ヨコヅナツチカメムシ
クマスズムシがいた場所にはヨコヅナツチカメムシが多かった。
…というより、ヨコヅナツチカメを見に行ったらクマスズムシがいたという方が正しいのだが…。
ヨコヅナツチカメムシは日本のツチカメムシの中でもずば抜けて大きく立派な種類である。
何しろ他のツチカメムシ類は大きくても10mm行くか行かないかなのに、本種は20mm近くなるのだ。
イメージとしては黒くて厚いオオコオイムシを思い浮かべていただければよいだろう。
彼らの主食は地面に落ちた植物の種子。
ここではニセアカシアの種などを吸収しているように考えられたが、確認はしていないので断定は避けよう。
本種は母校の構内に生息していて、そこではアオギリの種子をメインで吸収していた。
本種を含むツチカメムシ科の中には亜社会性を持つ種が知られ、ヨコヅナツチカメムシも子育てをするとのこと。
今度の生息地は近いし、忘れなければ観察してみたいと思う。
確かに見た目はちょっとゴキブリチックだし綺麗でもないかもしれないが(笑)、可愛らしくて魅力的なカメムシなのだ。
2016年9月 山梨県韮崎市
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2016.09.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カメムシ
