早春の水辺で
山間の谷間にある小さな水たまり。
そろそろかなと覗き込んでみれば、やっぱりあったヤマアカガエルの卵塊。
早いものは既に発生が進んでいて胚が動き始めているものもあった。
カエルの卵を見ていたら、足元を動き回る小さな姿に気が付いた。
たくさんいたのはホソフタモンメダカハネカクシ。
ちょこまか動くので相性の良い個体を探して撮影した方が楽だった。
メダカハネカクシの仲間にはトビムシを捕食するものがいて、その捕食方法がヤゴみたいに下唇を伸ばして獲物を捕らえるというのだから驚きだ。
今回の観察では見ることはできなかったけれど、いつか撮ってみたいと思う瞬間である。
もっと小さな姿はホソメダカナガカメムシ。
体調は3mm程と大変小さなカメムシだが模様はなかなか個性的。
水辺にあった小さなスゲ類を寄主としているのだろう。
目には見えにくいけれど、小さな春はだんだんと動き始めてきた。
梅の花はだいぶ咲いてきたし、桜の花ももうすぐ本格的に咲き始めることだろう。
2017年4月 長野県諏訪郡
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2017.04.14 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫
