オオキノコムシ
エチゴエゾゼミを見たくて新潟へ。
灯火を見回ってみたが、残念ながら見つけることはできなかった。
いや、そもそも羽化が遅れ気味なのか朝になって森を見回ってみても、昨年は沢山見つけられたエゾゼミの抜け殻がほとんどなかった。
また時期を改めて出直してみたい。
しかし、灯火のLED化が進んでいて、以前は沢山の虫が来ていた灯火に何も見つからないということが大変多くなった。
世の流れとはいえ、寂しいものがある。
折角来たのだからとブナ林を歩いてみた。
ある立ち枯れに、サルノコシカケ。
立派なオオキノコムシが齧りついていた。
オオキノコムシ科随一の巨躯を誇るオオキノコムシの生息にはサルノコシカケが沢山ある環境が必要なのであろう。
ブナの森以外にも生息しているかはわからないが、私にとってはブナの森の象徴の一つでもある。
ちょいと手に取り、指の先に残るピーナッツ臭を嗅ぎ改めて「ああ、オオキノコだ」なんて思うのだった。
2016年7月 新潟県十日町市
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2016.08.02 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
