろう。
しかし、それは春の持つ側面の一つに過ぎない。
光あればそこには必ず闇もある。ギフチョウを、陽光に輝く「光の春」と例えるならば、漆黒の闇に彩られた「闇の春」もまた、存在するのだ。
さあ…いまだ相見えぬ「もう一つの春」との邂逅を果たさんがため、赴くこととしよう…
では、決戦の舞台へ!!
というわけで、行って来ました。場所は長野県飯田市。先日と同じ場所です。
しかしあれですね、最初に見つけたときはすごく興奮したのですが、何度か見ているうちにちょっと悲しいような、切ないような、微妙な気分になってしまいました。
こんなにデカくて、綺麗で、すごく素晴らしいガなのに、街灯に飛んできてしまう。体が重いから飛翔も上手くないうえに、気温も高くないから飛ぶ前には長いウォームアップが必要で、一度落ちるとその後しばらくは動けない。更にやっとこ飛び立った途端、車に吹っ飛ばされる彼らの姿を見て、人間が彼らを虐げているような感覚を覚えてしまったんですね。他の生き物でも変わらないはずなんですが、個人的な思いが強かっただけに、つい妙な感傷にふけってしまいました。

この素晴らしい「儚き帝王」が闇夜に舞うことができる、そんな環境がいつまでも残って欲しいものです。
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2006.04.23 | Comments(9) | Trackback(0) | ガ
