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クロツヤヒゲナガコバネカミキリ

先日知人からグミ(たしかナツグミ?)の枝をいただいた。
なんでもクロツヤヒゲナガコバネカミキリという舌を噛みそうな名前のカミキリムシが出てくるという。
ヒゲナガコバネカミキリの仲間は存在は知っているけれど実物にはとんとお目にかかったことがない。発生期に花掬いをすれば見られそうなものだが、なかなかそこまで目が行き届かず後回しになっていた部類だ。
クロツヤヒゲナガコバネカミキリ
そんなグミの枝を容器に入れて待つこと何日か。
案外あっさりと、かつワラワラと湧いて出てきた。若干の例外はあったが、羽化タイミングの斉一性が極めて高いように思う。2日間でほとんどすべての個体が羽脱してきた。これだと野外で採集する場合も数日のズレが大きな成果の違いとなってしまいそうだ。
かつてはミドリヒゲナガコバネカミキリと言われていたらしく、”図説 長野県のカミキリムシ(1981)”ではそんな記述になっていた。藍色の上翅は目立たないがよく見れば美しい。クロツヤヒゲナガコバネカミキリ
♀は少しふと短くがっしりした体つき。
個人的にはこっちの方が惹かれるかな。クロツヤヒゲナガコバネカミキリ
翅を開くとそのコバネっぷりがよくわかる。
河川敷のグミの新鮮な枯死木に集まるそうなので、今度そんな環境を見つけたら気にしてみたい…かな(忘れそうだけど)。

2023年3月(飼育羽化)
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2023.03.20 | Comments(0) | Trackback(0) | 甲虫

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