フユシャク探訪
11月も半ばを過ぎていよいよ冬も近づいてきた…はずだが、今年はどうにも季節の進みが遅いような気がする。
麓の林はまだ黄色に染まっていた。
標高を上げて霧ヶ峰へ。
例年最初に出てくるオオチャバネフユエダシャク♂。例年は11月頭から見かける種なので今年はずいぶん遅いように思う。
♂はポツポツと見つかるのだが、まだこの種の♀だと確定できる個体は見つけられていない。
ホストはカラマツが記録されており、基本的には少し高い山に生息するとされていて、平地の雑木林では見られない。
翌日昼、そのすぐ近くの林で探していると今度はチャバネフユエダシャクの♂。
オオチャバネフユとチャバネフユの♀は恐らく外見での区別は相当困難だというのに、同一地点で双方の発生時期が被ることになればますます持って単体での区別は不可能だろう。
こちらは山地から平地までどこでも見かける普通種…なのに、やっぱり♀はなかなか見つからない。
ウスバやナミスジはいくらでも見つかるのになぁ。
同じ林で多分ミヤマフユナミシャク。
未だにアキナミシャクと間違えないかビクビクしているぐらい、アキナミシャクと似ていると思う。
これもカラマツをホストとし、いち早く出現するとされているフユシャク。
別の山では見ていたが、ここでは初めてだ。
さて、今年はどれだけフユシャク見られますかね。
何はともあれ、いよいよシーズンイン。
2016年11月 長野県諏訪市
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2016.11.20 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ
