fc2ブログ

春の河原でゴミムシ探し

河原

とある虫の情報をいただき某所の河原へ。
感じとしては砂地になっているが、そこここにちょっと大きめの石が残っているようなところで、かつ植生が付いているようなところ。
クロコウスバカゲロウの巣
砂地にはところどころアリジゴクの巣が。
こんなところに作ってるのはクロコウスバカゲロウかな。

さて、ここでは湿った砂地をよ~っく見ながら歩くことになる。
しばらく歩いていると黒い点が見えてきた。
ドウイロミズギワゴミムシ
見えてきたのは小さなミズギワゴミムシ達。
大体体長は5mm程度だろうか。
しかし小さいうえによく走り、その上よく飛ぶ(!)
虫をそこそこ知っている人なら、ノミバッタサイズで挙動がハンミョウなゴミムシといえばわかるだろうか。
つまり撮りにくい…

数が多くて目によくつくのはドウイロミズギワゴミムシ。
鞘翅に4つの金色紋があり、良く目立つ。
体型もがっちりしているし、全体的にかっこよい。
しかしここでのお目当ては君ではないのだよ…。コホソトビミズギワゴミムシ
そしてドウイロミズギワゴミムシに混じって、一回り小さいゴミムシがいるのに気が付いた。
こちらがお目当てその一、コホソトビミズギワゴミムシ…らしい。
というのもよく似たホソトビミズギワゴミムシというのがいるらしいのだが、そちらも見たことがないので違いがよくわからない。ついでに紋も入っていない。
どちらかと言えば前種の方が好みだが、こちらは残念ながら最近よく聞くフレーズ「近年急激に数を減らしている」に該当しているようだ…。
いつまでもその姿が見られるといいのだけれど。

そしてお目当てその2が見つからないので場所を移動しながら日が暮れても探すことしばし。
もう今日は無理かなと思ったところで視界に入ってきたのが
カワラゴミムシ
あああ…
君だ…
君だよ…
カワラゴミムシ
ということで、お目当てのカワラゴミムシ。
その特異な形態は小学生のころから図鑑で見ておなじみだったが、生きている現物に出会ったのは初めてである。
想像以上に作りものっぽい造形だ。
しかしあれだね、背中の模様は砂地に生息する甲虫に普遍的に表れる模様なんだろうか。
カワラゴミムシ、カワラハンミョウ、ホネゴミムシダマシ、ヒョウタンゴミムシダマシ…
みんな似たような斑紋パターンに思えるのだが。カワラゴミムシ
うん、佳きかな。
今回は生態まで見せてもらえなかったので、次はそこんとこよろしく。

2021年4月 長野県
関連記事
スポンサーサイト



2021.04.09 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

コメント

コメントの投稿


秘密にする

«  | HOME |  »

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

プロフィール

spatica

Author:spatica
生息地:信州諏訪地方
性別:♂
ムシは好きだが見つけられない、典型的なふしあなさん。
画像の貸し出しについては下記までご連絡ください
spatica@mail.goo.ne.jp

月別アーカイブ

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索