マルクビツチハンミョウ
スイコバネを観察しているシラカバ林ではマルクビツチハンミョウが多く見られた。
これまでは春先に見るツチハンミョウはほとんどがヒメだったのでマルクビには特別な感覚を抱いていたのだが、なんだいるところにはいるんじゃない、という感じ。
葉っぱむしゃむしゃ。
ツチハンミョウ類の生態については、つい最近の月刊むしに掲載された舘野鴻氏による記録が記憶に新しい。
事細かに記録されたヒメツチハンミョウの生態の記録はまさに圧巻という他はない。
特に一例幼虫の行動に関する記録には眼から鱗が落ちる思いがしたのであった。
擬死。
関節から黄色い体液でも出ていればよかったのだがしばらく突ついてみても全くその素振りがなく、最終的にはなんだかかわいそうになってしまったので解放せざるを得なかった。
個体ごとの性格とかもあるのだろうか…いやでも反射っぽい気もするしなぁ…。
♂?は時々こうして草の上に登ってじっとしているところが目についた。
また、見通しの効かない草むらの中で、一直線に♀に向かって歩いていく♂の姿も目にした。
こうして少しでも高いところに登ろうとするのは、飛翔できない彼らが少しでも早くパートナーを見つけるため、臭いを探しているのではないかと思う。
2016年4月30日 長野県茅野市
EOS7DMarkII
EF100mmF2.8MacroLISUSM
ストロボ(MT-24EX)
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2016.05.06 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
