冬の土場から
静岡某所の谷筋へ。
ある虫を探しに行ったのだが、残念ながらかすりもせず。
折角ここまで来たので何かいないかと周りをウロウロすると小さな土場が。
なかなか面白そうじゃないかと見ていくことにする。
針葉樹の皮を持ち上げてみると出てきたのはクロヒラタカメムシ。
流石に寒いのかピクリともしない。
なんだかおもしろい質感をした虫でもある。
信州ではお目にかかれないのでこれはこれで嬉しい。
クビグロアカサシガメも出てきた。
良く似たアカシマサシガメと比べると小ぶりで、どこにでもいるが数は少ないといった印象。
アカシマサシガメは湿ったところだと大きな群れになったりするが、クビグロアカではそういう光景は見たことがない。
きっと両種ともにヤスデ食いなんだろうけど、棲み分けや食い分けをしていたりするのだろうか?
広葉樹の樹皮下から出てきたのはアカハネムシ一種の幼虫。
奇っ怪なヤツである。
上の画像からトリミング。
普段見るのはもっと長い突起が出ているものだが、ここのは短い突起。
ちょっと調べてみるとオニアカハネムシが近そうだが、現物がないので断定は避けておきたい。
うーん、冬の探索は地道に行くしかない。
2017年1月 静岡県富士宮市
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2017.02.01 | Comments(0) | Trackback(0) | 雑記
