早春のガ・2態
イチゴキリガ EOS20D EF300mmf4LISUSM+kenko1.4*テレコン ストロボ
今夜は実に暖かい。ここのところ寒の戻りで寒い日が続いていたが、久しぶりに春めいた夜。明日は出勤日でネタが確保できそうにないのでしばらく前に撮影したものでも。
3月10日の夜、風は強いものの日が落ちても気温は高いまま(5度もあったようだ)で、なかなかどうしてウズウズする。昼間あまり撮影できなかったこともあって、我慢しきれずに家を出た。まずはフユシャクでよく行く公園へ行ってみたがあまり虫の姿は無い。やっぱダメかぁ…と一本のカエデの木を照すと滴が流れた後がある。懐中電灯を上へとずらすとキラリと何かが光った。ガだ!!
なんかよくわからんがとにかくガだ!!
イチゴキリガ EOS20D EF300mmf4LISUSM+kenko1.4*テレコン ストロボ
とにかく望遠レンズにテレコンを繋いで覗いてみると、間違いなく樹液を吸っているようだ。いやいや、間違いなく季節は進んでいるんだねぇと嬉しくなってくる。とにかく撮影し、唯一持っていたタモで採集して家へ連れ帰ったところ、どうやらイチゴキリガという種類らしいことが判明した。風になびく触角がラヴリーだ。
クロテンフユシャク? EOS20D EF100mmMacroUSM+kenko1.4*テレコン ストロボ2灯
その後はマンサクやオウバイなどの花を見てまわったがこちらはなにもなし。コナラ林へ場所を移して探索するとシロフフユエダシャク1♂とウスバ系の交尾ペアが見つかった。初冬に見かけるウスバフユシャクとは別種のようで、黒い鱗粉がゴマシオのように混じって見える。前翅外横線のパターンからするとクロテンフユシャクのように見えるのだが確信は持てず。ホソウスバもしっかり見たことがないのでこの辺は宿題になりそう。
ひとしきり撮影を終えるとふと我にかえる。風がかなり強くなっていてあまり長居はしたくない雰囲気だ。停めてあった車に戻る頃には翌日の雪の兆しか、冷たい感触が頬に当たるのを感じた。
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2007.03.23 | Comments(0) | Trackback(0) | ガ
