梅雨時クリ園
最近新しく教えてもらった虫ポイントのすぐ近くにあったクリ園。
ちょっと気になったので寄ってみることにした。
最初に訪れた時はちょうどクリの花の時期。
どれどれどんなものが来ているかなと見てみると、一番多かったのはコアオハナムグリ。
それこそいくらでも、といった感じでくっついていた。
そこそこの数が見られたヒメトラハナムグリ。
取り立てて珍しい種ではないが、なんだか写真は撮りにくい種のように思う。
全身モフモフしているのはマルハナバチへの擬態だろうか。
そういえばトラハナムグリというハナムグリもいるのだが、そちらはまだ見たことすらない。
分布が偏っているのだろうか?
数は少ないがクロハナムグリの姿も。
地元では見られないのでちょっと得した気分。
クロハナムグリも分布が局所的ではないかと思う。
分布しているところでは少ないが見ないわけではないのに、いないところではいくら探しても見つからない。
不思議なハナムグリ。
そんなこんなでハナムグリ達を眺めているとホソアシナガバチ…ではなくてカシコスカシバが目の前を横切る。
追いかけていくと案の定幹にとまって産卵を始めた。
とまっているときはそうでもないが、飛んでいるところはホソアシナガバチに大変良く似ている。
クリの幹を探していくと、加害部が。
上の画像の丁度又になった部分、その付け根からいくつかの蛹殻が飛び出していた。
サイズ的、時期的に見てカシコスカシバで間違いない。
翌週再訪したが、既に花は終わりかけ。
下から梢を見上げると、ノコギリクワガタの♂と目があった。
いやぁ、もう夏ですね。
2016年6月9-16日 山梨県甲斐市
2016.06.24 | Comments(0) | Trackback(0) | 雑記
