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そこはかとなく馬来な日々 その2:ボロボロライトトラップ

夕焼け
夕焼け CaplioR6
宿に荷を置いたところで裏山のトレッキングパスに向かった。ここではオオゴキの仲間やトゲトゲのテンダマ、ニシキシジミタテハの仲間などを見ることができたのだが何故か撮影はほとんどしなかった。


ヒラタカメムシの一種?
ヒラタカメムシの一種? EOS5D EF100mmMacroUSM ストロボ トリミング
唯一撮影したのがコレだ。今考えても何故撮影したのか分からない。ヒラタカメにしちゃ厚すぎる気もするのでノコギリカメの若虫かもしれないなぁ。

で、散策を終えてからは早めの夕食をとってライトトラップをしてもらうことに。今回の遠征では最終夜が満月と月齢最悪なので、いきなりライトをすることになったのだ。ちなみに後輩Aはすでに前日にもライトをやっており、そこそこの成果をあげられたみたいだった。
スチームボート
スチームボート CaplioR6
夕食はもちろんスチームボート。キャメロン名物らしいが意外と普通。だが旨い。

ライトトラップ
ライトトラップ EOS5D Sigma15mmfisheye
夕食を終えてライトの現場へ移動。今回の遠征最初で最後のライトトラップの開始である。

…………………が、冴えない。あまりにも冴えない。熱帯らしくガガーンのブオーンのバシューンって感じで虫が来てくれるのを期待したのだが、気温が低めなのと月齢が災いしてか、虫の集まりはあまりよくなかった。

以下目ぼしいものを。
コオロギの一種
コオロギの一種 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
やたらと飛んできたコオロギ。日本のエンマコオロギを一回り大きくして派手にした感じ。ライトの周りで鳴くふてぶてしい輩。
ヤミスズメバチ
ヤミスズメバチ EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
マレーのライトでは名物?ヤミスズメバチ。夜行性なのでライトに飛んでくる。しかも勝手に獲物を捕らえて肉団子にまでしている。お金払ってください(笑)。
三巻虫
三巻虫 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
甲虫なのはわかるのだが、そこから先がよく分からない虫。日本に近縁のものはいるのだろうか?原色日本甲虫図鑑に載っているとすれば間違いなく三巻確定だろう。
びーとるず
びーとるず EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
その他の甲虫たち。左上はルニフェルホソアカクワガタの♀。♂も飛来したが、撮影する間も無くヨシアキちゃんの毒瓶に消えていった。右上はクロツヤムシの一種。左下はやたらとデカいコフキコガネ。右下は美しいアシナガコガネの仲間。
ガの仲間
ガの仲間 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
種類はさっぱり分かりません(笑)。前日はハグルマヤママユも来たみたいだけどこの時は会えずじまい。
カメムシの仲間
カメムシの仲間 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
上の二つはナガカメの仲間。左下はトゲサシガメの近縁種?右下のカメムシはツヤツヤのテカテカで面白かった。
その他
その他 EOS20D EF100mmMacroUSM ストロボ
その他の方々。左上のセミはとにかくちっちゃくて、体だけなら小指の爪ぐらいの大きさ。右の二つはオシャレ虫ですね。
ヒメカブト♀
ヒメカブト EOS5D 15mmfisheye ストロボ
ヒメカブトの♀。コーカサスも♀は来たのだが♂は来なかった。ミーハーなもの好きだねと言われても、やっぱり絵になる大きな虫は見てみたいものだったのだが…。

一応ライトは10時までやったのだが、本命と言えそうなのは最後まで来なかった。残念だが仕方ない。

ライトを終えて撤収し、最後は街の中の外灯を見回る。
この時は運良くヨシアキちゃんが大きなディディエールシカクワガタをゲット、自分もライヒヒラタクワガタの大歯型を採集することができた。ディディエールは写真に撮れなかったのだが、ライヒは後で写真をお見せしませう。

あ、あと個人的な大ヒットはコレ。
テイオウゼミ
テイオウゼミ CaplioR6
世界最大のセミ、テイオウゼミ。ホントに町の中に落ちているとは…。

マレーシアの一日目はこれにて終了。疲れてたのでサクサクと寝ることにした。

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2007.05.08 | Comments(8) | Trackback(1) | 遠征記

コメント

sapaticaさん、ちょっと見ない間にマレーまで昆虫採集に行っていたんですね。羨ましいです。ただ一方で、結構集まってくる虫が恐くはないですか?ドクガのような毒を持っている虫が出たら、と思うとちょっと手掴みしづらいような・・・・。

2007-05-10 木 01:32:42 | URL | タロ #ZH4/D1WU [ 編集]

>>タロさん
今回はまとまった休みが取れそうだったので思い切って行くことにしました。結果はどうあれ、まずは動いてみないと始まらないということに最近気づきましたので(汗)。
確かにライトではわけの分からない虫も飛んできますよね。毒がありそうだったりヤバそうな雰囲気の虫は手掴みせずに網で採集するか入れ物に直接放り込むようにしています。

2007-05-10 木 22:09:49 | URL | spatica #- [ 編集]

個人的にはヤミスズメが気になります。名前からしてかっこいいですよね。
こうやって飛来した昆虫をならべると見ごたえあるねえ。

2007-05-15 火 09:17:28 | URL | くぼ #- [ 編集]

おひさです

>くぼ様

ヤミスズメは、月齢の良い時期なら嫌になるぐらい飛んできますよ。
Tanah Rataの町中の灯火にも普通に飛んできますし、ライトなぞやろうものなら数十頭単位で飛んできます。幕に近づくのが怖くなるぐらいに。

…いや、今回もそうなるであろうと思っていたんですが……月齢って影響大きいんだなぁ、と。

2007-05-15 火 10:41:32 | URL | 後輩A@暁 #- [ 編集]

>>くぼ
ヤミスズメは思ったより小さかったな。後輩Aも書いているけど、今回はあまり多くなかったんじゃないかなぁ。
>>後輩A
よっ、お疲れさんでした。今回はすっかり月齢&低温にしてやられたよね。また次に行く時は月齢も考慮にいれないといけないねぇ。

2007-05-15 火 20:26:11 | URL | spatica #- [ 編集]

>spatica様
お疲れ様です。
その後、原因不明の高熱にうなされたりはしていませんか?(笑)

低温はまだしも、月齢にはしてやられましたね。ここまで影響大きいとは…。前回(一昨年)は、町中の灯火であれぐらいの数のヤミスズメが来てましたからね。

…とは言え、GWでもなきゃ、あれだけの休みはそうそう取れないですしねぇ…難しいところです。

2007-05-16 水 08:57:27 | URL | 後輩A@暁 #- [ 編集]

いつもお世話になっております。

私は大阪の読売テレビの伊藤と申します。
今回、私共の番組でセミについて取り上げようと
思っております。

その際に、ふしあな日記に掲載されているテイオウゼミの画像を
番組で使用できないかなと思っております。

OA日が来週となっておりますので
取り急ぎ連絡いただけないでしょうか?

忙しい所、申し訳ございません。

2011-08-04 木 10:08:29 | URL | 伊東泰助 #- [ 編集]

>>伊東泰介様
メール返信いたしました。ご確認ください。

2011-08-05 金 08:02:54 | URL | spatica #- [ 編集]

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エンマコオロギエンマコオロギ灯火に飛来したメス生物の分類|分類界:動物界 Animalia門:節足動物門 Arthropoda綱:昆虫類|昆虫綱 Insecta目:バッタ目(直翅目) Orthoptera亜目:キリギリス亜目 Ensifera(剣弁亜目)上科:コオロギ上科 Grylloidea科:コ

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